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「のこされた子とのこした母と」の浅井昭三郎のオリジナル・シナリオを「色の道教えます 夢三夜」の加戸敏が監督した股旅歌謡もの。撮影は「のこされた子とのこした母と」の竹村康和

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ここ北海道の江差の港には、毎年鰊の頃になると多勢の男たちが集って来る。その中の一人新三は、いつか土地の娘お妙と愛し合うようになった。彼は江戸の行徳一家の身内だったが、つまらぬいざこざからこの北国まで流れて来ていたのだ。ある日、土地の漁師達ともん着を起した新三は、これを機に江戸へ帰ることにした。新三の出発の日、お妙は母の急病で見送ることが出来なかった。そんな別れ方をした新三は、仲間の病気のため釜石の安宿に泊っていたが、そこで彼は江差港で顔なじみの鳥追いの姉妹、おこま、おとりに出逢った。姉妹の口から新三は、母に死なれたお妙が自分を追って旅に出たことを知った。一方、江戸へ向うお妙は、途中お仙という女と知り合った。道中を共にした二人はある宿で、偶然、行徳一家の乾分が新三を亡き者にしようと相談しているのを耳にした。そんな時、ばったり新三の仲間為五郎と出逢ったお妙は、さっそく一部始終を告げ彼らと落ち合う場所をしめし合せた。それを知ったお仙は、金にしようとこのことを行徳方に売ってしまった。せっかくの新三との出逢いも行徳らの邪魔が入り、お妙は再び一人になった。悲しみに沈みながらもお妙は、鳥追いの姉妹の言葉をしるべに旅を続けた。途中、二人のやくざが多勢を相手に喧嘩し、一人は死に一人は海に投げ込まれたという話を聞いたお妙は、今はもう終りと海へとび込もうとした。そこへ大声でお妙を呼びながら駆けて来たのは意外にも死んだと思った新三だった。幸運にも一命をとりとめた新三は、今行徳一家へ乗り込み親分をはじめ乾分達を斬り、仲間の為五郎の恨みを晴らして来たところだった。そして母の墓のあるこの海辺にやって来たのだ。ようやくめぐり会えた二人は、二度と離れまいと抱き合うのだった。

作品データ

製作年 1962年
製作国 日本
配給 大映
上映時間 71
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スタッフ

企画 税田武生
脚本 浅井昭三郎
監督 加戸敏
撮影 竹村康和
音楽 高橋半
美術 神田孝一郎
照明 島崎一二
録音 長岡栄
スチール 浅田延之助
編集 山田弘

キャスト

新三 成田純一郎
留吉 中村豊
為五郎 小林勝彦
お妙 小桜純子
お仙 阿井美千子
鳥追いの娘おこま こまどり姉妹
椋鳥の多十 千葉敏郎
およし 井上明子
おたね 山本弘子
おせい 浜世津子
的場の平六 市川謹也
おちか 三角八重
二股の権次 伊達三郎
行徳の重兵衛 嵐三右衛門
常夜灯の老爺 浅尾奥山
一膳飯屋の亭主 石原須磨男
津軽屋 玉置一恵
宿場役人一 原聖四郎
旅籠の主人 藤川準
的場の乾分一 清水明
夜泣きうどん屋の親爺 菊野昌代士
漁師一 越川一
漁師二 志賀明
駕籠かき 沖時男
渡世人 大杉潤
宿場役人二 大林一夫
虎松 愛原光一
渡世人二 竹谷俊彦
熊吉 丸凡太
的場の乾分二 谷口昇
賭場の壷振り 長岡三郎
旅籠の女房 高原朝子
旅籠の女中 辻村博子
遊女宿の老婆 金剛麗子
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2020/7/5更新
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