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今東光の原作を「悪名一番」の依田義賢が脚色「赤い手裏剣」の田中徳三が監督した“悪名”シリーズ第十作目。撮影もコンビの宮川一夫

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大阪へ舞い戻った朝吉は“悪名”の足を洗う決心で、清次との別れの宴を“びっくり鍋”という小料理屋で開いた。宴も終り朝吉は、あり金をはたいて清次の旅費として与え、宴の払いは“びっくり鍋”で働いて払うと申しでた。これに同情した、店で働くお米は、稼がせてやろうと朝吉を女ばかりの賭場へ案内した。ここで朝吉は町工場の女社長・お政を相手に百万以上の大金を勝ちとった。窮したお政は、小切手を乱発した。だがこれを使えば小切手は不渡りになり工場はつぶれてしまう。これを知った朝吉は、胴元・遠藤に取りたての延期を頼んだ。しかし遠藤はこれを拒否した。困りはてた朝吉は賭場の元締・春田正太郎という、この土地の親分に話を持ちこんだ。ところが意外にもこの親分というのが“びっくり鍋”のおやじでお米の父であった。清次を送りだした朝吉は翌朝正太郎に直談判した。正太郎も一旦はどなりつけたものの朝吉の男気にほれて、小切手はそのままお政に帰された。そしてお米といい仲になった朝吉はこの土地でラーメン屋の屋台店を出した。が、これを面白く思わない遠藤は、お政をだまして、工場を抵当に借用書を書かせる一方、身内の中津組にたのんでいやがらせをはじめた。ところがこの用心棒の一人は、故郷へは帰らず、今では中津一家のいい顔になった清次であった。この関係を知った遠藤は清次を痛めつけた。一方正太郎はこんな遠藤の非道ぶりをとがめ、達藤を破門した。窮地にたった遠藤は、正太郎を殺し、お政の息子健太郎を誘拐して朝吉を脅迫した。朝吉は工場の権利書と引きかえに健太郎を取り戻すと、“悪名”の血を爆発させ、かけつけた清次と共に遠藤と中津を打ちのめした。二人はまたしっかり手をにぎり合った。

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作品データ

原題 Two Notorious Men Strike Again
製作年 1965年
製作国 日本
配給 大映
上映時間 81
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スタッフ

企画 財前定生
原作 今東光
脚色 依田義賢
監督 田中徳三
撮影 宮川一夫
音楽 鏑木創
美術 内藤昭
照明 中岡源権
録音 奥村雅弘
スチール 西地正満
編集 菅沼完二

キャスト

朝吉 勝新太郎
清次 田宮二郎
お米 二代目水谷八重子
お政 ミヤコ蝶々
遠藤 佐藤慶
中津 島田竜三
直治郎 千波丈太郎
夫人甲 毛利郁子
有閑マダム ミス・ワカサ
正太郎 内田朝雄
村井 南条新太郎
幹部甲 玉置一恵
幹部乙 杉山昌三九
幹部丙 堀北幸夫
夫人乙 若杉曜子
健太郎 杉山光宏
信次 志賀明
由公 西岡弘善
中津の若い者 勝村淳
びっくり鍋の女中 森下昌子
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