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投稿レビュー(6件)ダイアリー・オブ・ザ・デッドは星3つ

「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」に投稿されたレビューを
ユーザーが投稿した5段階評価を基準に、「良い」(星3つ以上)と「残念」(星2つ以下)に分けて表示しています。

現代のマスメディアのあり方を痛烈に風刺 (投稿日:2010/6/16)

 ハンディカメラによる主観撮影の映像が観客である私に圧倒的な緊張感をもたらし、テンポの良い展開で事件に巻き込んでいってしまう臨場感が新鮮でした。良くも悪くも映画研究会の学生が撮った映画のようなテーマ性に対し元祖ゾンビ映画のジョージ・A・ロメロ監督は、単なるスプラッター映画ではなく、映画学生を通して、現代のマスメディアのあり方を痛烈に風刺しています。「クローバーフィールド/HAKAISHA」や「REC/レック」で再流行となったP.O.V(ポイント・オブ・ビュー=主観映像)の生の映像が画面に展開されますが、映画冒頭でヒロインのデブラ(ミシェル・モーガン)のナレーションが入り、“音楽を挿入した”と語りますので、ネタばれではなく、最後までヒロインが生き残ることが分かってしまうのが残念です。

 また本編は前作の「ランド・オブ・ザ・デッド」よりも遥かに低予算という製作費ながら、最近のゾンビが登場する亜流映画では、疾走したり、ジャンプしたり、武器や道具を使用するゾンビにアンチテーゼを出すように恐怖の原点に回帰してゲーム版「バイオハザード」のゾンビのようなスローモーな動きが怖ろしく、そして断然面白いのです。低予算映画ですのでキャスティングは私の知らない俳優が大挙出演していますが、友情出演のゾンビ役としてロメロ監督自身と彼の刎頚の友トム・サヴィーニの出演の他にも、スティーヴン・キングやクエンティン・タランティーノ監督、ギレルモ・デル・トロ監督や、「ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン!」のサイモン・ペッグ、らが熱演していたそうです。しかし、私の拙い眼力では全く分かりませんでした。我こそはと思われる方は、彼らがどのシーンでゾンビを演じていたかをゆっくりと確認してみても面白いかもしれません。

 ガンマニアの私としては、あれほどの銃器を登場させているのに、銃撃シーンに左程の迫力が感じられなかったことと、アーチェリーの名手の大学教授がゾンビを矢で射抜くシーンもスピード感や重量感がなかったことも残念でした。余談ですが、画面に東京とプレステを出したことは、ロメロ監督もゲーム「バイオハザード」をやっているのかもしれません。学生たちが最終的に選択する現実的な解決方法にロメロ監督のメッセージが込められています。

【GyaO】無料動画観賞»ガイドライン違反報告

投稿:晴耕雨読

評価:3
星評価

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1人称の映画だが (投稿日:2008/12/1)

今年?だったか上映した"ク○ーバー・・・”でがっかりしたため1人称の映画をGAロメロがどうするのか不安だったが、そんなことは考える必要もなくとても楽しめた、人間に対する風刺をまぜていろんなところで考えされられ唯のホラー映画とは違っていた見る価値あり»ガイドライン違反報告

投稿:ayshrkdsk

評価:5
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本作の矛先が示した進化 (投稿日:2008/11/19)

▼ネタばれ(クリックして読む)

流行もの感のある主観映像を“記録”としてあえて利用した事にも
しっかりと理由があるように思えその部分でも評価は高いです。
個人的には傑作「ゾンビ」に匹敵しそうなくらいの鑑賞後感でした。

個人的な話になりますが
学生時代にカメラを弄っていたワタシ的には
P.O.Vは現実味は感じる事が出来るものの、臨場感は全く皆無で
実際、自分が撮っていても一歩引いた作為的な構図を考え
その場にいながら別の次元にいる錯覚を憶えた事もしばしば。
人の目が普段捉える視界は、手ブレを起こさないし、
レンズ越しに見る映像ほど視野が狭いワケでもないので
P.O.Vでは明らかにその場にいる感は感じられず、
レンズ越しに捉えた限られた情報しか伝えて来ない、
転じて周りの見えない状況を作り出してしまう欠点も
備えているのも事実、と思えてしまう所があります。
その事も踏まえているのかは判りませんが
P.O.Vを選んだロメロ監督の創作意欲は効果絶大でした。

