映画-Movie Walker > 作品を探す > 竹久夢二物語 恋する

大正ロマンティシズムの代表的存在である竹久夢二が芸術に憑かれ、自ら傷つき、女性を遍歴する半生を描く。原作は夢二の自伝小説『出帆』。脚本は「日本侠花伝」の加藤泰、監督は「再会(1975)」の斎藤耕一、撮影は「ブロウアップ ヒデキ」の坂本典隆がそれぞれ担当。

0/5
この作品はまだレビュー・投票されていません。
ぜひ最初のレビューを投稿してください。
投票する

星の内訳はレビューと
投票の合計数です

レビューを見る

星5つ
星4つ
星3つ
星2つ
星1つ

映画のストーリー結末の記載を含むものもあります。

明治39年。すでに23歳の竹久夢二の絵は日本の画壇で異彩を放ち、多くのファンを獲得していた。彼は理想のモデルである年上の女、たまきと結婚し、夢二の絵の世界は確実に拡がっていった。明治43年、夢二は大逆事件の幸徳秋水らの活動に協力したために検挙された。やがて釈放された夢二は、たまきと長男、耕助を捨てて家を出て、一人で創作活動にうち込んだ。彼は京都で行なわれる文展に対抗して、第一回の個展を開くことを企画していたが、壁にぶつかった。独学ではじめた彼の絵には、写実の手懸りとしてモデルが必要なのであった。彼は2年ぶりにたまきを訪ね、モデルになってくれと土下座して頼んだ。大正元年11月、夢二の第一回個展は文展を圧倒する大成功をおさめた。夢二は復縁したたまきのために、港屋という絵草紙の店を開いた。その二階は夢二を慕って集まる画学生たちのサロンになった。やがて、たまきが夢二の芸術の対象として新しい想像力の源たりえなくなっていた頃、港屋に笠井彦乃という美術大学の美しい女学生が現われた。夢二は彦乃を芸術の対象として、また愛の対象として自分の世界に引き込んだ。彦乃も全身でそれに答えた。たまきは再び自分が捨てられることを直感した。別れようという夢二にむかって、たまきは短刀をかざして抵抗した。大正6年、夢二は京都に居を移した。その夢二を追って彦乃は父母の家から出奔した。彦乃を得て、夢二の創作活動は輝やき、大正7年に開いた二回目の個展も成功した。だが、彦乃が突然、喀血した。夢二が創作に生命の炎を燃やしている同時間に、彦乃は病魔にむしばまれていたのだ。彦乃は自分の死を予見し、夢二のそばを片時も離れまいとした。が、彦乃の父、多兵衛が、彦乃を無理矢理、病院に入院させ、夢二の面会を禁じた。翌年、夢二は東京のホテルで大作「黒船屋」の製作にとりかかった。その絵の若いモデルお葉は、夢二に媚態を示し誘惑するが、夢二は関心を示さなかった。ある日、病身の彦乃が帰京することを知った夢二は、東京駅に彼女を迎え、雑踏の中で短い会話を交した。これが二人の最後の会話となった。大正9年1月、彦乃は息をひきとった……。

見たい映画に
登録した人
1

作品データ

製作年 1975年
製作国 日本
配給 松竹
上映時間 108
twitterでつぶやく
facebookでシェアする

スタッフ

監督 斎藤耕一
製作 島津清
原作 竹久夢二
脚本 加藤泰
撮影 坂本典隆
音楽 服部克久
美術 芳野尹孝
編集 富宅理一
録音 平松時夫
スチール 赤井博且
助監督 仲倉重郎
照明 津吹正

キャスト

竹久夢二 北大路欣也
岸たまき 梶芽衣子
笠井彦乃 中野良子
お葉 いけだももこ
笠井多兵衛 村上冬樹
笠井ふく 寺島信恵
恩地孝四郎 堀内正美
万代恒志 広瀬昌助
浜本浩 粟津號
東條譲二 丹波義隆
堀内清 長谷川明男
多忠亮 中島久之
神近市子 川島育恵
秋田風雀 加島潤
島村抱月 中山仁
松井須磨子 大谷直子
刑事 森本レオ
最近チェックした映画館・映画
おすすめ特集

おすすめ情報

見て良かったランキング
ジョーカー
ジョーカー

孤独な男が巨大な悪へと変貌していく悲劇の物語をホアキン・フェニックス主演で描く

イエスタデイ
イエスタデイ

『スラムドッグ$ミリオネア』のダニー・ボイル監督がザ・ビートルズの楽曲で綴る物語

ホテル・ムンバイ
ホテル・ムンバイ

インドで起きた無差別テロでホテルに閉じ込められた人質たちの脱出劇を実話を基に描く

Facebook&Twitter
MovieWalker_Facebook MovieWalker_twitter

映画-Movie Walker > 作品を探す > 竹久夢二物語 恋する