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和田夏十白坂依志夫、谷川俊太郎、市川崑の共同シナリオを軸に、ニュース、劇映画のキャメラマン一六四人が、イタリアテクニスコープ・カメラ五台と、二〇〇ミリ、一六〇〇ミリの超望遠レンズ、その他光学技術最高の技術をふるって撮影した、五輪映画初のワイド版。また監督の一員として参加した安岡章太郎が、体操と一人の選手のエピソードを担当、谷川俊太郎がカヌー競技の撮影にあたった。総スタッフ五百五十六人、総監督市川崑。2004年に市川監督自身が再編集し、音声を5.1ch化した「東京オリンピック 40周年特別記念 市川崑 ディレクターズカット版」(148分)が発表された。

4/5
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ブルドーザーが鳴り、東京の街々は“東京オリンピック”の歓迎準備は万端整った。ギリシャに端を発した近代オリンピックの火が、太平洋を渡って、今、東洋の国日本に近づいている。羽田空港には、アメリカ選手団を初めとして、各国選手が到着した。万国旗のひらめく中、聖火は点火され平和を象徴する鳩が放された。翌日から競技が開始された。一〇〇米男子決勝ではアメリカのへイズが、走高跳男子決勝ではソ連のブルメルが優勝。つづいて、砲丸投男子決勝でアメリカのロングが女子決勝ではソ連のタマラ・プレスが優勝。円盤投男子決勝ではアメリカのオーターが、女子決勝では再度タマラプレスが勝った。そして薄暮の中で、熱戦をくり広げた棒高跳は、ついにアメリカのハンセンの上に輝いた。翌日、雨空だった競技場で、一万米決勝でアメリカのミルズが優勝、つづい男子二〇〇、女子走高跳、女子槍投とうが行われた。八〇〇米女子決勝では、イギリスのパッカーが優勝。競技場のあちこちでは美しく逞しい身体がゆき交う。いそがしく動く報道陣の群れを追うように、国歌が流れ、女子八〇メートル・ハードル期待の依田選手が口笛を吹いて緊張をほぐしている。体操では、日本選手が堂々と君が代を鳴らした。今度初めて参加した国もある、チャドだ。三名の選手が参加した。二度と来られないだろう。競技場の晴れの舞台で、独立国の責任と喜びを味わった。日本のお家芸、重量挙、レスリング、柔道も、予想以上の成績だった。フェンシング水泳、フリーライフル、自転車、サッカー、ホッケー、バスケット、水球、馬術、そして、バレーボールでは、東洋の魔女が君が代を鳴らした。カヌー、ボート、ヨット、競歩、近代五種と競技は展開し、オリンピック最後を飾るマラソンは、アべべの楽勝で終った。すべて終了した。メキシコで再会する日を祝して、聖火は太陽へ帰った。メキシコの国旗がメインポールに翻えっている。

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作品データ

原題 Tokyo Olympiad
製作年 1965年
製作国 日本
配給 東宝
上映時間 170
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スタッフ

総監督 市川崑
製作 オリンピック東京大会組織委員会
プロデューサー 田口助太郎
監修 青木半治今日出海南部圭之助田畑政治竹田恒徳与謝野秀
脚本 和田夏十白坂依志夫谷川俊太郎市川崑
企画 オリンピック東京大会組織委員会
撮影 林田重男宮川一夫長野重一中村謹司田中正
音楽監督 黛敏郎
音楽演奏 読売日本交響楽団
プロデューサー補佐 清藤純熊田朝男谷口千吉
編集 江原義夫
録音監督 井上俊彦
録音 アオイスタジオ
記録 中井妙子
写真 国際フォトマン・グループ
ナレーション 三国一朗
技術監督 碧川道夫
美術監督 亀倉雄策
現像 東洋現像所
制作デスク 宮子勝治大岡弘光
監督部 細江英公亀田佐日下部水棹前田博中村倍也錦織周二奥山長春柴田伸一渋谷昶子杉原文治富沢幸男山岸達児安岡章太郎吉田功
撮影部 伊藤義一松井公一三輪正中村誠二小川信一斎田昭彦瀬川浩潮田三代治山崎敏正山口益夫
照明部 村瀬栄一中村栄志嶋昌彦
録音部 加川友男水口保美田中雄二
編集部 林昭則石川英夫松村清四郎
宣伝担当 土屋太郎
協力 防衛庁警視庁東京消防庁

レビュー

芸術的なオリンピック映画

投稿者:たっかん

(投稿日:2016/07/06)

市川崑監督による芸術的なオリンピック映画である。 デジタル…

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支持者:0人

よみがえる青春

投稿者:okara

(投稿日:2009/06/09)

リアルタイムにテレビ中継でマラソン、競泳、重量挙げ、バレーボ…

[続きを読む]

支持者:1人

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