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山形県に伝わる鶴岡の天神祭り、出羽神社の八朔祭りなどを背景に、明るく健康的な青春を描く。脚本、監督は「ガメラ対深海怪獣ジグラ」の高橋二三湯浅憲明。撮影は喜多崎明がそれぞれ担当。

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山形県庄内平野の鼠ケ関は、古くからみこし流しという行事が行われており、その日は近隣から老若男女が集まり大変なにぎわいを見せる。みこし流しには、一つのいい伝えがあった。それは、みこしを担いで海に入る男たちの濡れた体は将来を誓い合った娘以外は拭いてはならない。万一、体を拭いた娘と拭かれた若者が結婚しないと竜神の崇りで二人とも必ず不幸になるというものだった。農業高校の写真部員加納ゆう子はこれらの被写体を求めて夢中だった。そして、みこし流しの伝説を信じないゆう子が、気軽に見知らぬ青年笹尾隆二の体を拭いたことから騒動が持ち上ってしまった。隆二が、農業高校のライバルである水産高校生であり、しかも同じ写真部員であったため、両校写真部員はいきりたってしまったのである。又、昔気質の隆二の父吾助は、今だに竜神伝説を信じる頑固もので隆二のとめるのを振り切ってゆう子の家を訪れ、ゆう子を嫁にくれと頼むが、農業を営むゆう子の両親に竜神伝説を一笑され、ゆう子には坂井正夫という婚約者がいると断わられてしまった。数日後、学生写真コンクールの審査員である宣伝課長木内が、市内の写真屋で見かけた隆二の写真を激賞したという噂がたった。それは、ゆう子の水着姿を撮ったものだという。やがて、鶴岡市の天神祭り、別名お化け祭りの日がきた。お化け祭りとは男女の区別なく独特の女装をして、顔を布で隠し、徳利と盃を持って見物人に酒を飲ませるという祭りである。昼間から酒を飲まされたゆう子の婚約者正夫は、夜、公園でお化けに扮した若い娘をゆう子と感違いして抱いてしまう。しばらくして町中に、ゆう子が隆二の子を妊娠したという噂がたった。両校生徒は勿論、ゆう子の両親や吾助までその噂を信じる有様だった。追いつめられた二人は、自分たちの愛を確認し合い誤解する周囲に嫌気がさして、東京へ出ていく決心をする。翌朝、駅に急ぐゆう子は、田んぼに秋うんかが発生しているのを知り愕然とする。稲作に大被害をもたらす秋うんかの発生を放置することはゆう子にはできなかった。駅に待っていた隆二にそのことを伝え、駆落は中止された。やがて写真コンクールの一次審査が始まりゆう子と隆二の作品が優勝候補に挙げられた。ところが、ゆう子は応募作品を取り下げると申し出、これを聞いた隆二も辞退してしまった。つもりにつもった両校の対抗意識は爆発し、大混乱となった。その時、両校生徒に意外な告白をしたのはゆう子のクラスメイト小谷ミキであった。祭りの夜、正夫に抱かれたのも、ゆう子と隆二の噂を流したのも正夫を愛していたミキだった。正夫とミキ、ゆう子と隆二という二組のカップルが生まれ、両校生徒の祝福を受けるのを見た写真部長の桂教師は乱闘の責任をとって東京に発っていった。

作品データ

製作年 1971年
製作国 日本
配給 大映
上映時間 86
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スタッフ

企画 斎藤米二郎
脚本 高橋二三
監督 湯浅憲明
撮影 喜多崎晃
音楽 菊池俊輔
美術 矢野友久
録音 奥山秀夫
照明 久保江平八
スチール 塩見敏彦
編集 宮崎善行
助監督 小林正夫

キャスト

加納ゆう子 高橋惠子
笹尾隆二 篠田三郎
坂井正夫 菅野直行
小谷ミキ 八並映子
笹尾吾助 伴淳三郎
桂先生 早川保
浜奴 赤座美代子
田辺茂 小野川公三郎
熊井修作 五島宏
とも子 園かおる
初江 高橋由美子
信代 小珠千慧
千鳥 深沢裕子
加納徳一 近藤宏
加納咲江 目黒幸子
木内課長 青空はるお
佐山 青空あきお
爺さん 木田三千雄
婆さん 松村若代
菊子 山名佐知江
峰子 北川マキ
ひろみ 小峯美栄子
洋子 望月節子
運転手 原大作
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2020/8/8更新
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