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尾道を舞台に、少年の淡い恋、彼の前に突然現われた少女時代の母親“さびしんぼう”と少年との交流を描いたファンタジー。山中恒原作の「なんだかへんて子」の映画化で、脚本は「天国にいちばん近い島」の剣持亘内藤忠司大林宣彦の共同執筆。監督は「天国にいちばん近い島」の大林宣彦、撮影は同作の阪本善尚がそれぞれ担当。

4/5
総評価数 24
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寺の住職の一人息子・井上ヒロキは、カメラの好きな高校二年生。母タツ子は、彼に勉強しろ、ピアノを練習しろといつも小言を言う。ヒロキのあこがれのマドンナは、放課後、隣の女子校で「別れの曲」をピアノで弾いている橘百合子である。彼は望遠レンズから、彼女を見つめ、さびしげな横顔から“さびしんぼう”と名付けていた。寺の本堂の大掃除の日、ヒロキは手伝いに来た友人の田川マコト、久保カズオと共にタツ子の少女時代の写真をばらまいてしまった。その日から、ヒロキの前に、ダブダブの服にピエロのような顔をした女の子が現われるようになる。彼女は“さびしんぼう”と名乗り、ヒロキと同じ高校二年生だという。ヒロキ、マコト、カズオの三人は、校長室のオウムに悪い言葉を教え停学処分を受けた。その際中、ヒロキは自転車に乗った百合子を追いかけ、彼女が船で尾道に通って来ていることを知る。冬休みになり、クラスメイトの木鳥マスコが訪ねて来た。そこに例のさびしんほうが現われ、タツ子に文句を言いだす。そして、タツ子が彼女を打つと何故かタツ子が痛がるのだった。お正月、タツ子の高校時代の友人・雨野テルエとその娘・ユキミが訪ねてきた時もさびしんぼうが現われ、高校時代のテルエの悪口を言いだし、タツ子も加わって大喧嘩となる。節分の日、ヒロキは自転車のチェーンをなおしている百合子を見かけ、彼女の住む町まで送って行った。自分のことを知っていたと言われ、ヒロキは幸福な気分で帰宅した。バレンタインデーの日、さびしんぼうが玄関に置いてあったとチョコレートを持って来た。それは百合子からで、「この間は嬉しかった。でもこれきりにして下さい」と手紙が添えてあった。さびしんぼうは、明日が自分の誕生日だからお別れだと告げる。そして、この恰好は恋して失恋した女の子の創作劇だと答えた。翌日、思いあまってヒロキは、百合子の住んでる町を訪ね、彼女に別れの曲のオルゴールをプレゼントした。雨の中、家にもどったヒロキをさびしんぼうが待っていた。彼は濡れた彼女を抱きよせる。気がつくとさびしんぼうは消えていた。翌朝、タツ子が道におちていた自分の16歳の時の写真を発見した。ヒロキがのぞくとそれはあのさびしんぼうだった。そして、数年後、寺を継いだヒロキの隣には百合子がいた。

作品データ

原題 Miss Lonley
製作年 1985年
製作国 日本
配給 東宝
上映時間 112
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スタッフ

製作 小倉斉山本久根本敏雄出口孝臣
企画 P・S・C
プロデューサー 森岡道夫久里耕介大林恭子
原作 山中恒
脚本 剣持亘内藤忠司大林宣彦
助監督 内藤忠司
監督 大林宣彦
編集 大林宣彦
撮影 阪本善尚
音楽 瀬尾一三
プロダクション・デザイン 薩谷和夫
録音 稲村和己
照明 渡辺昭夫
整音 林昌平
スチール 中尾孝
主題曲 富田靖子

キャスト

田中タツコ 富田靖子
井上ヒロキ 尾美としのり
井上タツ子 藤田弓子
井上道了 小林稔侍
吉田徹 岸部一徳
大村カズコ 秋川リサ
PTA会長 入江若葉
校長・岡本 佐藤允
井上フキ 浦辺粂子
田川マコト 砂川真吾
久保カズオ 大山大介
木鳥マスコ 林優枝
魚屋の店員 柿崎澄子
マコトの母 根岸季衣
カズオの母 明日香尚
カズオの父 峰岸徹
雨野テルエ 樹木希林
雨野ユキミ 小林聡美

レビュー

あなたの「さびしんぼう」は誰ですか?

投稿者:でーいー

(投稿日:2016/3/25)

くだらないギャグや気恥ずかしい台詞、挙動は数多あれど、それを…

[続きを読む]

支持者:0人

胸に青春時代の「キュン」が来る

投稿者:たっかん

(投稿日:2013/6/22)

この映画を観ると、自分の青春時代の初恋・失恋などが思い出され…

[続きを読む]

支持者:0人

切なく、痛ましい。

投稿者:ネット紋次郎

(投稿日:2007/6/12)

「尾道三部作」の中では、完成度では一番劣ると思います。初見時…

[続きを読む]

支持者:2人

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2020/7/11更新
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