以下は「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」から
「ランド・オブ・ザ・デッド」までを踏まえて書いています。

初めて「ゾンビ」を観た時はもちろん幼く、
内容より娯楽性に面白さを感じ、
見続けるに年を重ね、ようやく内包されたニュアンスに
個人的に感じた“怖さ=面白さ”も見出す事が出来た訳ですが、
「ダイアリー…」ではさらに“その部分”を
直接的に感じる事となりました。

「ゾンビ」から娯楽性を引いた、よりシンプルな
“死が死でなくなった世界”をあからさまに描き出してくれた姿勢が
本作の特徴でもありストレートな大きな魅力に感じ
待ちに待った“傑作”に出会えたと言う気がしています。

ロメロ監督の描く所のゾンビは、感染だけではなく、
“ただ死んだだけ”でも蘇るその存在感に
ある意味神々しさすら感じ身震いしてしまう訳ですが
本作でも変わらず魅了して来ますよね。
本来無の如き死と言う存在が、目の前に存在するいわゆる“死の主張”は
他のゾンビ映画の追随を許さない一線を画す素晴らしい存在感で
もう、たまりません。完璧でした。

おそらくは皆様も同じく本作で感じた事だとは思いますが
ロメロ監督はゾンビを描きながらも、全編を通して
“記録”というニュアンスを感じさせる描き方をし、
ネットにおける情報化社会と言われている昨今の抱える問題、
すなわち本来、発信においての責任が伴う筈の状態が
匿名性をいい事に無責任な発信が多いと指摘する声の多い中で、
その発信の「嘘」よりも厄介な“思い込み”や“憶測”が飛び交い
“必要としている情報が浮かび上がって来ない可能性”まで示し
“情報化社会”と呼ばれている現状が如何に“曖昧模糊な状態”かという
部分まで感じさせてくれる巧みさもよいです。
蔵書=英知の壁の後ろへ隠れはするものの、なす術が無い様もまた
言語に閉じ込められた現代人の本質みたいな気さえして来ます。
私の様な妄想レビュアーには実に耳が痛い話ですが(笑)

真実を伝えたいと始めた“記録”は人々を喰らう死者達の姿を
映し出していましたが、それは死者達を退治する人の姿へ、
やがては“死を笑う人達”とも取れる存在の“記録”で幕を閉じ
何とも言えないもやるせなさを醸し出しますが
これは「ゾンビ」を見続けた故に個人的に感じた事の
あまりにもストレートな今最も怖い“答え”でした。
常軌を逸した世界が訪れ、人までもが常軌を逸して行く過程、
ある意味見たくなかった終わり方とも言える本作のラスト。
残酷描写は少なくとも作品内におけるその残酷性が際立ち、
それは、ゾンビのはびこる終末観の中にあっても
希望を感じられた今までの作風とは全く逆の、
人々へ直接向けられた絶望的な終末観を感じさせ、
ロメロ監督のゾンビ映画の更なる進化を垣間みた瞬間でもありました。

…これは、相当やばくないですか?»ガイドライン違反報告

投稿:ねこぶんたん

評価:4
星評価

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今年はもう映画観れなくてもいいです (投稿日:2008/11/17)

と、断言できるほどの大傑作



中学生で「ゾンビ」と出会い、高校生で「死霊のえじき」と出会った。
「ナイト」「ランド」ときて、この年になってもまだロメロの新作映画を観る事ができる。

そんな自分はなんて幸せなんだろう としみじみ思った。


さまざまな亜流ゾンビ映画があり(玉石混合。玉は本当に少ない)、さまざまな設定がある。
でも、(友人の言葉を拝借させていただくと)
[そこにゾンビがいる、という世界を描かせたら、ロメロは他の追随を許さないくらい際立っている]

まさに。


上映時間100分弱
みっしりしっかり詰まった内容が充実していて、「そんなに短かったのか」と驚く。
最近体感時間がやたら長い映画が多くなって来たけれど(ウーヴェ・ボル系)、こういう方向でなら大歓迎。


