映画-Movie Walker > 映画作品を探す > 異聞猿飛佐助

中田耕治の原作を、福田善之が脚色、「美しさと哀しみと」の篠田正浩が監督した忍者もの。撮影もコンビの小杉正雄

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関ケ原合戦後、徳川・豊臣は対立。乱波、忍者が入り乱れ攻防戦は熾烈を極めていた。徳川方隠密の総帥は郡山帯刀と高谷左近、豊臣方は是村童之と野尻鷹之介であった。信濃路で関ケ原浪人稲村光秋に会った佐助は、光秋が徳川方の総帥郡山帯刀が、豊臣方に寝がえる手引きをしていることを知り、また、両派の忍者が暗躍する諏訪城を無事通過するため、切支丹小林弥四郎を、諏訪奉行久仁玄蕃に売ったことも聞いた。東餅屋の宿場で捕えられた弥四郎の一行に会った佐助と光秋は、弥四郎を人かげから火のような眼差しで瞶める男甚内と、美しい女お喜和の姿を見た。宿場で高谷左近一味に襲われながら、諏訪の大畑屋に泊った左助は、十七、八の娘お美代に常真寺に来るよう耳うちされた。一方光秋は、佐助の入浴中釘を額にうたれ殺害されていた。宿の騒動をのがれて逃げる途中、佐助はお喜和と再会した。喜和は女間者であった。約束の常真寺に行った佐助は、大阪方の是村重之が、帯刀の行方について、会見を申しこんでいる旨を知った。宿小池屋に戻った佐助は、喜和の惨殺された姿を見た。側に立つ白装束の左近は、佐助に帯刀の身柄を申し受けたいと迫った。だが隙を見てのがれた佐助は、玄蕃の輩下に襲われ、堀川和孝の屋敷に救け出されていた。かつて東餅屋で見た甚内こそ、和孝であった。そして和孝は、徳川方に味方する玄蕃に反し、家老の身で豊臣方についていた。野尻鷹之介は、佐助が真田幸村の輩下にありながら、徳川方の左近とも通じていることに不審を抱いていた。光秋の死後、帯刀の行方を知るのは佐助だけと、狙った両派の乱波が、彼を必死で追っていたのだ。左近に会うため、お美代と常真寺に向う途中、お美代は玄蕃らにさらわれ、左近の助力も虚しく大野屋敷にとらわれの身となった。左近の輩下と、甚内の手下の助力により、お美代と弥四郎を助けた佐助は、和孝と帯刀が親子であり、弥四郎は帯刀の息子であることを知った。平和な暮しを望む和孝に動かされ、諏訪に帯刀を見つけ、横河に落ちた弥四郎、和孝を追うよう説得する途中、後を追った左近、鷹之介と左助は死闘をくりひろげ、佐助は左近を斬った。横河に向って急ぐ帯刀と左助を待ち伏せた鷹之介は、弥四郎と帯刀を斬った。その見事な打鉤の技は、佐助に光秋、お喜和の死にざまを思わせた。二人を殺したのは鷹之介であったのだ。そして東西に通じていたスパイこそ、鷹之介であったことをつきとめた佐助は、鷹之介を斬った。霧隠才蔵の待つ横河へ向う途中佐助は、お美代に、結婚の約束を申しでるのだった。

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作品データ

原題 Samurai Spy
製作年 1965年
製作国 日本
配給 松竹
上映時間 99
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スタッフ

製作 山内静夫
原作 中田耕治
脚色 福田善之
監督 篠田正浩
撮影 小杉正雄
音楽 武満徹
美術 大角純一
照明 青松明
録音 西崎英雄
スチール 久保哲男
編集 杉原よ志

キャスト

猿飛佐助 高橋幸治
稲村光秋 戸浦六宏
お喜和 渡辺美佐子
甚内(堀川和孝) 宮口精二
小林弥四郎 入川保則
久仁玄蕃 穂高稔
高谷左近 丹波哲郎
お美代 吉村実子
老僧(常真寺上人) 浜村純
是村重之 小沢栄太郎
野尻鷹之介 佐藤慶
どもり 内田透
佐藤 常田富士男
郡山帯刀 岡田英次
霧隠才蔵 石原慎太郎
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