007/ゴールドフィンガーのレビュー・感想・ネタバレ・評価|MOVIE WALKER PRESS
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007/ゴールドフィンガーのレビュー・感想・ネタバレ・評価

1965年4月1日公開,110分

ユーザーレビュー

3.9
  • フジ三太郎

    3
    2020/1/17

    「ロシアより愛をこめて」のシンプルながらヨーロッパを股にかけた活躍。次作となる本作は、メキシコでの破壊工作に始まり、マイアミ、スイス、ドイツ、アメリカと移動距離が長い。
    本作からどんどん規模が大きくなり、「ムーンレイカー」では宇宙に飛んでしまう、ボンド物の端緒。
    個人的には、ディズニーランドと同じ路線で、今となっては観客に迎合したと思う。
    スパイ物と言うと、007の派手路線か、地味なミステリーかに2分されてしまった。その分、スパイ物でなくても、「ボーン」や「72時間」「24」みたいなアクションつるべ打ちが出来、007の存在意義はもうないと思う。
    ちょっとだけ感心したのは、コネリーがゴルフをやる場面。映画でコネリーがゴルフをやるのは、本作以外には、戦争大作「遠すぎた橋」しか知らない。
    しかしボンドガールの中でとうが立ったオナー・ブウラックマンは巨乳でしたな。名前もプッシーとか、今では考えられない笑

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  • たっかん

    4
    2013/5/18

    007シリーズの第三作。
    本作、マイアミから始まるが、冒頭から「女性との戯れている場面ではなく、仕事をしているジェームス・ボンド」が描かれる。

    この第三作から、ボンド・カーが変わった。(ベントレー→アストンマーチン)
    カーチェイスでは、車の後ろから煙、油を吹きだしたり、イスも飛び出す。他の車と並走してパンクさせることもできる。一見普通の車というあたりは、セブンのポインターとは違うかな。

    ボンドガールは、やはり金髪。オナー・ブラックマン(プッシー・ガロア役)。
    この女性、パイロットかつ飛行訓練教官でもあり、その飛行訓練場にいる5人の女性パイロットも全員金髪女性というのは、なかなかグッドである。

    何回も観ている映画なので、用心棒男(ハロルド・サカタ)が感電死する場面など、観ている途中で続々と思い出す場面の数々。

    お洒落なアクション映画的である。

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    ネタバレあり
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  • 晴耕雨読

    4
    2009/5/25

     映画は上京して来てから、大学四年生の時期に都立忍ケ丘高校の女子高校生N・Yさんと一緒に三番館で鑑賞しました。彼女は007初体験だったようですが、面白いと喜んでいました。その、007・シリーズも第三作目になって、冒頭お馴染みのシーン、モンティ・ノーマン作曲の"ジェームズ・ボンドのテーマ"をバックに右横から歩いて来たボンドが正面に振り向き、ワルサーPPKのトリッガーを引くと、それ迄ボンドを覗いていた螺旋銃口が鮮血に染まり揺れながら沈み落ちて行く。毎回ながらのわくわくするオープニングの快感です。監督は正統派のテレンス・ヤングから荒唐無稽な演出をするガイ・ハミルトンに変わっているので一抹の不安を覚えますが、全く杞憂に過ぎません。ガイ・ハミルトンの最高傑作かもしれません。

     モダニズムの吐露が各所に見られており、この映画から007・シリーズの基本姿勢が決まったように思います。海中から現われ爆破工作の任務を完了したジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)が潜水服を脱ぎ捨てると、その下には真紅の薔薇を胸に指した純白のタキシード姿を着こなしているのです。これは、ボンド・ルックと呼ばれ、後のシリーズ作品にとって原点とも言えるものですが、女子高校生は無邪気に“かっこいい”ともらしていました。

     ボンドの嗜好品への拘りと一流好みは、前作「ロシアより愛をこめて」同様に、ドライマティーニはステアではなくシェイクしてくれというシーン以外にも、1953年モノの高級シャンパンは3度以下に冷やして飲むべき、ブランデーにも一言、30年物だがブレンドが悪いと各所で蘊蓄を述べるのですが、ビートルズは耳栓をして聴けのユーモアには爆笑してしまいました。

     ボンドカーにアストンマーチン・DB5、ゴールドフィンガーがイギリスで乗っていた車は、ロールスロイス・ファントムIII、スイスの部下はメルセデスベンツ。ボンドカーに装備された隠し武器でタイヤを破壊された、ティリー・マスターソンの車は、フォード・マスタング・コンバーチブル。フェリクス・ライターの車は、フォード・サンダーバードといった具合にカーマニアならずとも垂涎の名車のオンパレード。公開同時は一部ハイソサエティーのスポーツだったゴルフや自家用ジェット機など、憧れの世界を堪能することが出来ます。また、ゴールドフィンガーの手下が日本軍の軍用拳銃である南部14年式拳銃を装備しているのは、ドイツの名銃ルガーを模倣した拳銃なので、ゴールドフィンガーがドイツ人であることを象徴的に描いたのだと思います。前作の「007・ロシアより愛をこめて」では、ヘリコプターによる攻撃をかわしながら狙撃用ライフルを組み立て反撃に出るシーンが有名ですが、ボンドが装備したライフルは、アーマライトAR7=22口径(※「ザ・インタープリター」でもマーカス・マトゥーが装備)であり、これと同じ火器を本作品のティリー・マスターソンが使用。ボンドは“ハンティング用かな、私も同じ物を持っている”と話しかけまるのです。見事な遊び心ですね。

     また、ボンド映画のエロチシズムも健在で、全身に金粉を塗られたゴールドフィンガーの秘書ジルの全裸死体(ナイスバディー)やプッシー・ギャロア(オナー・ブラックマン)の名前には、英語圏の人間はどう思ったのか興味津々になりますが、日本人女子高校生には“プッシー”の意味が分からなかったようでした

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  • ゆーみんぱぱ

    4
    2008/2/27

    007の魅力の一つは決めゼリフ
    敵を倒した後…
    美女を口説く時…
    そして、エンディング
    無数に散りばめられたオシャレなセリフに魅せられて「いつか使ってやろう…!」と暗唱したものです
    でも…ボンドだから似合うわけで…
    セリフの数々は、ご覧になってお楽しみください!

