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作品レビュー(45件)闇の子供たちは星4つ

「闇の子供たち」に投稿されたレビューを
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かなりエグイけど知って欲しい (投稿日:11/23)

10/15のバンコク行きまでに見たいと思っていたが叶わず、でも帰国後冷めやらぬウチに見られました。

新宿歌舞伎町ミラノ座にて。
夕方でしたが、水曜日ということもあってか、ミラノ座3の小さめな劇場の座席は、まぁまぁ埋まっていましたが、人の頭を気にしない席を探すのは難しくなかったです。

タイには10回以上行って、売春事情もある程度は知っていたし、ココで皆さんのネタばれ評も読んでましたので、個人的には衝撃はなかったです。

ただ見た後は、後々まで切なくもやもやしますねー。

児童買春はほぼあんな感じと思われます。
現実に、日本人がチェンライなど北部へ行き、幼い処女を買春し喜んでいる書き込みを読んだことがあります。
マニア逹のサイトがあります。

臓器移植に関しては知り得ませんが、命の安い国ゆえ、想像に難くない話ですし、パンフレットには日本人の心はそこまで荒んでいない、と書かれていましたが、どうなんでしょう。
現地駐在員の発言など思い返すと、生きたままと知っていてもやはり自分の子可愛さにあり得るのでは、と少ない情報ではありますが考えてしまいました。

演技は皆さん素晴らしかったです。特にNGOの宮崎あおいさんは憎たらしいほどに熱かった。
主役の江口さんも少し健康的イメージが勝りますが、屈折した役どころを好演なさっていました。

月夜に流れる音楽も暗く切なく美しく、心に迫るものがありました。
エンディングの桑田さんの曲には賛否両論だと思いますが、一般的な日本人の心情に訴えかけるには、やはりあのくらい俗っぽく分かりやすい方が向いているのかな、という印象です。

この映画は監督の意図通りに、この経済至上主義の世界において、我々日本人が誰しも加害者になり得る、誤解を恐れず言えば、間接的には誰しもが加害者であるという現実を突き付けられて、無意識にもやもやと後味悪く、終わりのない気分に陥るという点において大成功であると感じます。
この作品を見た方たち、私も含めまして、目を背けたい現実ですが、背けずに何かを感じとって、一つのスタートに生かせることが出来るようにと祈るばかりです。»ガイドライン違反報告

投稿:ずっこ

評価:4
星評価

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本当の闇とは (投稿日:11/23)

この重いテーマから坂本順治監督は目を背けず、とても真面目に描いている、その事にとても好感が持てる。先日の四川大地震の時も中国人臓器密売グループが多数の子供を誘拐しようとして逮捕されたが、まだまだアジア諸国では子供を食い物にする輩が後を絶たない。日本人も含めてそれを求める人間達がいる事も事実だ。監督はこのやりきれない現実を、声高に叫ぶよりも静かに、しかしより深く言いたかったのではないだろうか。映画の中では佐藤浩市の演技が正にそれだった、抑えた表現の中に大きな悲しみ、やり場のない怒りが的確に演じられていた。それとタイ人俳優達のレベルの高さにも驚かされた、宮崎あおいのヒドイ芝居を随分救っていた。江口洋介にはもっと深みが欲しかった。闇とは、社会の闇であり、人の心の闇でもあるのだから。»ガイドライン違反報告

投稿:アフガンハウンド

評価:3
星評価

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子供の扱われ方はその社会のレベルをあらわす (投稿日:8/26)

というのをどこかで聞きました。
大人は子供をどんなときでも守られなければならない筈です。大人が作った社会に否応なく置かれているのですから。
なのに現実は…この映画は必死で守ろうとする大人達の話だと思ってみました。

重い心臓病で放っておけば後半年の命の日本人の少年、移植の順番待ちなぞしていられない、お金に物を言わせタイに手術に向うが、その少年を救う為に健康な子供が殺されるのだ。

NPOの若い女性職員は阻止しようと、とぼける日本人の親にまで食ってかかるが、上手くいかない。
マスコミは報道で世界に知らせる事で根絶させようとする。そのためには目の前で起こる事に即効性が無い。いったい何が正義なのか。

私がこの映画を見たことを言うと、おおよその内容を知っていたのか「私は怖くて見れないわ」と友人に言われました。映画で見るだけで済む国に生まれたのに、見ることさえ拒否していいのかと疑問に思いました。
大人が直視しなければどうなるのでしょう?こんなに気持ちの重い★5つは初めてです。でもみんなに見てもらって、みんなに考えて欲しいと思いました。

