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投稿レビュー(11件)三度目の殺人は星3つ

「三度目の殺人」に投稿されたレビューを
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三度目の意味は… (投稿日:9/18)

30年前に殺人事件を起こした三隅が再び殺人事件を起こし、弁護を引き受けた重盛は、勝利に拘って進めるが…。
役所広司演じる三隅は、感情の起伏がなく不気味で、本当に人を殺したんだろうかという疑問さえ生まれるが、周りの評価は、生きている価値のない人間なのだ。そんな中で、若手弁護士の「生まれてこなければよかった人間なんていない」という言葉は強く心に響く。しかし、物語の展開は紆余曲折を経て、意外な真実とも嘘ともわからない地点へ辿り着く。これでいいのか、というのは当事者にしかわからないので、当然結論はないけど、男女あるいは大人と子供の間には大きな隔たりがあり、それによって正義は変わるということかな。»ガイドライン違反報告

投稿:ローズ

評価:3
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是枝裕和監督の新境地を示す力作 (投稿日:9/17)

『三度目の殺人』を鑑賞。夜の河川敷での惨殺シーンから始まる今作は、その事件にまつわる真相を巡って二転三転した挙句、観客が確かに目にした前述の殺人事件でさえも真犯人は誰だったのかを半ば曖昧なままにして終わりを迎える。是枝裕和監督はこの映画について「神の目線を持たない法廷劇」とコメントしているようだが、観客もまた、全てを見通す神の視点に立つことができないというわけだ。主人公である弁護士の重盛(福山雅治)と殺人事件の容疑者・三隅(役所広司)は最初、対照的な人物として画面に登場する。是枝は、同じく福山が主演した『そして父になる』でも対照的な立場、境遇に置かれた人間の関係を描いていたが、重盛と三隅で何より異なるのは「言葉」に対するスタンスである。職業柄、重盛にとって言葉は最大の武器であり、裁判に勝つためには依頼人を理解することや、正義・真実などは必ずしも必要ではなく、精緻に組み立てられたロジックを基にした巧みな戦術を駆使することが何より重要だと考えている。一方、相手によって証言が頻繁に変わる三隅にとって、言葉は決して万能な伝達手段ではない。刑務所の接見室で三隅が「こうすると、言葉以上にあなたの考えていることが分かる」と重盛に言い、2人がガラス越しに手を合わせる中盤のシーンは、今作の分岐点になるという点で重要な意味を持つ。この場面で三隅に娘のこと言い当てられた(付言すれば、重盛の娘と、三隅と言葉以外の方法でコミュニケーションを深める広瀬すず演じる被害者の娘・咲江の2人もまた、右目から流れる涙が持つ意味によって対照をなしている)重盛の言動は以降、明らかに変化していく。直後に、重盛が見る夢(=意識の外にある領域)が挿入されるのは象徴的だ。その過去を知る人間から「空っぽの器のよう」と形容される三隅に重盛が翻弄され、次第に彼自身も変わっていく様子はどこか、同じく役所が主演を務めた(役柄は真逆だが)黒沢清監督の傑作『CURE』を彷彿させる。今作の終わり近く、それまでずっとガラス越しに、左右対称に映されていた重盛と三隅の横顔がガラス上で重なり合う。重盛は、『CURE』で連続猟奇殺人事件を追う刑事が、自分を翻弄する謎の男と同一化していったように、遂に三隅と分かちがたく結びついたのだろうか。映画はそれに関しても明確な答えを示さない。ラストシーンは、おそらくこれまでの是枝裕和作品の中で最も不気味と言えようカットであり、多義的な解釈を可能にするものだ。『三度目の殺人』は映画作家としての是枝の新境地を示す力作である。その果敢な試みを高く評価したい。»ガイドライン違反報告

投稿:ブルーインブルー

評価:4
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福山VS役所 (投稿日:9/17)

福山雅治&是枝監督のコンビがまた魅せてくれました。
福山が公私に渡り淡々と、少し冷淡な様も見せながら、
終盤に向けて心情が動きだす優秀な弁護士役を
上手くこなしていました。
でも何と言っても、容疑者役の役所広司が秀逸で
福山を飲みこむような演技に魅了されました。
ストーリーはよくありそうな感じではあるけど
単純ではなく、ひねりも加えていたので
謎がスカッと解明されないまま、観客が感じることが
この映画のラストとなっているように思いました。»ガイドライン違反報告

投稿:tom

評価:3
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(投稿日:9/14)

謎が解けない。
法廷は真実を解明するところでは無い。
罪を調整する場所。
だから真実は必要ない。
とても難しい問題…
だから宗教が必要。
胡散臭い人々ばかり…
ここで信じられたのは、
親娘の絆と、役所広司の演技。»ガイドライン違反報告

投稿:KI-ki

評価:3
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最後にタイトルの意味が分かります (投稿日:9/13)

