両面の鏡|MOVIE WALKER PRESS
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両面の鏡

1960年3月6日公開
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整形手術を受けた人妻をめぐるメロ・ドラマ。監督は「眼には眼を」のアンドレ・カイヤット。脚本は彼自身と、この映画にも出演している、「絶体絶命(ピンチ)」の性格俳優・ジェラール・ウーリー。台詞をデニ・ペレとジャン・ナケルが担当した。撮影は「スパイ」のクリスチャン・マトラ。音楽も「眼には眼を」のルイギ、美術は「洪水の前」のジャック・コロンビエ。出演は、「非情」のミシェル・モルガン、「学生たちの道」のアンドレ・ブールビル、「女の一生」のイヴァン・デニのほか、サンドラ・ミーロ、エリザベート・マネ、シルヴィ、ジャーヌ・マルカン、ジュリアン・カットら。製作アラン・ポワレ。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

著名な整形外科医ボスクを射殺したピエール・タルディヴェ(アンドレ・ブールビル)は過去の事情を自白した。--十年前、貧相な数学教師である彼は、新聞広告を出して配偶者をさがした。そして、知的な感受性をもちながら、みにくい容貌のため婚期を遅らしていた二五歳の女性マリージョゼ(ミシェル・モルガン)と結婚した。彼女の愛は、実は美貌の妹ヴェロニクと婚約したジェラール(イヴァン・デニ)の上にあった。彼は彼女が勤めるレコード店の若い経営者だった。しかし、自らを知るマリージョゼはタルディヴェとの夢のない結婚生活に入った。年月が経過し、タルディヴェ夫妻には二人の子供ができ、小型自動車まで買える身分になった。がある晩、その自動車が外科医ボスクの車と衝突してタルディヴェは重傷を負った。ボスクは自分の病院で彼を治療し、そこでマリージョゼに会った。そして、マリージョゼの顔が整形手術によって、美貌に変ることができるタイプなのを見、手術を夫にすすめた。しかしタルディヴェは現状に満足していてこれを断った。遂にボスクは、マリージョゼに祖母の所に出かけると家族に対して偽らせ、病院に入院させて手術をした。マリージョゼはその結果、美貌に生れかわった。けれど、夫も夫の母も、これをよろこびはしなかった。夫と彼女の間に意見の衝突する日が続いた。ボスクの紹介でとうとう彼女は勤めに出るようになった。夫は子供たちを彼女から離してしまった。絶望したマリージョゼは妹の夫ジェラールに会った。彼も浮気な妻との生活に絶望していた。新しい生活を求めて、マリージョゼとジェラールはカナダに出奔する決心をした。二人の乗った飛行機は濃霧のため途中の飛行場におりた。その時、マリージョゼのもとに、夫タルディヴェが狂気のあまりボスクを病院で射殺したことを知らせた電報が父からとどいた。霧のはれるまでの七時間、マリージョゼは事情を胸に秘めてジェラールと幸福な時間を過した。そして、彼女は出発する飛行機にジェラールだけを乗せ、自分はパリに帰るべくとどまり、窓からいつまでも見おくった。

作品データ

原題
Le Miroir a deux faces
製作年
1958年
製作国
フランス イタリア
配給
イタリフィルム

[c]キネマ旬報社

映画レビュー

4.0

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