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ニュー・ジャーマン・シネマの先駆的存在であり、ダニエル・シュミット、ミッシェル・フーコー、ハンス・ユルゲン・ジーバーベルグ等に多大な影響を与えたヴェルナー・シュローターがトラウマを抱えた女性作家の生活を描く。妄想的な精神分裂的世界を描写している点では彼の「愚か者の日」に連なる作品でもある。91年のドイツ映画賞で、最優秀作品、監督、主演女優(イザベル・ユペール)、編集(ユリアーネ・ローレンツ)賞を受賞、製作はトーマス・クッチェンリッターステファン・クッチェンリッターインゲホルク・バッハマンの原作を基にエルフリード・ジュリネクが脚本を執筆。撮影はエルフィ・ミケシュ、音楽はジャコモ・マンゾーニが担当。出演は「愛・アマチュア」のイザベル・ユペール、「黒の過程」のマチュー・カリエール、また「ラ・パロマ」、「まわり道」のペーター・カーンほか。

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ひとりの女性作家(イザベル・ユペール)が、マリーナ(マチュー・カリエール)という名の男と暮らしている。彼女はマリーナといるときに出くわした交通事故現場で、過去に経験した事件とその事故とを混同し、自分の父親(フリッツ・シェディヴィ)を交通事故の原因と考える。彼女はL・ヴィトゲンシュタインの言語の限界性とM・ハイデガーの“存在”との関係について講演を行い、また送る当てのない手紙を書き綴っている。ある日、花屋で一人の男イヴァン(カン・トガイ)と出会った作家は、すぐに恋人同士となるが、男はしばしば彼女に連絡せず、作家は苦しむ。彼女は遺作を書き始め、遠出をし、酒を飲み、またインタビュアーに、物事は言語に幽閉され、20世紀が思考の世紀であり、代わりに多くのものを焼き、煙突から煙として吐き出した、と語る。彼女はマリーナにも自分の苦しみを語り、イヴァンにマリーナとは自分のことであり、自分こそマリーナの創造物なのだと語る。作家は、ナチスの軍人だった家族を虐待する父親を思い出し、夢にうなされ、部屋の壁を見て、壁は崩されるべきだと叫ぶ。彼女は手紙と原稿を焼き始める。マリーナがそこに現われ、自分を取り戻すべきだと言うが、自分は消える、と女性作家は語り、後にはマリーナが焼けて行く部屋の中にたたずみ、作家宛にかかってくる電話に、そんな名前の人間はいないと言って、電話を切り、部屋を出て行く。

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作品データ

原題 Malina
製作年 1990年
製作国 オーストリア ドイツ
配給 アルバトロス・フィルム
上映時間 0
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