映画-Movie Walker > 映画作品を探す > 挽歌(1976)

北海道・釧路を舞台にして、多感な少女をめぐる大人たちの愛の葛藤を描く。脚本は「青い山脈(1975)」の井手俊郎と、蒼井マキレ、監督は「青い山脈(1975)」の河崎義祐、撮影も同作の村井博がそれぞれ担当。

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北海道・釧路。怜子が桂木と逢ったのは、やがて来る厳しい冬を前にした静かな、淋しい晩秋のある日の公園だった。アマチュア劇団「あすなろ」で美術の仕事をしている怜子は久田幹夫をはじめ、劇団の仲間にはない大人の魅力を桂木に感じた。怜子は、桂木の建築事務所に出入りするうちに、桂木の妻・あき子に古瀬達巳という医学生の愛人がいるのに気づいた。あき子は年下の古瀬の激しい情熱を受け入れながら、家庭の安泰を願い、それが古瀬の気持をいらだたせていた。桂木もあき子の不貞を知り悩みつづけていた。それは、どれほど大きな仕事をしようと仕事では癒すことができなかった。怜子はそんな桂木の心の傷口を乱暴にかき乱した。怜子の父・信久は、怜子にいくつかの縁談を持ってくるが、怜子は巧みに断わり逆に父の再婚をすすめた。だが、信久は洋装店のマダム・谷岡紀実に好意を寄せているのだ。怜子は桂木と結ばれたが、同時に、あき子の翳の多い美しさに魅せられ、桂木家を訪れるようになった。いつも正直な怜子はあき子とも、娘のひろみとも仲良くなった。桂木は妻との離婚を考えていたが、怜子は、桂木とも、彼の美しい妻とも、彼の可愛い娘とも、みんなで仲良く暮したかった。怜子にとってごく自然なことが、他人には異常にみえるのだった。ある日、怜子を訪れたあき子は、桂木と怜子の仲を知り、激しいショックを受けた。北国の厳しい自然にさらされ、墓標のように立ち枯れているトド松の林の中で、あき子が服毒自殺したのは、それから間もなくだった。その白い首には、かつて怜子がプレゼントした、黒いネックレスがかけられていた……。

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作品データ

製作年 1976年
製作国 日本
配給 東宝
上映時間 93
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スタッフ

製作 金子正且安武龍
原作 原田康子
脚本 井手俊郎蒼井マキレ
監督 河崎義祐
撮影 村井博
音楽 馬飼野俊一
美術 樋口幸男
録音 神蔵昇
照明 今泉千仭
スチール 石月美徳
編集 山地早智子
助監督 松沢一男

キャスト

安藤怜子 秋吉久美子
桂木節雄 仲代達矢
桂木あき子 草笛光子
久田幹夫 田中健
古瀬達巳 村野武範
兵藤信久 西村晃
兵藤信彦 宮田真
トメ 近松麗江
谷岡紀実 南風洋子
桂木ひろみ 飯島洋美
友子 阪本真澄
戸村二郎 杉本孝次
須山淳一 矢野勇正
マスター 太宰久雄

レビュー

地味だけど切ない。

投稿者:銀さん

(投稿日:2009/12/9)

原田康子原作の小説の映画化ですがこれは二度目にあたります。 …

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