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「背広姿の渡り鳥」の田坂啓の脚本を「新人生劇場」の弓削太郎が監督したアクション・ドラマ。撮影は「泥だらけの拳銃」の石田博

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飄然と港町に現れた島崎謙次は、雇ってくれる船を探し始めた。この港の沖合に汽船が沈んでいる。加山組が引き揚げ作業に当っているが、後から割り込んでその権利を横取りしようと企らむ峰村商事とが、醜い対立を続けながら今日に至った。海底五十尋は軽く潜れるという謙次は、そんな渦中に巻き込まれたくないと思う。が、峰村周三の娘梨枝が海中に落したスーツケースを拾ってやったのがきっかけとなって、峰村組に誘われた。しかし、峰村組の潜水長津田の顔を見ると、首を横に振った。シーナイフの名手である津田と謙次は前の港町以来、お互に虫の好かない同士なのだ。謙次は酒場で水産研究所の藤本先生と知り合い、採集を手伝うことになった。ある日、彼は海底で人魚のような女--ユリを見た。魅せられたように追う謙次の右腕をかすめてモリが光る。謙次が浮上した海面は加山組の作業現場で、ユリは加山雄助の姪であった。ユリの顔を見て謙次は思わず息をのんだ。幼馴染の仲で親同士も親しかったが、金魂を積んだ沈没船のことから憎み合うようになったのである。夏祭りの日、加山組と峰村商事の対立は遂に爆発した。謙次は行列の蛇踊りの棒を握って、乱闘の真只中に躍り込んだ。数日後、加山雄助が峰村の連中から、半殺しの目にあった。引き揚げ作業の期限は一カ月後に迫っていた。それまでに完了しなければ、権利は峰村の手に渡ってしまう。ユリは組頭を伴って謙次に助力を頼んだ。揉めごとの嫌いな謙次も断れなかった。沈没船の引き揚げには、船の近くの岩礁をダイナマイトで爆砕しなくてはならない。さらにその危険な作業に加えて、津田をはじめとする峰村側の妨害も予測される。だが、謙次はニッコリ笑って立ち上った。

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作品データ

製作年 1961年
製作国 日本
配給 大映
上映時間 73
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スタッフ

監督 弓削太郎
脚本 田坂啓
企画 中島源太郎
撮影 石田博
音楽 池野成
美術 山口煕
録音 橋本国雄
スチル 大葉博一
照明 伊藤幸夫

キャスト

島崎謙次 藤巻潤
加山雄助 大山健二
ユリ 浜田ゆう子
森矢雄二
峰村周造 見明凡太朗
梨枝 仁木多鶴子
津田 高松英郎
藤本先生 松村達雄
しづ 橘喜久子
三郎 村井宏安
長八 北城寿太郎
仙吉 津田駿二
竜三 大川修
飛田喜佐夫
清治 藤山浩二
志保京助
寅松 森田学
大野 竹内哲郎
樹川 武江義雄
黒木 谷謙一
酒場のマダム 千歳恵美
水夫長 杉森麟
チンピラA 長田健二
チンピラB 沢善郎
チンピラC 仲村隆
歌手 佐川ミツオ
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