映画-Movie Walker > 作品を探す > 森の向う側

海辺のリゾートホテルで出逢った男と女の心の触れ合いを描く。村上春樹原作の短編小説「土の中の彼女の小さな犬」の映画化で、脚本は「ヤッピとワイズとゾーラの物語 グーッドグーッド」の中村努が執筆。監督はこれが第一回作品となる野村恵一、撮影は「待ち濡れた女」の安藤庄平がそれぞれ担当。

0/5
この作品はまだレビュー・投票されていません。
ぜひ最初のレビューを投稿してください。
投票する

星の内訳はレビューと
投票の合計数です

レビューを見る

星5つ
星4つ
星3つ
星2つ
星1つ

映画のストーリー結末の記載を含むものもあります。

Jは「森を探しに行く」と言って消息を絶った友人を探すため、シーズンオフの海辺のリゾートホテルへやって来た。彼は建築技師だが、実際の仕事は古くなったビルの爆破だった。そこでJは人生の思い出に浸る老夫婦と出逢う。老人は「雨の降る海岸で死んだ娘に会った」と妻に話している。雨はまったく止む気配もなく数日降り続いていた。ある朝Jは食堂で一人の若い女性客を見かけ、午後にホテルの図書室で再び顔を合わせた。そこには戦前から昭和20~30年代の古い本しかなかったので、Jは自分の読み終えたミステリーの文庫を彼女にプレゼントした。そして退屈しのぎにJは彼女と心理ゲームを始めた。ゲームを進めながらJは彼女がピアニストであることや、現在や過去のさまざまなことを当てていき、ついに“庭”という言葉に彼女の秘密が隠されていることを発見する。また、彼女には時々右手を眺める癖があることに気づいた。そのことを尋ねると、なぜか彼女の表情が変わった。2人は場所を食堂に移し、今度はJが森を探しに出かけた友人の話をした。部屋に戻ったJは、ジグソー・パズルをしながら東京に残してきたガール・フレンドのことを考えた。雨があがった日の夜、Jはホテルのプールサイドで再び彼女と会った。そして彼女は今まで誰にも話さなかった子供の頃の思い出を話し始めた。当時可愛がっていた小犬が死に、彼女はその死体をさまざまな思い出の品や預金通帳と一緒に木箱に入れて庭の片隅に埋めた。その時はとにかく悲しくて、何もかもいらないという気持ちから通帳まで入れてしまったのである。しかし、一年ほどたった17歳の時友人のためにお金が必要になり、木箱を掘り起こしたが、通帳には匂いが浸みついていて使い物にはならなかった。彼女はその時犬の死体を見て何の感情も持たなかったことに後ろめたさを感じているようだった。それから右の掌にも匂いが残って、いくら洗っても消えないという。Jは彼女の掌の匂いを臭がせてもらったが、石鹸の匂いがしただけだった。

見たい映画に
登録した人
0

作品データ

製作年 1988年
製作国 日本
上映時間 75
twitterでつぶやく
facebookでシェアする

スタッフ

監督 野村恵一
製作 野村企画
プロデューサー 清水一夫
原作 村上春樹
脚本 中村努
企画 野村企画
撮影 安藤庄平
音楽 金久万利子
美術 内藤昭
編集 谷口登司夫
録音 久保田幸雄
スチール 小山田幸生
助監督 鶴巻日出雄
照明 佐藤幸次郎

キャスト

きたやまおさむ
彼女 一色彩子
老人 藤田進
老人の妻 三宅邦子
彼(声) 寺田農
最近チェックした映画館・映画
おすすめ特集

おすすめ情報

見て良かったランキング
劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD
劇場版おっさんずラブ

男性同士のピュアな恋模様を描いた人気TVドラマ「おっさんずラブ」のその後の物語

台風家族
台風家族

草なぎ剛主演で10年ぶりに集まった兄弟たちが繰り広げるある真夏の1日の騒動を描く

人間失格 太宰治と3人の女たち
人間失格

小栗旬が太宰治を演じ、小説「人間失格」誕生にまつわる物語を蜷川実花監督で映画化

Facebook&Twitter
MovieWalker_Facebook MovieWalker_twitter

映画-Movie Walker > 作品を探す > 森の向う側