映画-Movie Walker > 作品を探す > カポネ大いに泣く

禁酒法の時代にアメリカに渡った浪花節語りの男とその女の姿を描く。梶山季之の同名の小説の映画化で、脚本は「マタギ」の大和屋竺、美術監督の木村威夫鈴木岬一の共同、監督は「陽炎座」の鈴木清順、撮影は「華魁」の高田昭藤沢順一がそれぞれ担当。

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昭和初期、芸者の小染は、旅回りの役者の順之助、のちの桃中軒海右衛門と出会い、深い仲になる。小染は、昔、旦那の目を盗んで浮気をしたことがバレ、背中に蛸の刺青を彫られてしまった。順之助は浪花節語りの桃中軒雲右衛門に憧れ、一座を逃げ出したのだ。小染の旦那が監獄から出ることになり、一方、一座も順之助を連れ戻しに来たので、二人はサンフランシスコに逃げた。浪花節で日本人移民を慰問するという気宇壮大な出発だったが、口入れ屋にだまされ、有り金は底をつき、小染のアクセサリーも賭博で取られ、小染は女郎に、海右衛門は乞食になる。そんな時、二人は大西鉄五郎<通称ガン鉄>と出会う。ガン鉄は横浜ハウスに巣喰う快男児で、街頭で狼花節をうなる海右衛門を見かねて、高級ナイトクラブに連れていさ、浪花節は通用しないと、新しいショーを見せた。そこで踊っていたダンサーのリリアンが和服の海右衛門をサムライ!と一目惚れしてしまう。その頃のサンフランシスコは中国人、日本人など様々な人種が入り乱れる欲望の街で、シカゴのギャング、カポネも西部進出を狙い、弟のフランク・カポネを派遣して来た。フランクはサンフランシスコの密造酒を独占しようとし、一方、ガン鉄、海右衛門、小染たちも、つくり酒屋の息子だった海右衛門に“シスコ正宗”を作らせて対抗する。三人はシカゴに行ったりするが、だんだんと追いつめられていく。そんな中で、小染は自動車事故で死んでしまう。さらにガン鉄もフグを食べて中毒死。海右衛門はリリアンに介錯させ切腹するのだった。

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作品データ

製作年 1985年
製作国 日本
配給 松竹=松竹富士
上映時間 130
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スタッフ

監督 鈴木清順
製作 櫻井五郎
プロデューサー 中村賢一
原作 梶山季之
脚本 大和屋竺木村威夫鈴木岬一
企画 奥山和由
撮影 藤沢順一高田昭
音楽 井上尭之
美術 木村威夫丸山裕司
編集 鈴木晄
録音 福島信雅
スチール 金田正
助監督 高橋正治
照明 大西美津男

キャスト

桃中軒海右衛門 萩原健一
蛸廼舎小染 田中裕子
桃中軒牛右衛門 柄本明
アル・カポネ チャック・ウィルソン
フランク・カポネ ランディ・レイス
リリアン ローリー・ベリス
立川仙枝 樹木希林
女房 加藤治子
立川団十郎 牧伸二
堀久兵衛 梅宮辰夫
親分・吉田 峰岸徹
乾分・寅吉 平田満
乾分・近藤 苅谷俊介
水芸の男の女房 高倉美貴
乞食の親分 たこ八郎
中国人 ベンガル
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銀行支配人 阿藤海
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