アラン・ドロン
Tom Ripley
ルネ・クレマンの「海の壁」以来の映画。アラン・ドロンが“天使の顔をした悪人”を演じるサスペンス・ドラマ。出演はドロンのほか、新星マリー・ラフォレ、「死刑台のエレベーター」のモーリス・ロネら。フランス映画で活躍したスターたちの代表作をニュープリントで上映する「フランスがいっぱい」などでも上映。
※結末の記載を含むものもあります。
定職にもつかずにいた貧乏青年トムは、幼友達フィリップの父親から、フィリップをイタリアから連れ戻すよう頼まれる。美しい恋人と自由な生活を送るフィリップを見た彼は、フィリップになりすまそうと殺人を計画する。
Tom Ripley
Marge
Philippe
Mem Popova
Inspecteur Riccordi
O'Brien
Freddy
製作
製作
監督、脚本、台詞
脚本、台詞
原作
撮影
音楽
美術
[c]キネマ旬報社
アラン・ドロンって美男子だけど、物凄く迫力が有ります。
傭兵とかで、従軍経験が有るみたいだけど、本当に何人か殺しているような怖さを持っています。
また、主役なのに、いつも、脇役に喰われてしまいます。
脇役の演技の方が目立ってしまいます。
この映画でも、モーリス・ロネの方が印象深いです。
アラン・ドロンは、常に主役をやる二枚目でありながら、脇役をもスターにさせる俳優です。
内容については、犯人を応援してしまう不思議な映画です。
サインの練習や、網の中の遺体の指が印象的です。
逮捕される直前の一時、『太陽がいっぱい』と言う詩的な表現がとても素敵でした。
とにかく、インドシナ戦線から戻ってきた兵隊さん、アランドロンが、ギラギラしてて、とってもキレイでした。
その人が、きれいな時って、誰でも、そんなに長くはない。
そんな一時期を封じ込めて、こうやって、見ることができるのは、映画のステキなところです。
アランドロン、生き物として、若さで輝いてた。
「銀幕」っていう映画の楽しみ方も、悪くないですね^^