ラブホテル|MOVIE WALKER PRESS
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ラブホテル

1985年8月3日公開,88分
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ホテトル嬢とタクシーの運転手の愛を描く。脚本は「ルージュ」の石井隆、監督は「魚影の群れ」の相米慎二、撮影は篠田昇がそれぞれ担当。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

経営していた小さな出版社が倒産し、取り立てヤクザに妻の良子を犯された村木は、人生に絶望し、金で女を買い、凌辱した後、自殺しようと考えていた。ホテトルから名美という女がやってきて、村木は彼女に魅せられる。二年後、死ねなかった村木はタクシーの運転手をしていた。借金の取り立てが妻に及ばないように離婚していたが、良子は仕事帰りの村木を待つ習慣が出来ていた。そんなある日、二年前に出逢った名美を村木は、客として乗せた。海に行きたいという名美は、浜辺に着くと、海の中に入っていこうとする。名美を止めた村木は、自分は、あの時の男だと話した。自分のことを天使だという村木の言葉に揺れる名美だが、あの夜はヤクザに威されていたと嘘をつく。そして、タクシーに乗ったところがヤクザの事務所であると。実は、そこは名美の会社の上司、太田の家であり、妻子がありながら二人は不倫の関係を持っていた。数日後、太田の妻が会社に現れ、名美を怒鳴りまくった。名美は村木に電話をして、あの夜の続きをしてほしいとせがんだ。あの時とは変ったという村木に、名美は威されているヤクザは太田という男で、写真や履歴書を取り返してくれと頼む。名美の嘘を信じた村木は太田のマンションに押し入り、事情が分らない太田の妻は、興信所の報告書を渡した。二年前と同じホテルで村木は名美を待った。二人は激しく体を合せるが、心は離れていった。村木は名美の嘘を知るが、それを許した。名美が目覚めた時、村木は消えていた。名美は村木のアパートに行くが、そこも空室となっていた。悄然と立ち去る名美の横を村木の妻、良子が通り過ぎた。良子も村木が姿を消したことを知らないのだ。二人の女は、一瞬、立ち止まり、顔を見合わせると、それぞれの方向へ歩き出した。

作品データ

製作年
1985年
製作国
日本
配給
にっかつ
上映時間
88分

[c]キネマ旬報社

映画レビュー

2.8
  • たっかん

    1
    2014/9/28

    相米慎二監督による、ある男女の出会いと、相手を思いやる気持ちを描いた日活映画。
    相米監督らしい(女が電話するシーンなどの)長回しはあるが、全体的にイマイチの作品。

    自分が相米監督作品を観たのは、学生時代『セーラー服と機関銃』…流行っていたから必然的に。
    続いて、監督の名を意識しながら観た作品が、第一回 東京国際映画祭の渋谷のスクリーンで『台風クラブ』、名画座での『魚影の群れ』、その後『お引越し』、『風花』その他作品も観ている。
    しかし、自分には相米監督作品との相性が悪いようで、どれを観ても、心に響かない。

    この映画も、ある男(寺田農)が大借金した上で死のうとして、デリバリー嬢をラブホテルによこす電話から始まって、二年後の再会、その時タクシー運転手となっている男とその女の心の通じ合いを描いていく……
    といった感じの物語が続く。

    山口百恵の『夜へ』だかのBGMが印象的であり、構図的に凝った映像には一部「上手いな」と思うところもあるが、感覚的に自分とは合わない映画だった。

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