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一人の少年院生が、少年と大人の狭間を彷徨しながらも、成熟に向って全力で走り抜ける姿を描く、軒上泊原作『九月の町』の映画化。脚本は「ボクサー」の寺山修司、監督は「日本妖怪伝 サトリ」の東陽一、撮影は川上皓市がそれぞれ担当。

5/5
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関東朝日少年院は三方を沼で囲まれている。鉄格子の中で、少年達は朝早くから点呼、掃除、食事、探索等の日課を黙々とこなす。元高校野球の三塁手として活躍した通称サードもその少年達の一人であった。しかし、数日前、上級生のアキラがサードの優等生ぶりが気に入らずケンカをしかけたため、二人は単独室に入れられていた。ある日、サードの母が面会にやってくる。退院後の暮しをあれこれ心配する母に、サードは相変らず冷淡な態度を示すのだった。少年達が待ちこがれる社会福祉団体SBCがやってくる。三ヵ月に一度やって来るこの日だけが、若い女性に接する事ができるのである。SBCとのソフトボールの試合中、一人の少年が院に送られてくる。サードの仕事仲間で数学IIBだけが取得の、IIBと呼ばれている少年である。ある日、農場で一人の少年が逃走した。誰とも口をきかなかった、緘黙と呼ばれる少年である。その騒ぎにまぎれて院の生活に馴じめないIIBも逃走を図るが、やがて連れ戻される。サードはそんなIIBを殴り倒す。走っていくなら何処までも走れと、無言で語るサードの表情には、確固とした決意が読みとれた。サードの頭の中に在るのは、ここへ護送される途中に垣間見た、祭りの町を走り抜ける夢であった。彼が「九月の町」と名付けたその町は、彼が少年から大人へと成長する時に、彷徨しながら通りすぎる青春であった。

作品データ

原題 A Boy Called Third Base
製作年 1978年
製作国 日本
配給 ATG
上映時間 103
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スタッフ

製作 前田勝弘
企画 葛井欣士郎
原作 軒上泊
脚本 寺山修司
監督 東陽一
撮影 川上皓市
音楽 田中未知
美術 綾部郁郎
録音 久保田幸雄
照明 上村栄喜
スチル 江西浩一
編集 市原啓子
助監督 青池憲司
撮影助手 小林達比古
美術助手 渡辺正弘
録音助手 川嶋一義
照明助手 磯崎英範
衣裳 東京衣裳企画室
協力 坂本明郷大谷浩之星埜恵子高城哲
製作進行 石川泰正

キャスト

サード 永島敏行
?B 吉田次昭
新聞部 森下愛子
テニス部 志方亜紀子
おふくろ 島倉千代子
裁判官 内藤武敏
ヤクザ 峰岸徹
赤いセーター 片桐夕子
短歌 西塚肇
とべちん 根本豊
アキラ 池田史比古
小指 佐藤俊介
漢字 鋤柄泰樹
異論 水岡彰宏
緘黙 若松武
宮島 飯塚真人
イレズミ 宇土幸一
田中 渋谷茂
吉田 尾上一久
小山 藤本新吾
ヨシミ 岡本弘樹
院長 穂高稔
主任 市原清彦
教官山辺 今村昭信
教官広田 杉浦賢次
教官鈴木 清川正廣
教官小野 津川泉
黄色いスカート 小林悦子
サファリルック 大室温子
ムーヴィ 秋川ゆか
チビ 関口文子
角間進
祭りの少女 北原美智子
宗教家 品川博

レビュー

攻めてる所は高評価ですが、やや物足りない

投稿者:まこと

(投稿日:2013/4/21)

シネクイント「寺山修司・映像詩展」にて鑑賞 『ボクサー…

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支持者:0人

ギラギラな峰岸のおっさんがステキ♪

投稿者:こさカメ

(投稿日:2007/1/29)

森下愛子のヤラシイ汗・・・ それが脳裏に焼きついた・・・ …

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支持者:1人

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2020/10/22更新
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