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老マタギと少年とイタズ(熊)の出会いを基に生命の大切さを描く。脚本は「結婚案内ミステリー」の小野竜之助、監督は原作も執筆した「マタギ」の後藤俊夫、撮影は同作の山崎尭也がそれぞれ担当。

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銀蔵は「一発銀蔵」と異名をとるほどの鉄砲射ちの名人だが、酒癖の悪さと気性の激しさから傷害事件を起こし、監獄に放り込まれていた。彼が10年ぶりに、戦死した息子の嫁キミと孫の一平の待つ秋田県阿仁村の我が家へ戻って来たのは昭和3年のこと。そんな時「片耳」と呼ばれる人喰い熊が村を襲った。マタギ(狩人)の誇りにかけて銀蔵が射とめたが、それは掟で殺してはいけないとされている子持ちの母熊だった。1年後、子熊のゴン太は銀蔵の家ですくすくと成長していた。母を奪ったせめてもの罪ほろぼしのつもりだった。一平はゴン太が可愛くてしょうがなく、いつも一緒に過ごしていたが、ゴン太のいたずらはエスカレートするばかり。田畑や鶏小屋まで荒すようになり、銀蔵は自然の中に帰す決意をした。一平は別れを哀しんだが、銀蔵と共にゴン太を目隠しし篭に入れて山奥へと連れて行った。それから1年。鉱山の技師長たちが山へ猟に出たとき、突然巨熊が現われた。人間を恐れず近づいてくるのは成長したゴン太たった。技師長たちは銃を乱射し、頭部に傷を負わしてしまう。やがて、冬が訪れる頃、村は巨熊に襲われ死者も出、キミも大怪我をした。喧嘩をし留置場に入れられていた銀蔵が、巨熊を仕留めるという条件で釈放された。翌朝、銀蔵は山へ入った。標的がゴン太だと知る彼は、どこかへ行ってしまえと心の中で叫んでいた。雪景色の中、銀蔵は銃をひきゴン太は倒れた。突然、響きわたった銃声に雪崩が起こり銀蔵をのみこんだ。数年後、彼の墓前に佇む一平とキミの姿があった。

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作品データ

原題 The Forest of the Little Bear
製作年 1987年
製作国 日本
配給 東映
上映時間 117
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スタッフ

監督 後藤俊夫
製作 矢部恒
プロデューサー 桑山和之
監修 戸川幸夫
原作 後藤俊夫
脚本 小野竜之助
撮影 山崎尭也
音楽 佐藤勝
主題歌 イルカ
美術 春木章
編集 鍋島惇
録音 本田孜
スチール 山本耕二
助監督 山下竜次郎
照明 栗木原毅

キャスト

岩田銀蔵 田村高廣
岩田キミ 桜田淳子
岩田一平 宮田浩史
橋本常治 小島三児
野村げん 清川虹子
山本(地主) 草薙幸二郎
大林 樋浦勉
佐野 長谷川弘
越智平作 由利徹
警察署長 矢口高雄
雪橇の馭者 相馬剛三
茶屋女将 堀永子
用心棒A 吉原正皓
用心棒B 長沢義典
抗夫A 江幡高志
抗夫B 中田博久
田代栄治 佐藤B作
鉱山技師長 マテス・ゲオーク
高原 辰巳柳太郎
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