観終わって二日たっても頭の中をいろいろなことがぐるぐるまわっていて、まるっきり落ち着いてくれやしない。
感想まとめるなんてことはできないかもしれない と諦めた。

だから覚書のようにして。

○サミュエル最高
ほんとに最高だ、このおっさん。
短い登場だけれども、有終の美を飾れる男っていい。
「サミュエルだ よろしく」のフィギュアが出たら間違いなく買います。ええ。

○プールのゾンビさん
映像としてとんでもなく美しい。
背筋がぞわっとくるほどの美しさだった。
ミイラくんの出血で、これから起こることの予感で、さらにぞくっとくる。

○東京
おー、東京もやられてるよ。なんか嬉しいぞ。

○ロメロ御大発見!!
って、簡単にわかりますけどね、あのかたは。


○Special Thanksにあった、物凄い面々
いったいどこに?見落としようがないくらいの面々なのに。
(で、調べた)

Wes Craven
Stephen King
Simon Pegg
Quentin Tarantino
Guillermo del Toro

…Newsreader (voice) (uncredited)

なるほど。


とにかく大満足。
「ゾンビ映画のアイディアなら、100本くらいある」とおっしゃるロメロ御大。
是非それをもう全部一気に出していただきたいです。
というか、頼むから誰か彼に不死身の機械の体を与えて、あたしが生きている限り、彼の新作映画が観れるようにしてはくれないだろうか。



[人類に救う価値などあるのだろうか]

ロメロの警鐘をうけとめなければ、と劇場をあとにしたものの、喫煙所で即座に「鑑賞直後の感想」をMixiにアップしてしまった自分
…駄目ぢゃん!!とつくづく反省したのでありました。»ガイドライン違反報告

投稿:がんのすけ

評価:4
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正統派ゾンビ (投稿日:2008/11/2)

▼ネタばれ(クリックして読む)

ヤングマガジン当選一ツ橋ホール18:30開演一人で。いろんな方々にお誘い致しましたが今日は結局一人になりました。季節外れの雷まじりの夕立にやられ靴がしみています。さすがに突然の雨のせいか空いています。


ロメロのゾンビ最新作。さあ吉とでるか凶とでるか?

私的には、亜流ゾンビに楽しみながらも少し辟易していたのでロメロ版正統派ゾンビ見れてホッとしています。やはり、リビングデッドは意識あったり(デイやランドくらいに本家本元がいじるのは許せちゃいますよね)、走らず、生きている人間みたら食らいつき、頭撃たれたら絶命しなきゃ駄目です。

今回は正にゾンビの王道をビデオカメラ、監視カメラでしっかり撮ってくれました。どこかのど素人ではなく映像を学ぶ若い監督のジェイソンくんが最後の最後まで根性で命がけで気持ち悪くならないように揺れない作品にしてくれましたことに感謝。

この映画には2つのコメディがあります。物語を壊さない笑いはさすがにロメロって感じです。冒頭のホラー映画は、しっかり覚えておいて下さい。田舎のサミュエルおじいさんには参りました。是非劇場で笑って下さい。また、黒人スキンヘッドのゾンビのやられ方は素敵でしたよん。

エンドロールでスペシャルサンクスでキング、トム、サイモン、タランティーノと出て来ましたがどこに出ているのか全く判りませんでした。»ガイドライン違反報告

投稿:HAL

評価:3
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ウマイっ! (投稿日:2008/11/1)

エンターテイメントとして最高に面白い。
怖がらせるのもうまいし、なおかつ笑いを組み込む。
それだけでなく人間の本質を描き、なおかつ報道の在り方を問う。

そんなことを無理矢理感なくやってのける巧い映画でした。

特にゾンビ映画ファンと言うわけでもないのですが、
ゾンビの生態説明とも思えるシーンはかなりウケました。
どこまでダメージを与えれば死ぬのかみたいな。

流行のPoint Of Viewでの撮影でも映像はかなりクリア。
『クローバー・フィールド』では酔いましたが、この映画では全く酔いません。

なぜ、こんな状況でカメラを回すのか?
これについても理由がしっかりしているのも良いですね。

怖い、笑える、考えさせられる。
最高に面白い映画でした。

果たして本当に怖いのはゾンビなのか、人間なのか・・・»ガイドライン違反報告

投稿:ASK

評価:5
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