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作品レビュー(9件)画家と庭師とカンパーニュは星4つ

「画家と庭師とカンパーニュ」に投稿されたレビューを
ユーザーが投稿した5段階評価を基準に、レビューを「良い」と「残念」に分けて表示しています。

心の中の雪解け〜♪ (投稿日:11/23)

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画家と庭師。それぞれの生きてきた人生。画家は画家の、庭師は庭師の揺るぎないプライド〜。しかしながら、長い長い年月を経て再会した二人には、互いに尊重しあう確かな友情が…。映像もとっても美しいです。音楽も、ヴェルディの歌劇《ナブッコ》の中の『行け我が想いよ、黄金の翼にのって』、モーツァルトのクラリネット協奏曲。印象的なこのふたつの曲が、さらに二人の心の中を明確に表現しているようで、穏やかで優しい気持ちになりました。
いかに生きるか…爽やかに表現されていて、大好きな作品になりました〜♪»ガイドライン違反報告

投稿:たっちゃん

評価:5
星評価

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会話が全て… (投稿日:11/23)

全く違う人生を歩んで来て
偶然再会した幼なじみの
2人の会話と空気感が全て

…と言うより
庭師の言葉かな

中盤からの
庭師に起きる事も
画家の再生(?)も
余計なものにまで見えてしまう

ナイフと紐を
買いに行こうかな…

バイクを追い掛ける犬
釣り
海岸の散歩
瞳を描けない画家
…印象的なシーンもある

またじっくりと
観たい作品です»ガイドライン違反報告

投稿:tad

評価:4
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画家の作風が変わる。ということ (投稿日:11/23)

▼ネタばれ(クリックして読む)

画家としての技量と成功を手にしながら、家族は分散…仕事に対する情熱を失いかけたフランソワ(オートゥイユ)。
田舎の生家に戻ってきた彼は、鉄道作業員を退職後、庭師となっていたかつての旧友(ダルッサン)だった。
二人は思い出話に花を咲かせ、程なく互いを"キヤンバス"(画家)・"ジャルダン"(庭師)と呼び合うようになる。
◆ ◆ ◆
純朴な田舎農夫然としたジャルダン。
金や名誉に惑わされず、ひた向きに妻を愛し、自然と対話しながら…自分の仕事に誇りを持って生きている。
ジャルダンの姿は、キヤンバスが自らを省みる鏡となってゆく。
やがて、ジャルダンと接する内に、キヤンバスの中にも穏やかな変化が起こり始める。
◆ ◆ ◆
損得勘定抜きに、正直な言葉を与えてくれる存在が、いかにかけがえのないものか…!
色々なことを自分で判断し、選択できるようになった時だからこそ、てらいのない言葉が胸に染みるのだろう。
◆ ◆ ◆
穏やかな映像の中に、キラリと輝く印象的なシーンがちりばめられている。
中でも、二人で巨大鯉(主?)を釣り上げるシーンは、言うまでもない。
あの子ども時代に還ったような…キラキラした笑顔。ジャルダンを見守るキヤンバスも最初体調を気遣ってハラハラしているが、一転、獲物がかかると興奮に呑まれ、オロオロとタモを繰る。
二人で成し遂げた笑顔…!達成感。充実感。
そして鯉をリリースした後の、なんとも寂しげな翳り…。
「(鯉との闘いは)3回目。次はない」
ジャルダンの呟きが痛い。キヤンバスの心にも、観客の胸にも…とても痛い。
◆ ◆ ◆
カンパーニュ地方の黄金色の陽光。
ハーブや、素朴な野の花。
みずみずしい野菜たち。
どこか懐かしい、郷愁に満ちた時間に癒されて、キヤンバスは人生を見つめ直す。
やがて、顧客のオファーに応えた抽象的な画風は消え、自分の心で感じた対象を飾らずに描いていく。
◆ ◆ ◆
現在の自分の有り様に不平をこぼす人は多いけれど、今自分に与えられた幸せや可能性を知る人は少ない。
ジャルダンの生き方は、まさに"足るを知る"だ。
深い人生訓が根底にあるのに、全く説教臭くない。
キヤンバスの庭を吹き抜ける風や、ジャルダンが触れる乾いた土の匂いを感じながら、私たちもまた気付かされていくのだ。
"大切なものは大抵足元にある"のだということを。»ガイドライン違反報告

投稿:砂たこ

評価:4
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登場人物が喋らない時間が3分となかった (投稿日:6/7)

この監督の特徴なのか、
「ジャルダン」のキャラクターゆえなのか。
とにかく人が喋ることで時間が埋まっているような作品でした。
嫌いじゃないけど^_^;

