映画-Movie Walker > 作品を探す > 沈黙(1962)

「第七の封印」のイングマール・ベルイマンが脚本を書き、自ら演出した人間存在の追求ドラマ。撮影のスヴェン・ニクヴィスト、美術のP・A・ルンドグレンはつねにベルイマンの協力技術者達。音楽はバッハの曲を象徴的に用いられている程度。製作はアラン・エーケルンド。出演は「野いちご」のイングリッド・チューリン、「第七の封印」のグンネル・リンドブロム、他に子役のヨルゲン・リンドストロムホーカン・ヤーンベルイビルイェル・マルムステーンリッシ・アーランドレイフ・フォステンベルイ、小人のエドアルディニ一座など。

4/5
総評価数 5
レビュー 1
投票 4
投票する

星の内訳はレビューと
投票の合計数です

レビューを見る

星5つ 100% (1)
星4つ 25% (3)
星3つ 25% (1)
星2つ 0% (0)
星1つ 25% (0)

映画のストーリー結末の記載を含むものもあります。

エステル(イングリッド・チューリン)とその妹アナ(グンネル・リンドブロム)、その子ヨハン(ヨルゲン・リンドストロム)らは暑いヨーロッパの旅に疲れていた。姉の病気の悪化から、たまたま列車の止った町--言葉の通じない、字も読めない--のホテルに落着いた。だが二人の女にとってその滞在は空虚で不毛だった。エステルは翻訳の仕事を続けながら煙草をふかし、ウィスキーをあおり、満たされぬ気特を、他人に言えない恥ずかしい行為でなぐさめた。一方、アナにはエステルの存在はやりきれない。外出してみた。そして、ある男と知りあい、言葉の通じないのを肉体の行為で満足しあった。ホテルに帰った妹から発散するセックスに欲情さえ感じた姉は、そんな自由な性格を持つ妹を羨んだ。嫉妬か。知性と教養に支えられて来た自分……。黄昏。また外出しようとするアナを制した。男に抱かれに行くに違いない妹を見送りながら、自分の感覚が燃えてくるのを抑えようがなかったのだ。アナにとっては、優等生で父親にお気に入りの姉に対する反発は、ただ感覚的な愛の行動にすりかえる以外なかった。男はホテルにやって来ていた。母親と見知らぬ男が抱擁し、ある部屋に入って行くのを廊下で遊ぶヨハンが見ていた。エステルはそれを聞いてその部屋に行った。あられもない姿を見せるアナ。そこには、もう姉と妹をつなぐものは何ものもなかった。朝になった。一夜を廊下で過したエステルの容態はさらに悪化していた。アナはそれでも予定通り、病む伯母に心を残す少年の手をひいてホテルを出て行った。汽車の中でヨハンはエステルの手紙を開いた。「精神」と書いてあった。あのまま死ぬかも知れないエステルの遺書でもあろう。彼女はヨハンに何をたくしたのか。母子の汽車は無感動にエステルとの距離をひろげてゆく……。

見たい映画に
登録した人
1

作品データ

原題 Tystnaden
製作年 1962年
製作国 スウェーデン
配給 東和
twitterでつぶやく
facebookでシェアする

レビュー

ベルイマン監督 ≪神の沈黙≫三部作 ~その3~

投稿者:たっかん

(投稿日:2015/10/10)

「イングマール・ベルイマン監督 ≪神の沈黙≫三部作 ~その3…

[続きを読む]

支持者:0人

最近チェックした映画館・映画
おすすめ特集

おすすめ情報

見て良かったランキング
決算!忠臣蔵
決算!忠臣蔵

堤真一演じる大石内蔵助が予算内での討入りを達成すべく奮闘する時代劇コメディ

アナと雪の女王2
アナと雪の女王2

2014年に日本公開されたディズニーの人気アニメーション『アナと雪の女王』の続編

アイリッシュマン
アイリッシュマン

マーティン・スコセッシ監督×ロバート・デ・ニーロ主演、実在した殺し屋の半生を描く

Facebook&Twitter
MovieWalker_Facebook MovieWalker_twitter

映画-Movie Walker > 作品を探す > 沈黙(1962)