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“全員集合”シリーズ九作目。創業百年の料理屋を舞台に板前とその下働きたちが仕事と恋の珍妙な争いを描く喜劇。脚本は「喜劇 男の子守唄」の田坂啓、監督は脚本も執筆している「ポルノギャンブル喜劇 大穴中穴ヘソの穴」の渡辺祐介、撮影は「春だドリフだ 全員集合!!」の荒野諒一がそれぞれ担当。

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浅草の“川きん”といえば老舗の料理屋である。そこの下働きヒデオ、工作、風太は板前頭長吉にいつもイビラレっ放しだった。三人は集団逃亡を決意、“川きん”の主人金太郎の一人息子で博奕好きのため今は勘当されている忠次のもとへころがり込む。一方、金太郎は近くのレストランの主人正一の店で、妻を亡くした自分に較べ正一の妻かおるは若く、コックの武は働きもので……とグチっていた。かつて金太郎は女中の千代に子を生ませ、当時の板前頭の平作がその子を自分の子として千代を連れて店を去り、救われたことがある。長吉は金太郎の一人娘令子に心を寄せていたのだが、令子は武と人を忍ぶ仲。さて、数日の休みをとった長吉は、戻って来たヒデオら四人を海に連れて行き、海へ突き落としてしまった。その間に金太郎は長吉の替りに平作を板前頭にしてしまい、戻って来た長吉は立場を失くしてしまう。その上殺した四人のズブ濡れの幽霊が出現、腰を抜かしてしまう。実は、四人とも救助され、長吉を懲らしめるために打った芝居だったのである。“川きん”は平作を得て昔の味をとりもどし、令子は武の開いた小さな店へとかたずいた。長吉は傷心のあまり「中近東にでも行って腕を磨く」といいだし、厄介払いだと思った四人に「手前らも一緒だ!」と一喝。翌朝、長吉の後を長吉殺害のプランを練りながらついていく四人の姿があった。

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作品データ

製作年 1972年
製作国 日本
配給 松竹
上映時間 88
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スタッフ

製作 沢村国男井沢健
原作 渡辺祐介
脚本 田坂啓渡辺祐介
監督 渡辺祐介
撮影 荒野諒一
音楽 森岡賢一郎
美術 梅田千代夫
録音 山本忠彦
照明 佐久間丈彦
スチール 金田正
編集 寺田昭光
助監督 白木慶二

キャスト

碇田長吉 いかりや長介
加藤ヒデオ 加藤茶
仲本工作 仲本工事
高木風太 高木ブー
荒川忠次 荒井注
令子 林美智子
京子 仁科亜季子
荒川金太郎 三遊亭円右
船木平作 藤岡琢也
森次晃嗣
横田正一 殿山泰司
松造 犬塚弘
井戸熊五郎 谷村昌彦
鬼山 ハナ肇
保健所員 安田伸
保健所員 桜井センリ
落語家 五代目柳家小さん
かつ江 都家かつ江
玉子 姫ゆり子
いづみ 山口いづみ
かおる 早瀬久美
千代 岩崎和子
ヨシ子 金子亜子
セツ子 祝嶺三枝子
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