Movie Walker Top > 作品を探す > 鉄の子カナヒル
2008年5月17日(土)公開
沖縄を代表する版画家・儀間比呂志原作による人形アニメーション。ニライカナイからやって来た鉄の子の姿を描く。製作・監督・脚色・撮影・アニメーションを比嘉ブラザーズ(比嘉一哲・比嘉之典)が担当。声の出演は「琉球カウボーイ、よろしくゴザイマス。」の仲田幸子、「マブイの旅」の仲田まさえ、「MABUI」の普久原明ほか。
鉄の子カナヒル 映画のストーリー
映画のストーリー結末の記載を含むものもあります。
沖縄の島々にまだ鉄というものが無かった時代。ある島におじいさんとおばあさん、その娘が住んでいた。夏の朝、娘がいつものように、浜で貝を拾っていると、はるか沖に一艘の船が姿を現す。娘がうっとり見とれていると、突然身体の奥に熱い風が吹き抜けていった。翌年の春。娘は男の子を産む。ところが、赤子の身体は全身が鉄でできており、雷のような産声をあげるのだった。カナヒルと名付けられた子は、生まれながらにはえ揃った鉄の歯で、芋や魚を丸ごと食べた。ところが、カナヒルの背はいつまでたっても大きくならず、周囲の子供たちも自分とは異質な井出達やふるまいにとまどい、カナヒルをはやしたてる。カナヒルが13歳のある日。海の向こうから鬼がやって来て、島中を荒らし回った。しかし島には食べ物が何も無く、腹をすかした鬼たちはカナヒルをさらっていく。鬼たちは、木に括り付けたカナヒルに向けて包丁を振り下ろすが、カナヒルはびくともしない。怒った鬼は、今度は大槌を手にカナヒルを叩くが、叩くたびにカナヒルの身体は大きくなっていった。鬼たちは縮みあがって、カナヒルを島に送り返そうということになる。翌朝、鉄をつめた俵が積まれた船に、カナヒルと鬼たちが乗り込んだ。途中、カナヒルが居眠りを始めると、鬼たちが一斉に金棒や大槌をカナヒルに打ち下ろす。突然、稲妻が走り、空と海と見分けがつかないほどの大雨が降ってきた。一時ばかりすると、雨があがり、船には鬼の姿は無く、ただひとりの若者が天を拝んでいた。生まれかわったカナヒルは、島に着くと鬼の島から持ち帰ったたくさんの鉄で、鍬や鍋などを作り島の人々に分け与えるのだった。
スタッフ
キャスト
(c)キネマ旬報社
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