映画-Movie Walker > 作品を探す > けものみち(1965)

松本清張の同名小説を、「大根と人参」の白坂依志夫と「君も出世ができる」の須川栄三が共同で脚色、須川栄三が監督した推理もの。撮影は「自動車泥棒」の福沢康道

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中風で寝たきりの夫寛次を、女中勤めで養っている成沢民子は、客のホテル支配人小滝に誘われ、事故死をよそおい、夫の寛次を焼き殺した。そして民子は翌日、小滝の紹介で弁護士秦野と共に鬼頭洪太の邸を訪れた。中風で身体の不自由な老人鬼頭の世話をするため民子は選ばれたのだ。金にまかせた華美な生活、民子は鬼頭に身体をまかせながら、いつか小滝が忘れられない人となった。一方焼死事件に不審を抱いた警視庁捜査一課の久恒刑事は、当日現場付近に民子らしい女がいたことを聞きこみながら、民子のアリバイを崩せず、次第に民子の美しさに職業を逸脱したみだらな行為を迫るのだった。久恒の調査で、鬼頭は元満州浪人で、戦後莫大な金を手にし、政治を裏から動かし、右翼団体を握っている人物であり秦野とは、かつて鬼頭のもとで働いていた鉱夫の偽名で、本物の弁護士秦野は満州で行方不明となっていた。また小滝は左翼くずれで、満州から古美術を盗み秦野らに近づいて、一つのラインを形成していることが判明した。その頃政界では、ある殺人事件にまきこれた高速道路公団総裁香川が辞職し、新しい総裁が椅子についた。鬼頭のさしがねであることは当然ながら、確証がつかめず久恒はいらだった。だが鬼頭の手は久恒のうえにものびた。知りすぎた久恒は退職を勧告され呆然とした。そして数日後、久恒は鬼頭の用心棒黒部に殺害された。事件は複雑な人間関係を見せた頃、鬼頭が死亡、通夜の鬼頭邸で秦野が殺害された。民子は今さらながら、自分の置かれた立場に恐怖を感じた。小滝を訪ねた民子は、ある安宿に逢瀬を楽しんだが、入浴中、不意に乱入した黒部の手で石油をかぶり火だるまとなって死んだ。だがその黒部も、浴室の戸をいち早く閉めてニヒルな笑いを浮かべる小滝の策に、自ら滅んでゆくのだった。

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作品データ

原題 Beast Alley
製作年 1965年
製作国 日本
配給 東宝
上映時間 140
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スタッフ

監督 須川栄三
製作 藤本真澄金子正且
原作 松本清張
脚色 白坂依志夫須川栄三
撮影 福沢康道
合成 三瓶一信
音楽 武満徹
美術 村木与四郎
編集 黒岩義民
録音 伴利也
スチール 石月美徳
助監督 西村潔
照明 石井長四郎
整音 下永尚
製作担当者 島田武治

キャスト

成沢民子 池内淳子
成沢寛次 森塚敏
小滝章二郎 池部良
久恒義三 小林桂樹
久恒勝代 宮田芳子
鬼頭洪太 小沢栄太郎
秦野重武 伊藤雄之助
渡部米子 大塚道子
黒谷隆 黒部進
おせき 菅井きん
香川敬三 千田是也
熊谷四郎 竜岡晋
桧原映子 千草みどり
小泉 矢野宣
沢杉病院院長 青野平義
恰幅のいい男 秋月竜
桂木 土屋嘉男
高森 有馬昌彦
酒屋の主人 田武謙三
小滝事務所女事務員 森今日子
芳仙閣女将君子 平井岐代子
芳仙閣女中町子 千石規子
芳仙閣女中行子 浜路由美
芳仙閣女中美枝 清水由記
下働きの女中 高原とり子
番頭 勝本圭一郎
深見 手塚勝巳
深見の使いの男 谷晃
若い男1 伊吹徹
若い男2 権藤幸彦
弁護士協会事務員 堤康久
ホテル協会係員 渋谷英男
ハンチングの男 小松方正
人夫A 伊吹新
人夫B 庄司一郎
岡村代議士 佐々木孝丸
佐伯代議士 松本染升
警視庁の幹部 清水元
警視庁刑事部長 倉橋宏明
警視庁捜査一課長 西条竜介
警視庁捜査一係長 稲葉義男
沢刑事 中丸忠雄
刑事A 伊藤実
刑事B 鈴木治夫
私服刑事 坪野鎌之
村田 草間璋夫
浅沼 池田生二
坂井 石田茂樹
鬼頭家女中A 矢野陽子
鬼頭家女中B 田辺和佳子
おかめ女中 杉浦千恵
梅の井女中 雨宮貞子

レビュー

やっぱり松本清張原作は凄い!

投稿者:たっかん

(投稿日:2016/07/03)

ひとりの女が、ふとしたことから政界の黒幕の側近的な女性となり…

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