シベールの日曜日|MOVIE WALKER PRESS
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シベールの日曜日

1963年6月15日公開
PG12
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フランスの作家ベルナール・エシャスリオーの小説「ビル・ダブレの日曜日」を短編映画「微笑」のセルジュ・ブールギニョンとアントワーヌ・チュダルが脚色し、ブールギニョンが監督した記憶喪失症の青年と少女との純愛ドラマ。撮影は「生きる歓び」のアンリ・ドカエ、音楽は「アラビアのロレンス」のモーリス・ジャール。出演者は「ハタリ!」のハーディ・クリューガー、新人子役パトリシア・ゴッジ、「ラインの仮橋」のニコール・クールセル、ダニエル・イヴェルネルなど。この映画はアカデミー外国映画最優秀作品賞、ベニス映画祭特別賞、アメリカ・アート・シアター賞などを受賞した。黒白・フランスコープ。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

戦争中パイロットだったピエール(ハーディ・クリューガー)は戦線で少女を射殺したと思いこみ、それ以来、みずから激しい戦に加わり、墜落のショックで彼は記憶喪失性となった。恋人マドレーヌ(ニコール・クールセル)の愛情も、友人である芸術家カルロスの友情もピエールの孤独な心を救えなかった。彼はあてもなく町をさまよい歩いた。あるたそがれ時、ピエールは町で一人の少女(パトリシア・ゴッジ)に会った。少女の名はフランソワズで寄宿学校に入れられていた。父親から見捨てられたのだ。二人は日曜日ごとに会い、互に孤独な二人の間には汚れのない愛情が生れていった。日曜日は二人にとって貴重な時間となったが、この日曜日を守るために、彼等は周囲に嘘をいわねばならなかった。マドレーヌもこの嘘に気づき心配して後を追ったが、池の畔で遊ぶ二人の姿は汚れのない美しいものだった。ピエールと少女は父と娘として装ってきたが、そんな嘘はいつまでもつづくはずがなかった。クリスマスがやってきた。いつものように二人は池の畔で楽しいクリスマスイブを過ごしていた。いまはピエールを唯一の友人と思っている彼女は、はじめて本当の名前はシベールだと告げるのだった。一方、マドレーヌはピエールの不在に気づき相談相手の医師ベルナールに助けを求めた。ピエールを頭から変質者扱いにしている彼は早速警察に連絡した。警察もベルナールと同じく父親でもない男が少女と恋人同士のようにしているのに少女の危険を感じた。警官達は二人の楽しいクリスマスの現場に踏み込んできた。彼等はピエールにピストルを向けた。ピエールは死んだ。シベールは池の畔でいつまでも泣き続けた……。ピエールもいなくなった。シベールはまた一人ぼっちになってしまったのだ。

作品データ

原題
Cybele ou les Dimanches de Ville d'Avray
映倫区分
PG12
製作年
1962年
製作国
フランス
配給
東和

[c]キネマ旬報社

映画レビュー

3.8
  • 梨剥く侍

    5
    2016/6/14

    アンリ・ドカエのカメラによる水墨画の美。孤独なふたつの魂の出会いを綴る物語。ラストは見るたびに滂沱の涙が…。

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  • キネマ白道

    5
    2013/5/27

    というとアブナイ?映画と思われるでしょうが

    そこは監督の抑えた演出で、そうはなりません。
    この禁断の恋は、、、御想像のように
    悲劇で終わります。

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  • 2006年から映画

    3
    2011/9/13

    戦争が原因で記憶喪失になった青年と寄宿学校に預けられた孤独な少女との交流。
    学校がお休みの日曜日、シベールが親の代わりに少女と日曜日を過ごします。

    孤独な二人が心を通わせ日曜の公園で遊ぶ様子もトーンは暗め。
    二人の秘密の交流に段々周りが騒がしくなっていきます。

    途中まではほのぼのしてていいのですが最後が・・。
    これがフランス映画なのでしょうか。

    女の嫉妬はロクなことがないと言いたい?と思った映画でした。

     ・日曜日が暇な方
     ・交際相手を疑ってる方
     ・交際相手に秘密がある方
      にお勧めです

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