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菊村到の同名小説を、三村晴彦が脚色「太陽を抱く女」の番匠義彰が監督した青春もの。撮影は「続道場破り 問答無用」の太田喜晴

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新庄まゆみと三石潔は、多くの恋人達と同じように、デイトを楽しみ、時には、愛を確め合うという、極く平凡な恋人同士だ。三石は、仏文を専攻する学者肌の青年だが、まゆみの新鮮な肉体に対しては、常に戦闘的、攻撃的であった。そんな三石を、まゆみは潔癖さと、未知への恐れとが入り交った感情で、うけいれることができなかった。三石は、その不満を、年上のユキ子によって慰めていた。まゆみの勤めるデザイン研究所の古木の妻、茂登子は、そんな彼女の考え方を不自然だと忠告した。まゆみは、態度で否定しながらもそんな茂登子の言葉を、心の中で、理解していた。やがて、三石とまゆみは、結ばれた。それは、みずみずしく、感動的でさえあった。まゆみの父新庄豊は会社の重役であったが、妻のエイとの間は、不仲でバーのホステス照美を愛人にもっていた。豊には、エイが同郷の男と間違いを起し、まゆみという子供を生んだのを、許すことができなかったのだ。自分の出生の秘密と、父の情事を知ったまゆみは、房総の海辺に、実父を訪ねたが、そこで、まゆみは自分の身体の変調を知った。妊娠したまゆみの最大のショックは、三石と、ユキ子の関係であった。「三石のように汚れて、私も対等になろう」憎く憎くしく、三石に、そうたたきつけると、みゆきは、夜の街に出た。だが怒りと絶望からプレイボーイ屋沢を求めてみたものの、みゆきは、自分を捨てきることが出来なかった。明け方、疲れきったみゆきは、三石の許へ帰って来た。「私、堕落できなかった……」美しい涙が、二人の頬を濡らした。

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作品データ

製作年 1964年
製作国 日本
配給 松竹
上映時間 84
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スタッフ

監督 番匠義彰
製作 佐々木孟
原作 菊村到
脚色 三村晴彦
撮影 太田喜晴
音楽 牧野由多可
美術 逆井清一郎
編集 大沢しづ
録音 小林英男
スチル 堺謙一
照明 豊島良三

キャスト

新庄豊 山形勲
新庄エイ 沢村貞子
新庄まゆみ 北林早苗
古木 山内明
古木茂登子 南田洋子
三石潔 勝呂誉
屋沢一郎 津川雅彦
照美 三ツ矢歌子
ユキ子 富永美沙子
堀田 菅原文太
管理人 中村是好
女事務員 八代起世美
みどり 初名美香
園子 松井康子
柿沼史郎 高木信夫
作蔵 遠山文雄
吉永 永井秀明
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