映画-Movie Walker > 作品を探す > 昭和残侠伝 一匹狼

「流れ者仁義」を共同執筆した山本英明と、松本功が今度も二人でシナリオを執筆。「昭和最大の顔役」の佐伯清が監督した「昭和残侠伝シリーズ」第三作。撮影は、「続・おんな番外地」の星島一郎が担当した。

4/5
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昭和の初期。銚子に近いある漁港町。間もなく近づくマグロ漁を前に、他の網元をつぶして、マグロを独占して、ひともうけしようと企んだ網元川鉄一家は、暴力と札束で網子を着々自分の傘下に収めていた。老舗の網元、浜徳の主人浜田勇吉も、浜徳を助ける潮政一家の貸元秋津政太郎も、川銀一家にほとほと手を焼き、はやる子分の気持を抑えるのに必死だった。元、関東島津組の幹部だった武井繁次郎が、政太郎の家に住みついたのはこんな時だった。繁次郎は、川銀の仕打ちに腹をたてるのもさることながら、昔の親分を暗殺した刺客桂木竜三が、川銀一家にわらじを脱いだということを聞き、復讐の機会を狙っていた。そしてこの港町で公演している女剣戟五月不二子一座に働く、昔の弟分弁慶松も、繁次郎を助け竜三の動静を見守っていた。そんなある日、川銀の貸元銀五郎は、仲買人まで買収しようと計り、防ごうとした政太郎を手下に射殺させた。いきりたつ潮政一家の子分達をなだめ、自分にまかせてくれといったものの、繁次郎の心は重かった。繁次郎が初めて惚れた小料理屋の女主人美枝は、竜三の妹だった。そして竜三も仁義をわきまえたいい男だった。この場を丸く収めたいと繁次郎は、浜徳のために大洗の木崎親分に頼み、やっとのことで網子を貸してもらった。それを聞いた銀五郎は、浜徳の漁船の焼打ちにかかる一方、竜三に繁次郎を斬ることを命じた。心ならずも竜三を倒した繁次郎は、その足で川銀一家になぐりこんだ。川銀一家の子分を斬りまくり、浜辺を逃げる銀五郎を一刀のもとに斬り倒した。すべてが終った。呆然と立ちつくす美枝の前を、繁次郎は警官にひかれていった。見送る美枝の眼は、いつしか涙にぬれていた。

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作品データ

製作年 1966年
製作国 日本
配給 東映
上映時間 90
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スタッフ

監督 佐伯清
脚本 松本功山本英明
企画 俊藤浩滋吉田達
撮影 星島一郎
音楽 菊池俊輔
美術 藤田博
編集 長沢嘉樹
録音 加瀬寿士
スチール 遠藤努
照明 桑名史郎

キャスト

武井繁次郎 高倉健
桂木竜三 池部良
桂木美枝 藤純子
秋津政太郎 島田正吾
秋津加代 扇千景
ホラ留 潮健児
サンマの勝 佐藤晟也
浜田勇吉 御木本伸介
清七 山浦栄
利助 菅原壮男
幸平 土山登志幸
忠一 山之内修
磯吉 沢彰謙
民雄 松平峯夫
彦造 藤山竜一
弁慶松 小島慶四郎
文次 北山達也
五月不二子 雪代敬子
中村菊之丞 加賀屋玉之助
本間昌作 中村竹弥
川崎銀五郎 河津清三郎
竜巻の寅 佐藤京一
鮫平 北川恵一
仙太 大前均
源治 ミスター珍
西川 河合絃司
加藤 佐川二郎
木崎 高木二朗
飯塚 志摩栄
古山 久保一
高岡 杉義一
象潟署の巡査 北峯有二
弁天一家の幹部A 日尾孝司
弁天一家の幹部B 水城一狼
賭場の壷振り 伊達弘
医者 片山滉
川銀の妾 伊藤慶子
川銀側の網元A 小塚十紀雄
川銀側の網元B 山田甲一
仲買A 岡野耕作
網子A 沢田浩二
網子B 須賀良
ネコ 曽根晴美

レビュー

どうやら、あんたに惚れちまったなあ。

投稿者:やまひで

(投稿日:2019/9/18)

「どうやら、あんたに惚れちまったなあ。」と繁次郎(高倉)に、…

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