『ここに幸あり』っていうフランス映画が好きだという知人は
「友達と飲み食いしてとりとめない会話しているところが好きだ」
と言っていましたが、
そういう空気が好きな人にはハマる映画だと思います。
フランス映画って
本作、上述の作品、あと『プロヴァンスの贈り物』のような
スローライフ系
 か
男女が寝て喧嘩して仲直りして また寝る作品ばかり(笑)

菜園に寝転んで
モーツアルトを流しながら
野菜を育てて
青空を見上げて、
そこだけは 同じような人生を送りたい と思ったのでした。»ガイドライン違反報告

投稿:カモミール

評価:4
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穏やかな交流 (投稿日:2008/11/10)

二人の会話と穏やかな田舎の風景が心地よい映画。

穏やかで心地いいので、うっかり寝そうになってしまいましたが、最後まで楽しめました。

二人の素朴な交流だけで話は進んで行きますが味わいのある、いい映画でした。

田舎の濃密な人間関係が笑えました。

 ・園芸が好きな方
 ・友情は大切だと思っている方
 ・ほのぼのした映画が好きな方
  にお勧めです。»ガイドライン違反報告

投稿:2006年から映画

評価:4
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庭師が画家に遺した人生の意味 (投稿日:2008/9/2)

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「カンパーニュ」とはフランス語で「田舎」という意味。本作のタイトルではフランス東部ローヌアルプ地方を指している。

ジャン・ベッケル監督の作品は「ピエロの赤い鼻」しか観た事がない。その「ピエロの赤い鼻」とは作風が異なり、コミカルでテンポが良い。画家キャンバス(ダニエル・オートゥイユ)と庭師ジャルダン(ジャン=ピエール・ダルッサン)の台詞の掛け合いは、軽快であると同時に奥深さが感じられる。人生とは何か。人生の豊かさとは何か。自分にとっての幸福とは何かを考えさせられる。

庭師の仕事は、荒れ果てた庭を手入れする事。本作では画家の荒んだ心も手入れしている。また画家と庭師の仕事は一見接点が無さそうだが、庭師も畑をカンバスに野菜や花を作り出す(=描いている)という事で、画家と同じアーティストなのだということを表している。

鯉釣りのシーンでジャルダンは「死神は強大な鯉と同じ。姿が見えなくてもわかる」と言う。このシーンは庭師と画家が庭を手入れする為に大鎌を買いに行くシーンを思い出させる。店内で選んだ大鎌の使い心地を庭師が確かめるべく振ってみせる描写はまさに死神。「死」については全編を通して描かれていたが、まさか「大鎌」まで「死」と掛けていたとは思わなかった。
その鯉釣りのシーンで、釣った鯉を庭師がリリースする場面があるのだが、庭師は鯉が湖の底に消えていく姿を見ながら「俺はあそこにいかない。迷子になるから」と言う。その言葉は自分の死を予期しているかのようで切ない。

ラストシーンで描かれていた「Simple is the best」的な絵の数々は、画家の温かな気持ちに満ち溢れている。「名画でなくていい。明るい絵がいいな」という庭師が遺した言葉が思い出される。とても心地の良い映画だ。


※モデルのマグダを演じたアレクシア・バルリエの美貌に惹き付けられた。彼女が今後、出演する映画に注目していきたい。
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投稿:シュン25

評価:4
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共有した短くも大切な時間・・ (投稿日:2008/8/12)

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妻との別居問題で、嘗て暮らした田舎町の母の家に戻って来た画家と、嘗て彼と机を並べて、国鉄員を引退し念願の庭師になった労働階級の男。

育った環境が全く違うのに、全く卑屈で無い庭師がとても魅力的。
心から再会を喜び、彼の庭に情熱を傾け、家族を愛し現実を受け入れ日々感謝して生きて居る。
相手の気持ちよりも自分の心地良さを優先して生きてきた画家は、そんな彼に触れながら、最初持っていた優越感を徐々に失って行きます。

少しずつ、ほんの小さな変化が芽生えていきます。

自尊心や虚栄心でなく、彼が愛したものを一つずつ描いていく姿を思うと、何だかとても微笑ましくて、切なくて、嬉しくなりますよ。»ガイドライン違反報告

投稿:

評価:4
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庭師から、思い出させてもらった大事なこと。 (投稿日:2008/8/11)

パリ郊外のひかり溢れる田舎風景が、住んだこともないのにとても懐かしく感じられて、
絵のような美しさと、油絵の具のにおいが漂ってきそうな映画でした。

鉄道員を引退した庭師とパリから戻ってきた画家の共有した場所と時間。
しかし庭師の自然体な仕事ぶりと会話、
それを聞いてる画家の表情から
かけがえのないもの、自分にとって何が大事なことかを思い出させてもらいました。

エンドロールの後、灯りが点いてもしばらく動けず顔を直しに化粧室に駆け込んでしまったほど心に響いている作品です。»ガイドライン違反報告

投稿:キャビア

評価:5
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