エンディング曲になっている桑田佳祐さんの「現代東京奇譚」は、レトロな歌詞と悲しげなメロディがこの作品の余韻を残す名曲だと思います。»ガイドライン違反報告

投稿:カロにゃん

評価:5
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江口洋介が嗚咽する姿を初めて見た! (投稿日:4/18)

幼児売春宿で子供たちとSEXする変態外国人、生きたまま臓器移植の犠牲として売られる子供たち、その存在を追う新聞記者と社会福祉センターの危険な捜査活動が暗闇に光を当てる。桑田佳祐が唄うエンディングは別腹と思えば許せる。»ガイドライン違反報告

投稿:elviswanted

評価:5
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映画を見てこの後味は初めて。 (投稿日:3/12)

見たいと思っていて、やっと見られたのだが、みごとに夜眠れなくなった。今まで見たどの映画とも異なる後味である。他の方々のレビューを読んだりもして、非常に自分の中で混乱し、どう処理すべきかわからなくなった。

しかし・・・最後に思ったこと。宮崎あおい演じる音羽に自分自身も含めて多くの人々が、手放しで共感できないことこそが実は問題なのかもしれない。ひょっとしたらそこに人の・・あるいは大人の心の闇が隠れているのかもしれない。

とにかくこの映画が語るような現実を知った後、人間としてしなければならないこと、またできることは「子供を救う」こと、あるいはそうしようと思う気持ちを少しでも持つことなのだろう。個人の自己満足であろうとなかろうと、子供がたとえ一人であったとしても救われるのなら、その行為を否定はできない。自己満足のために子供を傷つけることより、自己満足であっても彼らを救うことの方が尊いに決まっている。・・はずなのに、彼女の純粋さに触れても、それを純粋に受け入れられる心が大人にない、ということがとても悲しい。

そしてもう一つ・・・映画としてどうだったか、と考える前に、この映画に俳優とはいえ、子供達を使っている、使わざるをえなかった、という現実にはぞっとするものがある。もちろん現地の子役に対しては相当な配慮をして撮影されたのだろうが、それを思う時、監督と主人公南部の苦悩が重なるような気もする。この映画を監督がためらいや迷いなしに作り上げたとはとても思えない。それが唐突にも映る南部の最期に表されているのだろう。

個人の自由、性癖、需要と供給・・・そんな言葉は子供という生き物にはたぶんどうやったって理解はできないだろうし、理解させようとすることは性的にいたぶることに劣らず、残酷ではないのだろうか。でも現実はそれほど残酷だし、ましてそれを他の人に表現で伝えようとする大人は苦しむことだろう。

生きている以上、様々な意味で忘れることはできない、忘れてはいけない問題を含んだ映画に出会ったと思う。»ガイドライン違反報告

投稿:桔梗

評価:4
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目をつぶらずにいること、せめて (投稿日:2/6)

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描く視点に、悪を声高に糾弾するとか、善悪を示すとかがあまり感じられなかったのが良かったと思う。

人身売買の実働部隊の男、NGOに潜入したゲーオ、南部、わが子に臓器移植を望む夫婦、それぞれの事情、過去、思いは、単純には善悪を決め付けられない。それぞれが二つの顔を持つ。自分を問われる重い課題をつきつけられる。

自分も小児性愛の犠牲者だった男の「子どもを買う日本人を心の中で何度も殺した」と言う言葉、警察の手入れが入ったときにNGOの女性が言った言葉「タイをばかにするな」が心につきささる。

わが子を救うために奪われる命に目をつぶる親は自分の手を汚さずとも殺人の片棒をかついだのと同じではないのか。それは自分の快楽のために殺人を犯すのと何が違うのか。

この現実(と敢て言いたい)から目を背けて知らないことにできるのか。と言って何ができるのか。音羽に共感できるのか、できないのか。

自問自答が続く重い問いを手渡された思いだ。

それにしても、児童買春をする役者の迫真の演技には度肝を抜かれた。»ガイドライン違反報告

投稿:pararin

評価:4
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資本主義の申し子たち (投稿日:1/30)

ようやく観ることができました。なるべくだったら辛い映画は観たくないと思っていましたが、たまたまチケットが手に入ったので、これも運命だと思って観に行きました。結果としては、”まあまあ”でしょうか。子供を殴るシーンはやはり観たくなかったし、ましてや性的なシーンは・・・。
しかし翻って考えると、我々の快適な生活の為に、合法/非合法を問わず、多くの児童労働が犠牲になっているのですよね。聞いた話で申し訳ないが、カカオやコーヒー豆、バナナや椰子油の収穫にも、想像を絶する労働が必要なんですって。え?って感じでしょう!我々の飲むコーヒーの一杯、一杯、何気なくかじるチョコレートの中に少年たちの苦渋が詰まっているなんて・・・。我々はともかく罪深い生き物のようです。»ガイドライン違反報告

