TOP > 上映中の映画作品を探す > 大地の子守歌

13歳にして売春宿に売られた少女が、苛酷な運命に耐え生き続ける姿を描く。脚本は「動脈列島」の白坂依志夫、監督も同作の増村保造、撮影は中川芳久がそれぞれ担当。

4/5
総評価数 5
レビュー 2
投票 3
投票する

星の内訳はレビューと
投票の合計数です

レビューを見る

星5つ 100% (2)
星4つ 25% (3)
星3つ 25% (0)
星2つ 0% (0)
星1つ 25% (0)
見たい映画に
登録した人
3

映画のストーリー結末の記載を含むものもあります。

秋の四国路の野山に、美しい鈴の音がこだまする。山道を踏みしめていく幼いお遍路の瞳はつぶらだが盲目であった。少女の名はりんという。彼女は四国の山奥で、ばばと二人で野性の子として暮していたが、ばばの死後、瀬戸内海のみたらい島に売られた。りんが13歳の時だった。島でりんを待っていたのは売春という地獄だった。近い将来、りんも春を売る女にされてしまう。彼女は反抗し続け、苦しい時はばばがよく歌った子守唄を歌った。この島では陸地での売春と別に「おちょろ舟」を漕ぎ出して沖に停泊する船での売春があった。りんはおちょろ舟の漕ぎ手を志願した。舟さえ漕げれば、いつの日か島を脱出できると考えたからだ。が、やがて初潮を迎えたりんは、客をとらされた。島で知り合った少年との淡い恋も散った。りんは狂ったように働きつづけた。その結果、視神経を犯されてしまった。それでも、生きる、という望みを捨てなかった。負けるものか、という闘魂がりんの心を支えていた。そんなりんに同情した伝導師が、りんを島から逃がそうと舟に乗せた。四国へ逃げのびてお遍路になれ、という男に向かって、りんは帯をといた。生まれたままの姿で、りんは男にとも、天にとも、海にとも解らぬまま、汗と涙で汚れた手を合わせた。「うちはただでお金をもらうことはできまへん。どうぞ、うちを好きにしておくれまへ。この恩は、一生、忘れはせんけんな!盲のおりんのこの気持をうけとっておくれまへ」……。朝焼けの四国路を幼いお遍路が行く。りんは夜露のおりた土に顔をこすりつける。いっぱいにひらいた瞳で、大地の底まで見通そうと一心に目をこらす。やがて、土の下から声が上ってくる。「おりん、おりん」それは、ばばの声であり、大地の声であり、神の声であり、また、浄化されたりん自身の声でもあった。

作品データ

原題 Lullaby of the Good Earth
製作年 1976年
製作国 日本
配給 松竹
上映時間 111
twitterでつぶやく
facebookでシェアする

スタッフ

キャスト

りん 原田美枝子
正平 佐藤佑介
ばば 賀原夏子
茂太郎 灰地順
さだ 堀井永子
あさ 中川三穂子
はる 千葉裕子
みつ 渡部真美子
きみ 野崎明美
佐吉 木村元
源蔵 山本廉
清助 加藤茂雄
医者 今井和雄
佐吉の妻 由起艶子
伝導師 岡田英次
若い女 梶芽衣子
農婦 田中絹代

レビュー

原田美枝子の力強い演技

投稿者:たっかん

(投稿日:2012/3/17)

ウサギ狩りなどしながら山で生活していた少女おりんは、騙されて…

[続きを読む]

支持者:2人

時代的に

投稿者:ドラ猫

(投稿日:2006/9/29)

結構、衝撃的でしたよね。青春の門の時代です。この映画のおりん…

[続きを読む]

支持者:1人

最近チェックした映画館・映画
おすすめ特集

おすすめ情報

2020/9/22更新
映画ニュースランキング
Facebook&Twitter
MOVIE WALKER PRESS_Facebook MOVIE WALKER PRESS_twitter

TOP > 上映中の映画作品を探す > 大地の子守歌