おかしなおかしな大冒険|MOVIE WALKER PRESS
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おかしなおかしな大冒険

1974年6月22日公開
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探偵小説家が、自ら創造した作中人物になって大活躍するコメディ。製作総指揮はロバート・アモン、製作はアレクサンドル・ムヌーシュキンとジョルジュ・ダンシジェール、監督・脚本は「君に愛の月影を」のフィリップ・ド・ブロカ、撮影はルネ・マトゥラン、音楽はクロード・ボラン、編集はアンリ・ラノエが各々担当。出演はジャン・ポール・ベルモンド、ジャクリーン・ビセット、ヴィットリオ・カプリオ、モニーク・ターベ、マリオ・ダヴィド、ブルーノ・ガルシンなど。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

フランソワ・メルラン(J・P・ベルモンド)は、007ばりのスパイ・シリーズで人気絶頂の冒険小説作家だ。毎月、編集者のシャロン(V・カプリオ)に新しいスパイものを提出し、目下メキシコを舞台にしてスパイ小説を執筆中だった。彼はアパートの窓ごしに見そめたクリスティーヌ(J・ビセット)の美しさにうっとりしていたが、いつしかスーパーマンである秘密諜報員ボブ・セント・クレア(ベルモンド二役)になって大暴れしだす白日夢にひたってしまう。夢の中での事件の発端はメキシコの港町で、アメリカ諜報員が殺されたことから始まる。この事件究明のため、中近東にいたボブがアカプルコに派遣された。ボブは、メキシコ諜報部の連絡員ですばらしい美女タチアナ(ビセット二役)と連絡をとったが、その魅力にたちまちのぼせあがってしまう。アカプルコではボブとタチアナの生命を狙うカルポフ(カプリオ二役)一味のために次々に危険がふりかかってくるが、そこは無敵のスーパーマンであるボブの大活躍によって何とか脱出する。カルポフはボブに一大仕掛けで挑戦してきた。それは海岸に沿ったハイウェイに鏡の巨大な壁を築き、ドライブ中のボブを錯覚させようというものだ。ボブはヘッドライトが鏡に反射し、ハンドルを切りそこねて鏡の壁に大衝突。絶壁から海へと投げとばされた。しかし彼は……。そこでフランソワは現実に帰った。もちろん、スーパー・ヒーローを殺すわけにはいかない。やがて、クリスチィーヌがフランソワの部屋にやってくるようになった。彼女は女子大生で社会心理学を専攻しているのだが、フランソワの小説を偶然読んだことから、なぜ彼の創造したスーパーマンが大衆に受けるのかを分析し、論文を書こうというのだ。クリスチィーヌが出版者のシャロンとつきあいだしたことを知って、フランソワは気が気でない。えい、ままよ、いっそのことボブをアンチ・ヒーローにしてはどうなるか--。最後の仕上げを急ぐフランソワは、ボブを徹底してズッコケ三枚目にしてタチアナとのラブ・アフェアをおもしろおかしく書きだした。フランソワはやっと書き上げた原稿を、窓からシャロンに投げつけた。おかしなおかしな大冒険も空想の中の出来事だった。フランソワはクリスチィーヌを抱きしめ、やっと自分のものにした。

作品データ

原題
Le Magnifique
製作年
1974年
製作国
フランス イタリア
配給
ワーナー・ブラザース

[c]キネマ旬報社

映画レビュー

4.5
  • 邪魔なハット

    5
    2008/6/11

    大好き。
    コメディーはこれくらい徹していないと。

    主役フランソワを演じるジャン・ポール・ベルモンドは大好きな俳優だ。
    “勝手にしやがれ”の渋いのもいいし、この作品のようなコミカルな演技も楽々とこなせる。
    天才かどうかはわからないが、スーパースターに間違いはない。

    学生のクリスティーヌと劇中劇のタチアナの二役を演じるジャクリーン・ビセットはこの作品でも輝いている。
    クリスティーヌもいいし、タチアナも最高だ。
    若い時の彼女なら、“ルパン三世”が実写になったとしても、峰不二子を申し分なく演じられただろう。
    いや、もしかするとそれは逆で、アニメの“ルパン三世”のテレビ第2シリーズの峰不二子は、この映画のタチアナが元になっているのかも。

    それで思い出したが、ルパン三世の声を演じていたのも、J・P・ベルモンドの映画がテレビで放映された時の声も、山田康雄さんだった。

    この映画がテレビ放映された時のJ・ビセットの声を誰がアテていたかは忘れたが、上記の事柄を踏まえると、増山江威子さんがアテたら、ばっちりハマるだろう。

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