    今回の敵は見事な逆転の発想
    金に魅せられた悪党は、金(GOLD)を盗むのではなく、貯蔵された金(GOLD)を放射能汚染させ、自らの金(GOLDしつこい?)の価値を莫大なものにする、そんな大それた計画を立てる。見事と言えばその通り!運ぶには現実離れした重量であろう。

    今観ると漫画チックに映るかもしれない、ハロルド坂田の武器や、催眠薬を撒かれた時の兵士達の倒れ方etc. はご愛嬌!

    放射能爆弾の時限スイッチが「007」で止まるところはクライマックス。
    とにかく遊び心も満載で、アイデアが次々に出てくる様子が覗える

    最近CMソングにサントラが使われて初めて耳にした貴兄も多かろうが、『ロシアより愛をこめて』の次に素晴らしい曲だと思う♪

    【ミニ情報】
    全身を金箔に塗られ窒息させられたボンドガールは、実際カメラに映っていない前面だけ塗らず、それでもかなりの短時間しか撮影できない危険を冒していた

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    ネタバレあり
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  • ター坊

    5
    2006/12/13

    監督 ガイ・ハミルトン
    出演 ショーン・コネリー、ゲルト・フレーベ、オナー・ブラックマン、シャリー・イートン、
        タニア・マレット、ハロルド・坂田、バーナード・リー、デズモンド・リュウェリン、
        セス・リンダー他

    英国諜報員“007”ことジェームズ・ボンド(コネリー)は南米で革命資金のヘロイン爆破の使命を成功させるが、ホテルで女の裏切りにあい殺し屋に襲われるが撃退し、マイアミへ向かう。
    マイアミで休暇を楽しむボンドのもとに、友人でCIA諜報員のフィリックス・ライター(リンダー)がやってくる。彼はボンドの上司M(リー)の指令を伝えに来たのだ。
    指令とは、英国人富豪オーリック・ゴールドフィンガー(フレーベ)の監視であった。
    ゴールドフィンガーはホテルのプールサイドでカードゲームをし、荒稼ぎしていた。彼のイカサマを見破ったボンドはプールサイドが見えるゴールドフィンガーの部屋へ侵入し彼にカードの相手の手を教えていた女ジル・マスターソン(イートン)に会い、ゴールドフィンガーにカードをわざと負けるようにしむけ、更にはジルを自分の部屋にお持ち帰りした。
    しかしボンドは自分の部屋で何者かに襲われジルは体中に金を塗られ窒息死させられる。
    英国に戻ったボンドはゴールドフィンガーが金の密輸容疑があるとMから伝えられゴールドフィンガーを探るように命令される。
    特殊装備課のQ(リュウェリン)から特殊装備付のアストンマーチンDB5を支給されたボンドはゴールドフィンガーを追いスイスへ、彼の製金所に潜入したボンドはグランドスラム計画という名を聞く。さらに同じく侵入し姉の復讐をしようとするティリー・マスターソン(マレット)と出会うが、二人とも見つかりボンドカー、アストンマーチンDB5に乗り特殊装備で追跡車を振り切ろうとするがティリーが殺し屋オッドジョブ(坂田)に殺され、ボンドも捕まってしまう。
    グランドスラム作戦の名を知っていたボンドは殺されず、米国ケンタッキーへ連れて行かれる。そこでゴールドフィンガーに雇われている女飛行隊のリーダー、プッシー・ギャロア(ブラックマン)と出会う。
    そしてついにボンドはグランドスラム作戦の全容を知る。
    ゴールドフィンガーは、金の貯蔵庫フォートノックスに潜入し原爆を爆破させ、金を被爆させ、保有する金の価値を上げようとしていたのだった…。

    ボンド映画の3作目にして世界的大ヒットをした作品。
    今作よりクレジット前のショートストーリーアクション、奇想天外な秘密兵器が登場した記念すべき作品です。
    ストーリーも面白く、悪役ゴールドフィンガーの存在感、更に殺し屋オッドジョブのユニークさ、初のボンドカー:アストンマーチンDB5等、見所いっぱいで、今観ても色あせることなく楽しい作品です。

    主題歌を歌うシャリー・バッシーの歌声も力強く素晴らしいです。

    ドイツ人俳優ゲルト・フレーベをゴールドフィンガー役にキャストする時に彼のエージェントから英語が話せると聞いていたが実際は全く話せず、撮影の時には彼はドイツ語で台詞を言い、その後他の俳優が英語で吹き替えたそうです。

    今作撮影中に原作者イアン・フレミングが見学に来ましたが、完成前に彼は亡くなり、ボンド映画の世界的ヒットを見届ける事は出来ませんでした。

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    ネタバレあり
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