投稿:ミチさん

評価:4
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性癖 (投稿日:1/18)

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見る機会は何度も有ったけど、敢えて延ばして来た映画です。
コレを見たら、自分がどう感じ、どう言う気分になるか解っているから。

こう言う現実を知らないわけじゃなく、目を背けている訳じゃなく、積極的に関わっていない自分が居て、それは卑怯な事だと知っている・・

世の中には、千差万別の好みがあり、その延長上に、同性愛や特殊な性癖の持ち主も居る。

嘗ては同性愛者も罪人でしたよね。

この辺に偏見は無いので、お互いの同意の元なら私は他の恋愛となんら変わらないと思う。

金持ちの道楽や、更なる刺激を求めて・・なんて輩には同情の余地も無い。
皆裁いて頂きたい。

でも、そこにしか愛を持てない人は?
存在自体が罪なのか・・?
幼児にしか、惹かれない性癖を持って産まれた人は己の欲求を満たそうと思えば、それはどう足掻いても犯罪になる。
どうしたら良いのか・・

作中の記者は少年を買った。
その過去を抱えて生きている。
幼児性犯罪者の記事の間の鏡に自身の顔を映し、己を責め続けて生きてきた。

そして結末として彼が選んだ道は、そう生まれてきた人たちにとって、ショックな展開でしょう・・
自分達に生きる権利は無いのか・・と。

そして、必要悪と言う利己主義な言葉が浮かぶ。
売春婦が居なければ、性犯罪が増える。
婦女子が安心して生きるために、黙認されてきた売春婦たち。

自らその職業を選んだ人も居れば、日本でも口減らしの為に親に売られた娘も居た。慰安婦なんて物も存在した。

もし、子供をお金で買える場所が無かったら、幼児の誘拐や襲われる事件が増えるとしたら、そう言う場所を摘発し、全て壊滅しろ!と言えるのかしら・・

でも、だとしたら、彼女達は、生贄なの・・?

需要が有り、供給が有る。
彼らは皆罪人だ。それは間違いない。

自分たちのささやかな荒んだ生活を続けるために、我が子を売る親。
売った子でも、亡骸となった我が子の為に声を絞って泣く母・・

彼らの罪は重いでしょう・・

事実に目を瞑り、我が子を守る為にお金を出す親。

わが子の命が助かるなら・・と、お金を出す親の気持ちは良く解る。
子供のためなら、罪人にだってなるでしょう。


何が悪いのか・・
何故そう言う病気があり、性癖が有るのか・・

どうしたら良いのか、解らなくて、答えがない堂々巡り・・

この映画で、こう言う闇の世界を見せ付けられ、そしてどうしたら良いのか・・
いつも解らなくなる・・
だって、該当者たちは見ないだろうし、何も感じない人は感じない。

私は女だから解らないけれど、そう言う、叶わない性癖で産まれてしまれてしまい、その欲求と戦っている人たちは、去勢しちゃ駄目なのかしら。

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投稿:

評価:3
星評価

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人の心は闇 (投稿日:1/12)

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単館上映で、地方ではやっと観ることが出来ました。

私は阪本監督の映画は、劇場・DVD問わずよく観ているほうだと思いますが、ここまでの主題のものを、よく撮ったとまずは賞賛しておきたいと思います。

原作は読んでいませんが、この題材にはフィクションでしか、描けない人の心の闇を商売にした幼児買春・臓器売買等、センセーショナルな実際を丹念に描写もされていました。

致命的なのはそこに登場する2人の日本人、江口君扮する新聞記者、NGO職員の宮崎さんの心のひだがもっと丁寧に描かれていればという点です。江口君が最後に自死(したらしい?)までの心の軌跡、宮崎さんが何故自分を殴った現地ヤクザニあそこまで立ち向かえたかというところまでの描き方がもう少し丁寧であって欲しかったです。

映画としてよりは題材の選定が、08年の日本映画の中では傑出した印象でした。»ガイドライン違反報告

投稿:活元

評価:3
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恐いけど・・・現実です(>_<) (投稿日:2008/11/14)

内容的には結構重たいストーリーですが・・・どれも現実にあるお話(>_<)
また、現地ロケも敢行し、通常映せない場所でのロケありで、撮影もかなりハードだったそうで、より現実味があります。
最初は単に臓器売買の真相を暴くお話なのですが・・・最終的には、人にある「闇」って恐い(>_<)!!ってお話しになっていて、何かすっきりしない物がありますが、皆さんに観て頂き、各々で考えて頂きたいと思います。
映像化するには困難!!と言われた作品を見事、映像化し素晴らしい作品にした阪本順治監督に脱帽ですm(__)m
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投稿:ふく

評価:4
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