ネバーエンディング・ストーリー|MOVIE WALKER PRESS
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ネバーエンディング・ストーリー

1985年3月16日公開,95分
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幻想の国が無に襲われ危機に瀕するというファンタジーと、その物語に読みふける少年を並行して描く。ベルント・アイヒンガーとディーター・ガイスラーがノイエ・コンスタンチンのために製作。アメリカのWBが配給会社PSOを通じて製作費を出資している。エグゼキュティヴ・プロデューサーはマーク・デーモン(PSO社長)とジョン・ハイド。監督は「U・ボート」のヴォルフガング・ペーターゼン。ミヒァエル・エンデの『はてしない物語』(岩波書店)に基づいてペーターゼンとヘルマン・ヴァイゲルが脚本を執筆。ただし、原作者は映画の出来に不満で、法廷に訴えて自分の名前をクレジットから削らせている。撮影はヨスト・ヴァカーノ、音楽はクラウス・ドルディンガー、特殊効果はブライアン・ジョンソンが担当。主題歌をリマールが歌っている。出演はノア・ハサウェイ、バレット・オリヴァーなど。本国での題名は “Die Unendliche Geschichte”ドルビー・ステレオ。テクノヴィジョンで撮影。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

バスチアン(バレット・オリヴァー)は、悪ガキ三人に追いかけられて、古本屋に逃げこんだ。そこで『はてしない物語』という本を見つけるが、主人のコレアンダー氏(トーマス・ヒル)は意地悪く売ってくれそうもない。コレアンダー氏が電話に出ているすきに、バスチアンは本をつかむと店を出て学校の屋根裏部屋へ行き、本を読み始めた。--夜の闇に包まれたハウレの森には、とんがり鼻の夜魔(タイロ・プリュックナー)と赤いシルク・ハットに赤い服のティーニー・ウィーニー(ディープ・ロイ)がいた。あとから岩を喰う巨人もやって来た。ファンタージェンという名のこの国で、誰の目にも見えぬ何者かが、嵐とともに襲来しすべてを無に変えていた。彼らはこの異変を女王に報告しに行く途中だった。この国を治める女王(タミー・ストロナッハ)は、もう何千万年も生きているのに今でも子供の姿のまま、象牙の塔に住んでいた。女王は原因不明の病いにおかされており、その病いを治せるのは、勇士アトレーユだけだという。召されてきたアトレーユ(ノア・ハサウェイ)は、幼い少年であった。女王の命を救うため、アトレーユは、危険な旅に出て巨大な亀のモーラから「女王が今でも子供の姿のままなのは新しい名前を次々ともらっていたからだ、次に新しい名前をさしあげられる者を知りたければ南のお告げ所ウユララに行き尋ねてみろ」と教えられた。白い竜のフッフールに助けられて、アトレーユは南のお告げ所へ行く。お告げは人間の子供だけが新しい名前を授けられるというものだった。無はすさまじい勢いで広がり、白い竜に乗ったアトレーユは荒海へ落下した。気がつくと彼は海辺にいた。ここも無に侵触されており、廃墟と化した町の一角で、アトレーユは無の手先である人狼のグモルクと対決しグモルクを倒す。人間は見つからなかったと報告するアトレーユに、女王は「もうそこまで来てます」といい、「バスチアン」と叫ぶ。とファンタージェンは爆発し、新しい国が生まれる。バスチアンは白い竜に乗って悪ガキ三人組に復讐するのだった。

作品データ

原題
THE NEVERENDING STORY
製作年
1984年
製作国
西ドイツ
配給
東宝東和
上映時間
95分

[c]キネマ旬報社

映画レビュー

3.9
  • みるみる

    4
    2019/5/9

    中学生の時に友達と映画館へ見に行ったな。今でも白くてフワフワな物を見ると「ファルコンだ」と思ってしまう人も居るのでないでしょうか?よく見たらちょっと不気味だけど当時は胸おどらせて感動してました。
    そして35年ぶりに見てみました。懐かしいわぁ。そして今でも十分楽しめる作品です。この映画は子役3人の演技にかかってるわけですが皆きゃわゆくて凛々しくてたまりません。アトレーユ役のノア・ハサウェイなんて本当におとぎの国の少年だもん。今の様なCG満載じゃないので随分大変な撮影だっただろうと思いました。
    もうひとつはテーマソング。いきなりリマールの歌から始まるなんて忘れてました。耳に残りますよね。
    私には何もかも懐かしく色んな事を思い出さしてくれる大切な一本です。

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  • S

    3
    2015/8/24


    30年も前の作品であるだけに
    求められるものも違うのだろう
    今の高度なCGを使っては
    こんなに味のある作品はできない

    とっても純粋なストーリーと
    柔らかい合成がほっこりさせてくれる1本

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  • 月うさぎ

    5
    2013/12/13

    「物語の力」「想像力」
    初めて映画館でこの映画を観た時、ファンタジーの世界を構成するイマジネーションの豊かさにうっとりしました。

    夢のある愛らしいお話やユニークなキャラクター達に魅了され、
    少年バスチアンとアトレイユの美少年ぶりも目を引きます。
    特にアトレイユ役のノア・ハザウェイは最高でした。

    今では何でもCGで作れちゃうかもしれませんが、この映画は
    特撮が特徴的で今見ても決して古臭くないです。

    最初犬みたいで気持ち悪いと思ったハッピードラゴンのファルコンだって
    見慣れればかわいく見えるから不思議。
    いいな。一緒に空を飛べて。って子どもはみんなそう思うでしょう。

    作品の原作はミヒャエル・エンデの『はてしない物語』です。
    私はこの本を読む前に映画「ネバー・エンディング・ストーリーⅠ」を観ていました。
    小説の半分しか描かれていないというのは、当初から聞いていましたが、
    原作を読むと半分どころか単なるさわりに過ぎず、結末も別物。

    それどころかテーマが真逆じゃないか?!
    とびっくりするハメになりました。

    原作者のエンデの怒りにあい裁判沙汰になったとか、
    イメージが守られていないとか。
    結構大クレームにあってしまったみたいです。
    エンデは幼心の君や龍は日本をイメージしていたそうです。
    日本的な本作も観てみたいものですね。

    けれど、それを知ってもなお。
    この映画の美しさやイメージの愛らしさは損なわれないと思います。

    アトレイユとアルタクス、超高速カタツムリ、ロックバイターの悲しみ、ファルコンの大笑い、
    モーラのくしゃみ、悲しみの沼、スフィンクスの崩壊、象牙の塔…
    ほら、いまでもこんなにあざやかに蘇る。
    わくわくした気持ちと共に。
    私はそれで充分だと思いますが。

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