大洪水(1958)|MOVIE WALKER PRESS
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大洪水(1958)

1958年公開
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嵐と洪水のなかでめぐりあった無実の罪をせおった終身刑の囚人と、彼に救われた娘をめぐって起るサスペンス・ドラマ。アメリカのサタディ・イヴニング・ポスト誌に連載されたジョンとウォードのホーキンズ兄弟の手による原作を、「乱闘街」のチャールズ・クライトンが監督した。脚色もチャールズ・クライトン。撮影を「美わしのロザリンダ」のクリストファー・チャリス、音楽をアラン・ローソーンがそれぞれ担当している。出演するのは新人アン・ヘイウッド、「掠奪された七人の花嫁」のハワード・キール、シリル・キューサック、ハリー・H・コーベット、ジョン・クロフォード、エディ・バーン、ジョン・フィリップス等。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

アメリカ東部の小都市レバノン--幾日も降り続く雨は濁流となり、堤防の決壊は時間の問題となった。非常事態に備えて、囚人たちが動員された。しかし、自然の猛威は遂に堤防を破り、彼らを濁水の中に押し流した。囚人の一人ドナバン(H・キール)は泥水の中で、一人の女を救った。彼女はエリザベス(A・ヘイウッド)といった。彼女の父は医師で二階建の家はまだ安全だった。家族は一人も残っていなかった。ドナバンは外に出て、危険を逃れたピーブルス(C・クサック)とシャーキー(H・コーベット)を連れて来た。一軒の家に一人の女と三人の男が立てこもり、異様な空気をみなぎらせた。エリザベスを狙うピーブルス、そうさせまいとするシャーキー、黙々と筏を作るドナバン。エリザベスは彼らの会話から、ドナバンとピーブルスが囚人で、シャーキーが看守であることを知った。ドナバンはかつての会社の同僚マーフィーの妻を殺した罪で、終身刑を宣告され、すでに六年間服役していた。マーフィーは会社を乗取って、ウェスト・ミルズにいた。ドナバンのマーフィーに対する復讐を知ったシャーキーは、彼の目を盗んで筏に乗り家を抜け出した。間もなく家は押し流された。三人は小舟に乗り移った。ドナバンはエリザベスを守るために、ピーブルスを水中にほうり出した。ドナバンとエリザベスは小島にたどりついた。彼は彼女に自分の過去を話した。彼は無罪だった。マーフィーが自分の野望のために、彼に罪を着せたのだった。エリザベスは彼の話に感動し、いつしか彼を愛しはじめていた。彼女はドナバンの復讐を止めようとしたが、彼は単身ウェスト・ミルズに向った。岸に上ったエリザベスも、市役所にかけつけ、保安官にドナバンの無実を説明した。彼女は、そこで難民の手当に忙殺されている父に会った。彼女は父の止めるのもふりきって、ふたたび雨の中へとび出していった。一方、救助隊に助けられたシャーキーの知らせで、警官隊はマーフィーの家の周辺に待機した。その囲みを破って、ドナバンは家の中に忍びこんだ。ドナバンはマーフィーのピストルを取上げ、冤罪の恨みをこめて彼の顔面に鉄挙の雨を降らせた。何分かの死闘が続いた。ドナバンはエリザベスの声に我にかえった。彼女はドナバンが殺人罪を犯していないのを見て、いまは安堵の胸をなでおろすのだった。

作品データ

原題
Floods of Fear
製作年
1958年
製作国
イギリス
配給
東和

[c]キネマ旬報社

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