映画-Movie Walker > 作品を探す > 父と子(1983)

父と子の絆を求めて旅に出る二人の姿を描く。朝日新聞に連載された水上勉の同名の小説を映画化したもので、脚本は「日本の熱い日々 謀殺・下山事件」の菊島隆三、監督はこの作品がデビュー作となる保坂延彦、撮影は「英霊たちの応援歌 最後の早慶戦」の村井博がそれぞれ担当。

4/5
総評価数 4
レビュー 0
投票 4
投票する

星の内訳はレビューと
投票の合計数です

レビューを見る

星5つ 100% (0)
星4つ 25% (1)
星3つ 25% (0)
星2つ 0% (0)
星1つ 25% (0)

映画のストーリー結末の記載を含むものもあります。

高校生の高志は、父、竹一に秘密があることを知る。小料理屋を営む実母の豊子は、久しぶりにたずねてきた息子に「父さんの生れた阿慈っていう町のことを知ってるかい」と話した。数日後、些細なことから高志が担任教師をナイフで傷つけてしまった。突然の出来事に驚く竹一は、高志に理由を問うが、判然としない。ルートバンの移動書店を生業とする竹一は商売を理由に一度も高志の学校に足を向けず、父と子の溝は深かった。家に帰れば後妻の由枝がわめきたてることから、竹一は高志と一緒にバンで旅に出ることにした。車はいつしか、竹一の姉、百合のいる盛岡に向っていた。二人っきりでゆっくりと話し合おうと竹一は思ったものの、宿でも高志は心を閉したままだ。途中、二人は若い娘トメ子に出会った。仙台まで同乗することになったトメ子の前で高志は明るい表情を浮かべ、うって変った息子の表情に、竹一は戸惑いさえ覚えてしまう。仙台でトメ子を見送った高志は、一見陽気そうな彼女のなかに、一沫の淋しげな様子を感じ取り、自分と同じように、心のどこかに痛いところがあるんだなと思う。二人は盛岡に着いた。小さなスナックを開く百合の、あっけらかんと自分の過去を話す姿に、高志は親しみを覚えた。竹一は高志を市内見物に出した後、百合に全てを打ち明けて相談した。竹一ははじめて息子のことを真剣に考えていた。百合にも励まされて、高志に全てを話そうと決心する。翌朝、百合も同乗した竹一の車は、青森と岩手の県境にある故郷の阿慈に向った。やがて車は火葬場で止った。竹一は「ここが父さんの生れた家だ」と高志に静かに告げた。家業を継いだ弟の桐二が今しも赤ん坊を火葬にふそうとしていた。棺にふして泣き叫ぶ若い母親を押しとどめる桐二。その異様な光景を高志は硬直したように凝視していた……。

見たい映画に
登録した人
1

作品データ

製作年 1983年
製作国 日本
配給 東宝
上映時間 113
twitterでつぶやく
facebookでシェアする

スタッフ

監督 保坂延彦
製作 荻洲照之菊島隆三藤井浩明
製作総指揮 辻信太郎
原作 水上勉
脚本 菊島隆三
撮影 村井博
音楽 谷村新司
美術 栗原信雄
編集 山地早智子
録音 矢野口文雄
スチール 岩井隆志
助監督 近藤明男
照明 田中良正

キャスト

工藤竹一 小林桂樹
工藤高志 中井貴一
峰岸トメ子 三原順子
若い妻 原田美枝子
豊子 宮下順子
まり代 楠トシエ
工藤由枝 根岸明美
工藤貫一 辰巳柳太郎
工藤桐二 中村嘉葎雄
工藤百合 高峰三枝子
最近チェックした映画館・映画
おすすめ特集

おすすめ情報

見て良かったランキング
ライオン・キング
ライオン・キング

ディズニーの人気アニメーション『ライオン・キング』を新たな映像表現で実写映画化

天気の子
天気の子

家出少年と不思議な能力を持つ少女の恋の物語を紡ぐ、新海誠監督によるアニメーション

ダンスウィズミー
ダンスウィズミー

矢口史靖監督が三吉彩花を主演に自ら脚本も手掛けて挑む初のミュージカルコメディ

Facebook&Twitter
MovieWalker_Facebook MovieWalker_twitter

映画-Movie Walker > 作品を探す > 父と子(1983)