映画-Movie Walker > 作品を探す > ザ・レイプ(1982)

レイプされた女性が加害者を告訴したことによって逆に苦境に立たされながらも、強靭な意志で生きていく姿を描く。原作は落合恵子の同名小説。脚本は「ラブレター」の東陽一と「神様なぜ愛にも国境があるの」の篠崎好、監督も東陽一、撮影は「ラブレター」の川上皓市がそれぞれ担当。

3/5
[?]評価方法について
総評価数 5
レビュー 0
投票 5
投票する

星の内訳はレビューと
投票の合計数です

レビューを見る

星5つ 25% (1)
星4つ 0% (0)
星3つ 100% (4)
星2つ 0% (0)
星1つ 0% (0)

映画のストーリー結末の記載を含むものもあります。

最終電車で駅に着いた路子は、恋人・植田との情事の後のけだるさを身体に残しながら、家路へと急いだ。突然、物陰に停っていた車のドアーが開き、男が顔をのぞかせた。彼女が以前、一度だけ行ったことのある中古車販売のセールスマンの谷口である。家まで送るという谷口の誘いを断わって、路子は歩を早めた。その時、背後から不意に谷口が路子に襲いかかった。抵抗する路子を車内に連れ込めずに、道から離れた空地へと引きずっていく谷口。二、三回、彼女の腹部に鈍痛が走る。薄れがちになる意識の中で、路子は懸命に抗うが、男の力は容赦なくブラウスを破り、パンティを剥ぎ取った……男は行為が終わるとそそくさと立ち去った。路子はとめどもなく流れる涙を拭おうともせず、満天の空を見ていた。傷心の路子に対して、植田は慰める言葉がなかった。ホテルの小部屋で、愛しあうことでいまわしい事件を忘れようとする二人。しかし植田が彼女にふと囁いた、「あの時も、よかった?」この言葉で衝撃を受けた路子は闘う決意をした。だが、その決意と裏腹に、警察での取り調べで屈辱的な思いをする路子。「なぜ、すぐ警察に行かなかったか?」「どうして、事件の後に恋人と愛しあったのか?」。やがて裁判が始まった。ここでも路子は被告側弁護人・黒瀬の執拗な攻勢に、鳥肌が立つ程おぞましい思いをさせられた。「なぜ逃げようとしなかったのか」「あなたはその時、腰を動かしたのではないか」……それだけではなかった、彼女の過去の男性体験まで次々に暴露されていったのだった。最終論告が近づくにつれて、一部始終を傍聴していた植田との間に、決定的な亀裂が走っていた。「懲役4年」路子は第一審に勝った。しかし、衆人の好奇の目にさらされ、精神的にも肉体的にもずたずたにされた路子が失ったものは、あまりにも大きかった。

見たい映画に
登録した人
4

作品データ

原題 The Rape
製作年 1982年
製作国 日本
配給 東映
上映時間 100
ソーシャルブックマーク登録
はてなブックマーク
twitterでつぶやく
facebookでシェアする

スタッフ

監督 東陽一
製作 吉田達前田勝弘残間里江子
原作 落合恵子
脚本 東陽一篠崎好
企画 吉田達前田勝弘残間里江子
撮影 川上皓市
音楽 田中未知
美術 綾部郁郎
編集 市原啓子
録音 久保田幸雄
スチール 遠藤正
助監督 栗原剛志
照明 磯崎英範

キャスト

矢萩路子 田中裕子
植田章吾 風間杜夫
谷口明 伊藤敏八
高木三郎 津川雅彦
検事・唐沢杏子 伊藤まゆ
弁護人・黒瀬勇一郎 後藤孝典
裁判長 柏木博
井上宏 長谷川初範
秋山 林美雄
路子の母 市川夏江
妹・順子 赤城佐知子
刑事 木村元
刑事 清水幹雄
刑事 伊藤紘
刑事 友成敏雄
ペーテルのママ 加賀まりこ
ジュンのママ 渚まゆみ
最近チェックした映画館・映画

おすすめ情報

Facebook&Twitter
MovieWalker_Facebook MovieWalker_twitter

映画-Movie Walker > 作品を探す > ザ・レイプ(1982)