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「刑事物語 部長刑事を追え!」の高橋二三と、井田探の脚本を、「一石二鳥」の井田探が監督した明朗編。撮影担当は「善人残酷物語」の山崎安一郎

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ダイヤモンド・レコードの社長鶴野亀三郎は高血圧のため自宅療養を続けることになった。喜んだのは専務の小松と文芸部長の木原だ。社長には子供がないので社長の座は自分たちにまわってくると睨んだからだ。ところが社長に呼ばれた小松はビックリ仰天--二十数年前にできた男のかくし子を探し出して社長にするというのだ。この小松と木原に悪智恵を進めたのがヤクザの親分悪津である。悪津は彼の子分五郎を鶴野のかくし子桜井光彦にしたててしまった。親子の対面も小松たちの巧妙な芝居で成功した。五郎は若社長になりすまし毎日メクラ判を押す生活が始った。こんな五郎の姿に心を痛めているのが恋人の京子だった。彼女は父の松造が元刑事で厳格なためやくざな五郎との仲を打ちあけられないでいた。一方、鶴野家の執事竹造は五郎に疑いを持ち、友人の松造に調査を依頼していた。小松は会社乗取りのために、わざと会社の損失になるようなととばかりしていた。その結果、作曲家の池田や人気歌手の美鳩、大林らがイミテーション・レコードに移っていった。これをみた熱血社員の三宅は怒りを爆発、五郎と大喧嘩になった。だが、若い二人はなぐりあっているうちに憎悪を超越した友情を感じあった。三宅の言葉に真相を知った五郎は会社を昔のように繁栄させようと一生懸命になった。そんなところに鶴野の娘恵美が友人のマリを連れて来た。マリの唄う“東京ドドンパ娘”の売り込みである。忙しい五郎はとりあおうともしなかった。五郎と三宅は退社した作曲家や歌手に復帰を口説いてまわった。復帰交渉は全部だめだった。力つきた五郎の目にマリがおいていった一枚の楽譜があった。五郎はマリを呼んでレコードにふきこんだ。この曲は世紀の大ヒットとなった。会社は黒字になった。松造の調査で小松と木原は逮捕され、また五郎は本当に鶴野の実子であることがわかった。鶴野は引退して五郎が会社を継ぐことになった。嬉しそうにみつめる京子、恵美、三宅の顔。マリの“東京ドドンパ娘”は広い広い東京の空に流れてゆくのだった。

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作品データ

製作年 1961年
製作国 日本
配給 日活
上映時間 64
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スタッフ

監督 井田探
脚本 高橋二三井田探
企画 茂木了次
撮影 山崎安一郎
音楽 馬渡誠一
美術 千葉一彦
編集 丹治睦夫
録音 古山恒夫
スチル 荻野昇
照明 高島正博

キャスト

並木五郎 沢本忠雄
吉田京子 香月美奈子
渡井マリ 渡辺マリ
鶴野恵美 田代みどり
三宅 逗子とんぼ
鶴野亀三郎 嵯峨善兵
鶴野郁代 小園蓉子
小松専務 森川信
木原部長 神戸瓢介
悪津 由利徹
竹造 河上信夫
松造 山田禅二
池田 三国一朗
美鳩ゆかり 水森亜土
大林 宮川敏彦
おうめ 武智豊子
藤田 玉村駿太郎
堀本 大庭喜儀
長嶋 井田武
河野 三笠謙
支配人 野呂圭介
記者 久遠利三
小使 紀原土耕
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