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読切倶楽部所載の藤井重夫の原作を「セールスマン物語 男にゃ男の夢がある」の若井基成が脚色。「恋をするより得をしろ」の春原政久が監督した青春喜劇。撮影は「ママ恋人がほしいの」の藤岡粂信

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オートバイを突ッ走らせることが何よりも好きな鮎子は、公衆電話のボックスに飛びこみ、親友ミチ子に両親のすすめる見合いをブチこわしてくれと、助けを求めた。表に出た鮎子は間違えて他人のオートバイに乗り、一人の青年に追われた。彼の男らしさとヘルメットの頭文字M・Mが、深く彼女の心に残った。ところで、鮎子の両親がしきりに見合いをさせようとする相手は、食品会社の社長令息幹夫だが、彼もわが身に縁談が起こっているとは夢にも知らない。鮎子は親友ミチ子と弥生にM・Mの頭文字を手がかりに青年を探してくれと頼んだ。三人はオートバイの運転免許名簿を調べ、片っぱしから当ってみるが、なかなか判らない。見合いの日が迫ったので窮途の一策、酒屋の小僧に臨時の恋人役を探してもらった。ランデブーの現場を両親に見せて、縁談を断念させようというのだ。鮎子の祖母も一肌ぬぎ、そのお芝居は成功した。一方、幹夫も両親から見合いをすすめられるが「僕には好きな女性がいる」と一蹴した。それは鮎子のことで、行きつけのバーのボーイ金太郎にぜひ探してくれと頼んだ。皮肉にも、金太郎こそ鮎子の恋人役を演じた男だった。幹夫の探す相手が鮎子とは知らぬ金太郎は、あの日以来彼女にすっかり熱をあげ、幹夫にラブレターを書いてもらう。それを読んだ鮎子の両親は「こんなしっかりした文章を書く人物なら……」と大乗気。鮎子にとっては痛し痒しというわけである。かくて、幹夫の会社の慰安旅行に随行の金太郎を追い、鮎子の両親も箱根へ。あわや金太郎と鮎子の婚約がまとまろうとしたとき、鮎子と弥生たちが駆けつけた。思わぬ再会に、びっくりしたのは幹夫と鮎子だった。抱き合う二人を囲んで、祝福の歓声がいつまでも……。

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作品データ

製作年 1961年
製作国 日本
配給 日活
上映時間 68
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スタッフ

監督 春原政久
原作 藤井重夫
脚色 若井基成
企画 林本博佳
撮影 藤岡粂信
音楽 松井八郎
美術 佐谷晃能
編集 近藤光雄
録音 宮永晋
スチール 浅石靖
照明 熊谷秀夫

キャスト

江口鮎子 清水まゆみ
三村幹夫 沢本忠雄
江口ミヤ 藤村有弘
江口増一 坊屋三郎
江口直江 三崎千恵子
井上金太郎 大泉滉
堀尾ミチ子 千代侑子
矢崎弾生 小桜京子
三村友次郎 小泉郁之助
三村友次郎の夫人 堺美紀子
堀尾伝造 丘寵児
矢崎伸一郎 並木一路
ライダーA 大川隆
ライダーB 若松俊二郎
白バイの巡査 江戸家猫八
バーの女豊海 森みどり
江口家自家用運転手 水川国也
グリーン観光A リーガル千太
グリーン観光B リーガル万吉
オートバイの男 晴海勇三
白髪の老人 左卜全
東京食品タイピスト 伊藤星子
尾張屋の店員A 根岸直彦
尾張屋の店員B 田山雅光
バスガイド嬢 斎藤久美子
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