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絶海の孤島に繰り広げられる女囚と島役人の対決を描く。脚本は「怪談累が淵(1970)」の浅井昭三郎、監督は新人国原俊明。撮影は「ママいつまでも生きてね」の武田千吉郎がそれぞれ担当。

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この島は、南は入江、他の三方は断崖絶壁に囲まれ、大小三棟の囚人小屋と役人の住居、見張り番所、柵、半鐘を吊るした物見台があるだけだった。女だけが流刑される、この周囲一里たらずの孤島を、人々は、おんな島、ごくもん島と呼んで恐れていた。このおんな島に流刑されていた女囚は十一人、そして今日、お清とお仙の二人と、長崎奉行所の吟味役だったが、不行跡のためお役御免となり、この島に左遷されて来た諌早三郎太が到着した。灼けつく太陽を全身にあびての水汲み作業と井戸掘りは女囚たちにとって最も苦しい仕事だった。目も眩む断崖絶壁で命綱を腰に結び、岩間から流れ出る真水を汲み、一滴でもこぼせば、役人の鞭が唸りをあげてとんで来る。また、井戸掘りは、固い岩場を掘りつづけなければならなかった。こうした激しい労働と、わずかしか与えられない食物の毎日は、彼女たちの、はけ口のない情欲と、どろどろに絡みあい、凄惨なリンチや刑が続発していた。ある日麻薬中毒のお仙が体中に黒い斑点だらけになり、苦しみのたうちまわって死んだ。呆然と見守る女囚たちの前を野鼠が走った。鼠が病原菌を媒介してペストが発生したのだ。一瞬にして恐怖の島と化し、驚ろいた役人たちは女囚を置きざりにして島を逃げだそうと秘かに準備を始めるが、役人たちの動きを感じた女囚たちは、逆に舟を乗っ取って島を出ようと、手に手に棒をかざし、北の岩場目がけて駆け出した。ギラギラ照りつける太陽の下で、一度に爆発した怒りは、敵味方の見境いもない、血まみれの修羅場と化していった。、一足先に舟に乗り込んだ女囚たちは本土に向って荒海にと漕ぎだした。

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作品データ

原題 Island of Horrors
製作年 1970年
製作国 日本
配給 ダイニチ映配
上映時間 83
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スタッフ

監督 国原俊明
脚本 浅井昭三郎
企画 蔭山俊夫
撮影 武田千吉郎
音楽 鏑木創
美術 太田誠一
編集 山田弘
録音 海原幸夫
スチル 都筑輝孝
助監督 島田開
照明 山下礼二郎

キャスト

諌早三郎太 田村正和
お清 北島マヤ
お蘭 笠原玲子
お仙 桜井浩子
浮舟 花柳幻舟
お政 荒砂ゆき
お民 小林直美
お由 宇田あつみ
お玉 新条多久美
お咲 丘夏子
瀬越軍十郎 加藤和夫
己之吉 木村元
甚五郎 近藤宏
お関 小柳圭子
お辰 中村信子
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