映画-Movie Walker > 作品を探す > 女の一生(1962)

森本薫原作から「忠臣蔵 花の巻・雪の巻」の八住利雄が脚色、「黒の試走車」の増村保造が監督した文芸もの。撮影もコンビの中川芳久

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◇明治三十八年。旅順開城の祝勝気分に酔う提灯行列が東京の町を埋めていた。そんな夜、布引けいは堤家の一員になった。十六歳のけいは両親を失い叔父夫婦に引きとられたが追い出され、路頭に迷い、堤家の賑やかさに魅かれて木戸口をくぐってしまったのだ。そして、女主人しずに懇々とさとされたが、彼女には帰る家がなかった。そんなけいを救ってくれたのは次男栄二だった。しずはこの薄幸な少女を引き取ることにした。けいは日増しに美しく成長していった。ある日、しずはけいを一室に呼んで、もし堤家に恩を感じてるなら、長男伸太郎の妻になってくれるよう命令的口調で言った。その夜、けいは栄二への愛のかたみである櫛を泣きながら折った。明治は大正になり、しずは死んだ。伸太郎とけいの間には知栄という女の子が生まれた。栄二は大陸へ出奔していた。けいの働きは増々目覚ましくなり、彼女の機敏で大胆な商才は堤洋行を強大なものにしていった。が、けいの涙を知っているのは章介だけだった。◇昭和二年。知栄は立派に成長したが夫婦間は破局に近づいていた。間もなく伸太郎は別居し、知栄もけいにかくれて父母の家を往復するようになった。そんな堤家にひょっこり栄二が帰ってきた。そして、左翼運動を煽動した罪で栄二が逮補された時、けいは冷然と見送った。知栄は母の冷たさを非難し父の許に去った。それから数年後、けいは知栄が松永という音楽家と結婚したことを聞いた。太平洋戦争が激しくなった。その頃、老けこんだ伸太郎が訪ねてきた。松永が出征した後に残された知栄とその子供の世話を頼みにきたのだ。けいは喜んで承諾した。が、その瞬間こそ夫婦としての最後だった。伸太郎は突然の発作で死んでいった。◇昭和二十年。東京は焼野原と化し、営々と築き上げた堤家も灰燼と帰した。その焼跡の壕舎の中でけいは終戦を迎えた。その時、栄二が牢獄から帰ってきた。暮れゆく堤家の焼跡に立つけいと栄二の胸中には様様な想いが去来し、二人はいつまでも立ちつくすのだった--。

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作品データ

製作年 1962年
製作国 日本
配給 大映
上映時間 93
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スタッフ

監督 増村保造
製作 永田雅一
原作 森本薫
脚色 八住利雄
企画 米田治藤井浩明
撮影 中川芳久
音楽 池野成
録音 渡辺利一
スチル 薫森良民
照明 渡辺長治

キャスト

布引けい 京マチ子
堤しず 東山千栄子
堤伸太郎 高橋昌也
堤栄二 田宮二郎
堤総子 浦路洋子
堤ふみ 三木裕子
堤章介 小沢栄太郎
堤知栄 叶順子
野村精三 小山内淳
猪瀬 伊東光一
三次 浜村純
おくら 村田扶実子
延子 池上多加子
女中咲 竹里光子
女中みつ 響令子
女中清 三浦友子
刑事A 原田玄
刑事B 早川雄三
御用聞き 飛田喜佐夫
栄二の妻 町田博子
留学生宋 仲村隆
留学生孫 山中雄司
吉江大作博士 清水将夫
陸軍少佐 守田学
陸軍大尉 夏木章
松永 杉田康

レビュー

増村保造監督の傑作

投稿者:たっかん

(投稿日:2015/5/9)

2015年5月9日、京橋フィルムセンターにて鑑賞。(520円…

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