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井上ひさし原作の戯曲の映画化。六九年に、劇団で上演されたヴァラエティ・ミュージカル喜劇。脚本は「大地の子守歌」の白坂依志夫、監督は須田栄三、撮影は「あいつと私(1976)」の蓬沢譲のそれぞれが担当。

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小劇場の舞台を借りて行われる吃音矯正の告白劇。本日の主役は、元浅草のストリッパー・ヘレン天津。アメリカ帰りの教授の指導のもとで行われる。東北・岩手、十年前。風景だけがやたらに美しい極貧の農村。中学生のヘレンが集団就職で東京へ出ることになる。ヘレンの恋人・ハットリ。へレンの父親は東京で交通事故にあい、娘の東京行きに強く反対していた。思いつめた父親は、娘を犯してしまう。このショックでヘレンは吃音者になってしまう。自殺も出来ず、ハットリにかくれるように東京へ。ある日、浅草で生まれて始めて、優しい男と出会う。そして、やさしい言葉をかけられ、この東大生に身をまかせる。だが、この東大生は、スケコマシのテキ屋であった。呆然と浅草の裏通りを歩いていて、ハットリに再会する。しかし、再びハットリの前から姿を消す。それから、職を転々とし、今やストリッパーになっている。やがて、劇場で人権ストが起り、ヘレンは、委員長になる。ところが、この告白劇の舞台に突如破局が起る。劇の指導者・教授が刺れたのである。実はこの吃音矯正劇で、真に吃音者であったのは教授に扮していたフナヤマ代議士一人で、彼の吃音を矯正するためであった。

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作品データ

製作年 1977年
製作国 日本
配給 ATG
上映時間 102
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スタッフ

監督 須川栄三
製作 須川栄三藤井浩明西村隆平
原作 井上ひさし
脚本 白坂依志夫
撮影 逢沢譲
音楽 服部公一
美術 竹中和雄
編集 黒岩義民
録音 太田六敏宮下光威
スチル ケン影岡
振り付け 中川久美
助監督 近藤明男
照明 福富精治

キャスト

ヘレン天津(モモ江、ジュン子) 緑魔子
ハットリ君(ピアニスト) 佐藤蛾次郎
審判員(矢根浦、コメディアン) 草野大悟
教授(フナヤマ代議士) なべおさみ
鉄道員(タカダ、コメディアン) 三谷昇
右翼(イシイ・ストリップ劇場支配人) 小松方正
もと歌手(トメ・合唱隊の一員・ストリッパー) 東てる美
合唱隊員(ステ・ストリッパー) 女屋実和子
学生(キミヅカ・台本作者) 丸山善司
合唱隊員(スエ・ストリッパー) 橘由紀
合唱隊員(エンコヅメ・コメディアン) 野瀬哲男
合唱隊員(サンズン・チンピラ) 山西道広
ヘレンの父親(運転手・照明係) 熊倉一雄
クリーニング屋主人(運転手・照明係) ハナ肇
会社員(ヤクザ・ワタヤ助教授) 美輪明宏
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