映画-Movie Walker > 作品を探す > あいつと私(1961)

週刊読売連載の石坂洋次郎の原作を「都会の空の非常線」の池田一朗中平康が脚色、「あした晴れるか」の中平康が監督した裕次郎回復後の第一作。撮影は「ろくでなし野郎」の山崎善弘

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都心から離れた専明大学。ここには若さと明かるさと太陽だけがあった。黒川三郎はそういう学生の中にあって特に野放図でくったくのない男だった。だから、授業中にうっかり「夜の女を買った」と喋ったため、女生徒の吊し上げにあい、プールに投げこまれてしまった。びしょ濡れの三郎を家が近くだという女生徒浅田けい子が父の服をかしてくれることになった。けい子の家は、父親の他は女ばかり七人。三郎を大いに歓迎してくれた。三郎の家は反対に父母と三人暮し、母親のモト子は有名な美容師で、することなすことが並はずれてスケールの大きなスーパーレディ、園城寺という恋人もいる。父親の甲吉はその偉大な夫人のヒップの後にかくれているような気の弱い男だった。だが、みんな型にはまらず個性的でカラッとしていてけい子は感激した。三郎とけい子はこの機会を通じて仲良くなっていった。夏休みが来た。三郎やけい子たち五人のクラスメートは東北地方を廻って軽井沢にある三郎の別荘までドライブを決行した。軽井沢についた晩、突然、モト子が円城寺と弟子の松本みち子を連れてやって来た。けい子は、みち子の三郎に対する態度にふと不審の念を抱いた。女の愛する者への直感だった。問いつめられた三郎は、みち子と以前に関係のあったことを告白した。けい子は泣きながら外へとびだした。後を追った三郎は、泣きじゃくるけい子を強引に接吻した。二人の仲はこれがもとでもっと強力となった。二学期が始まり秋風が吹く頃、モト子の誕生日がやって来た。けい子、円城寺、そして、モト子の昔の友達というアメリカでホテルを経営する阿川が久し振りに日本に帰って来て出席していた。楽しかったパーティも、阿川が三郎に“アメリカでホテルの後を継いでくれ”といったことからパーティはメチャメチャとなった。三郎はモト子と阿川の間に出来た子供だったのだ。翌日、モト子はすっかり元の陽気さを取り戻し、三郎も出生の秘密を知った暗さなどどこにもみられなかった。三郎はけい子と婚約した。将来、三郎とけい子はアメリカに行くかも知れないのだ。

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作品データ

原題 That Guy and I
製作年 1961年
製作国 日本
配給 日活
上映時間 104
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スタッフ

監督 中平康
原作 石坂洋次郎
脚色 池田一朗中平康
企画 坂上静翁
撮影 山崎善弘
音楽 黛敏郎
美術 松山崇
編集 辻井正則
録音 片桐登司美
スチル 斎藤耕一
照明 藤林甲

キャスト

黒川三郎 石原裕次郎
黒川甲吉 宮口精二
モトコ・桜井 轟夕起子
浅田けい子 芦川いづみ
浅田金吾 清水将夫
浅田まさ子 高野由美
浅田ゆみ子 吉永小百合
おばあちゃん 細川ちか子
野溝あさ子 中原早苗
磯村由里子 高田敏江
元村貞子 吉行和子
加山さと子 笹森礼子
金森あや子 伊藤幸子
金沢正太 小沢昭一
日高健伍 伊藤孝雄
桑原一郎 武藤章生
園城寺 庄司永建
阿川正男 滝沢修
松本みち子 渡辺美佐子
高野教授 浜村純

レビュー

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