クライマックスにならないと映画のタイトルの意味がわかりませんでした。
なるほど、それで三度目の殺人ってことだったんですねえ。
器とか、カラッポとか、比喩がいくつか出てきて、ちょっとわかりづらいところも。
役所広司さんは、いいように言うと、いさぎよかったですね。あれは自分の娘に対する償いだったのかもしれません。
»ガイドライン違反報告

投稿:おさおさ

評価:4
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生きているという答え (投稿日:9/12)

▼ネタばれ(クリックして読む)

容疑者の心理や動機は、はっきり言ってモヤモヤしたまま確かなことが分からないまま終わってしまいます。

ただ、弁護士にも容疑者にも娘がいて
家族と向き合った時の父親としての顔と
弁護士や容疑者として向かい合った時の顔。
その2つの間(はざま)に1つの答えがあるんじゃないかと思いました。

生きる事、死ぬこと、そして誰かを殺すという事
その意味を問われる映画だと感じました。»ガイドライン違反報告

投稿:ナコ

評価:4
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謎が多すぎて・・・ (投稿日:9/12)

 是枝裕和監督がある意味、新しい分野にチャレンジした法廷サスペンス的作品!

 主役で弁護士役の福山雅治、殺人犯でドラマのキーマンを演じた役所広司、ともに期待どおりの演技で観る者を飽きさせませんでした。しかし、被害者の娘で犯人と交流のあった謎の多い娘を演じた広瀬すずは頑張っていましたが、やはり他の作品(映画など)の明るいイメージが強いせいか、私のように今回のキャラクターに慣れるまで時間がかかった人は多いのではないでしょうか?

 犯人の役所広司や広瀬すず、そして、広瀬すずのお母さん役の斉藤由貴など誰が本当のことを言っているのか全く分からず、謎が謎を呼んで上映時間の2時間4分、集中して観れたのですが、題名の「三度目の殺人」の意味は分かったものの、多くの謎が分からないまま終わってしまうので、観終わった後、面白かったのに何かモヤモヤした感覚が残りました。

 また、ツイていないのは、昨日、ニュースで斉藤由貴の不倫謝罪のコメントが発表されたのを聞いたばかりだったので、劇中、斉藤由貴に似たようなシュチエーションがあったため、集中がそこだけ途切れてしまったのも事実です。

 とはいえ、この映画を観て、法廷について改めて考えさせられましたし、広瀬すずの最後のセリフで「法廷で真実を話す人はいない」はグサリと胸につき刺さりました。»ガイドライン違反報告

投稿:杉ちゃん

評価:3
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面白かったけど、少し物足りなさも感じました。 (投稿日:9/11)

「そして父になる」の是枝裕和監督と福山雅治さんや広瀬すずさんが出演されるので、鑑賞しました。内容は、福山さん演じる弁護士の重盛が役所広司さん演じる殺人者三隅の弁護を担当し、そこから以外な事実が次々と出てくるというものです。映画自体はとても面白かったですけど、わからない部分もあり、少々物足りなさを感じたことが残念でした。»ガイドライン違反報告

投稿:ken

評価:3
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新☆心理サスペンス…鑑賞後に問いが残る (投稿日:9/9)

前作の「海よりも深く」の時も、
そして今作でも、是枝監督は初日に外国にいた。
舞台挨拶に通っているが初日にいない監督は珍しい。
それだけ外国からの評価が高いということだろう。

そして、ヴェネチアでのコンペティション部門の結果発表は、
日本時間9月10日午前1時~2時。
なんだかソワソワする。
是枝監督のとびきりの笑顔が見られるかもしれない。
この映画がヴェネチアで…そして、この日本でどう評価されるのか?
とても興味深い。

弁護士・重盛=福山雅治さん。
勝つことにこだわる弁護士。
2度目の殺人を犯した男の弁護を通じて、真実を追求しようと姿を変えていく。
重盛と一緒に翻弄されながら、脳をフル稼働させて映画に入り込む124分間。

対峙する殺人犯・三隅=役所広司さん。
接見のたびに供述は変わり、動機もわからないまま。
目つき、声色、供述、感情…
三隅がどんな人間なのか、知りたい衝動に駆られる。
本当のようにも、嘘のようにも…どちらにも見えるという役所さんの演技力に驚かされる。

それと、司法というシステムへの考え方に対する問題提起。
法廷は真実を追究する場所なのか。
利害の調整するところではないのか。
真実はわからないのではないか。
人が人を裁くことは不完全なものではないか…等々。

最後に明快な答えにたどり着くような謎解きではない。
その逆で…最初に真実があるように見せかけて、見終わる頃に多くの謎や問いが残る。
新しい形の心理サスペンス映画だった。

一体、何が真実なのか…分からないまま。
モヤモヤした感覚だけが残った。

タイトルの「三度目の殺人」の意味が分かるとき…
きっと、自分が知りたい真実にたどり着けるのではないだろうか。
»ガイドライン違反報告

投稿:あらりん

評価:4
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