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現実感の乏しい夢を追い続ける父親と、それにふり回される家族の姿を描く。牧村裕の作文「父」を元に、「二十四の瞳(1987)」の木下恵介が脚本を執筆。監督は「新・喜びも悲しみも幾歳月」の木下、撮影は「星の牧場」の岡崎宏三がそれぞれ担当。

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日暮菊太郎は妻子があり、不惑の年齢を迎えてもなお見果てぬ夢を追い続けていた。地元の鹿児島市で県会議員選挙に立候補するが落選し、家族そろって熊本へ移った。そこでは女子プロレスを興行するが、これもうまくはいかない。家庭を顧みない夫に愛想をつかして、妻の八重はついに離婚を決意。長男・大次郎と共に東京でレストランを始めた。菊太郎の母マツも息子のやることには腹をたてていたが、どうにもならなかった。大阪からブラジルへと渡った菊太郎はチャールズという黒人歌手を連れて帰ってきた。そして自分はプロモーター気取りで彼に「人生劇場」や「お富さん」など日本の歌をキャバレーやナイトクラブで歌わせている。八重と大次郎は鹿児島へ戻ることにしたが、菊太郎は相変わらずおでん屋を始めたかと思うとハワイへ行ったり、と忙しい。おはら祭りの日、マツが踊りに参加するというので八重と大次郎は見に行ったが、二人は人ごみの中に菊太郎の姿を見たような気がしたのだった。

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作品データ

原題 Father
製作年 1988年
製作国 日本
配給 松竹
上映時間 75
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スタッフ

監督 木下恵介
製作 大谷信義静間順二高橋松男
プロデューサー 脇田雅丈伊藤秀裕藤本潔
脚本 木下恵介
企画 高橋松男
撮影 岡崎宏三
音楽 木下忠司
美術 芳野尹孝
編集 杉原よ志
録音 島田満
スチール 金田正
助監督 横堀幸司
照明 佐久間丈彦

キャスト

日暮菊太郎 板東英二
妻・八重 太地喜和子
大次郎 野々村真
美枝 斉藤ゆう子
明子 森口瑤子
チャールズ チャールズ・ボイド
日暮寿美 玉井碧
菊太郎の叔母 水木涼子
大次郎の子供の時A 加藤盛大
大次郎の子供の時B 武田佑介
光二郎 草野大悟
菊太郎の叔父 今福正雄
音楽教室の先生 曽我廼家文童
光二郎の義兄 宮尾すすむ
川名 芦屋小雁
マツ 菅井きん
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