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2006年11月18日(土)公開
投稿レビュー(20件)麦の穂をゆらす風は星4つ
「麦の穂をゆらす風」に投稿されたレビューを
ユーザーが投稿した5段階評価を基準に、「良い」(星3つ以上)と「残念」(星2つ以下)に分けて表示しています。
いい映画( ´ ▽ ` )ノ (投稿日:2011/6/14)
麦の穂をゆらす風見たー!
結構好き。
元々は同じ思いを持った兄弟だったのに、幼馴染を殺してしまったときから、
少しずつ違うベクトルに進んでしまう。
そして、二人は対立していく。
兄弟なのにっ……切ない。
主役の演技力が秀逸。
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慟哭の記憶を思い出させる風 (投稿日:2009/6/27)
「静かな風が峡谷をわたり、黄金色の麦の穂をゆらしていた」…伝統的なアイルランドの歌から付けられた、この映画のタイトル。…パレスチナ、カシミール、フォークランド、ケベック、イラク、クェート、キプロス・・・かつて大英帝国が支配した地域では今でも紛争が絶えない。この映画は、今日の「北アイルランド問題」に象徴されるように、今だ北部を占領されて続けているアイルランドの悲劇の歴史を、民族、宗教、植民地問題をコアに1920年代の民衆の視線で描いています。
ハーリングというアイルランド特有のスポーツを楽しんでいる画面から一転、イギリスの武装警察官の集団がアイルランドの南部の町・コークを襲撃する。医者を目指すデミアンはイギリスの植民地主義によって残虐非道な弾圧に苦しむ人々と、それに抵抗するIRAの崇高な姿を目の当たりにして独立運動に参加する。そういえば、チェ・ゲバラも医学生だったことを思い起こしましたが、二人の若者たちが自分たちの自由の為には、闘って自由を勝ち取るしかないと決意するシーンは悲壮感が漲っていて感情移入させられます。
アイルランドがイギリス支配下にあった700年間。物語の背景には、1921年にアイルランド暫定政府とイギリスが停戦し、条約を締結した歴史があります。この条約でアイルランドはイギリス連邦内の自由自治国となるが、独立運動は条約賛成派と完全なる独立を望む反対派に分裂して内戦状態になった。自由の代償はかなり重く、昨日まで共にイギリスと闘ってきた戦友同士が、信用・信頼・絆を破棄して敵同士になって殺し合いをする。悲しい人間の歴史はヘゲモニーの掌握のために、意見の違う人間を殺してしまう。武力行使だけが問題解決の道なのだろうか。ケン・ローチ監督は独特のリアリズム・タッチで抑圧の苦しみ、感情の揺れ動き、いつの時代にも起こりうる兄弟殺しの悲劇を描いています。
アイルランドの哀しみの歴史。濃霧の中から兵士たちがシルエットから、はっきりと確認出来るまでのシーンなど、アイルランド特有の風土を隅々に至るまで切り取った映像が見事。アイルランドはいつものように静かな風が吹き、麦の穂をゆらしている。恋人が銃弾に倒れても、その報復に血を流しても、そこには同じように風が吹き、麦の穂がゆれている。本来は心地よい筈の静かな風も、哀しみの歴史のアイルランドでは、慟哭の記憶を思い出させる風なのでしょう。
【シネカノン有楽町】鑑賞
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国とは・・ (投稿日:2007/5/29)
アイルランドの独立戦争を同じ志のもと戦ってきた兄弟・・
そんな兄弟にも心のズレが出来始める。
重かった・・
イギリスに対するアイルランド人の感情の一端を見たような気がする。
国を愛すが故に戦ってきたのに・・
結末があまりにも切ない。
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良心的な作品 (投稿日:2007/3/12)
主役のキリアン・マーフィと言う俳優さんは素晴らしいです!
ゾンビに追い回される青年役、バットマンに嫉妬する悪人役、女装癖のゲイ、革命を志す青年医師、もう同一人物とは思えない変幻自在ぶりです。これだからイギリスの俳優は見過ごせない(^。^;)
この映画は以前同時代を描いたリーアム・ニーソンの「マイケル・コリンズ」の姉妹編と言う位置を占めると思います。
「マイケル・コリンズ」がアイルランド独立運動の中心人物であったのに比べると、これは地方で地道にコツコツ戦った現場の人々の物語です。ですが、結果は都市であろうが田舎であろうが同じです。独立の為に妥協せざる得ないとした現実路線派と、あくまでも理想を追い求めて徹底抗戦を望んだ理想主義派とで分かれてしまった悲劇ですね。現実路線派が着々と政治行政を施行していく上で主義主張を曲げない理想主義派が邪魔になってゆく。
IRAを単なるテロ集団として把握するよりも、かつての歴史を知るには映画が一番です。でも、テロは間違ってます。テロで歴史や政治が動くなら人間の歴史は、とうの昔に終わってます。政治家の暗殺や公共施設の爆破で世界が変わると思うのは不遜極まりない考え方です。
ただ、そう言う歴史があったのだと知るのは後世の人間の努めでしょう。
「マイケル・コリンズ」と合わせて観ると、非常に分かりやすい。
俳優人も地味であっただけに討論のシーンは熱がこもっていて素晴らしかった!
皆、優しくて思いやりが合って仲が良かったのに、互いを殺しあわなくてはならない悲劇。良心的で真摯で優しい映画です。»ガイドライン違反報告
制作されたことじたいに意義のある映画 (投稿日:2007/3/6)
僕は映画は、アートでも、記録でもなく、先ずは娯楽(エンターテインメント)だと思っているので、スピルバーグあたりの何んでも大袈裟にする映画は嫌いじゃないんです。楽しいのが一番。
そういう意味では、「麦の穂をゆらす風」は楽しいと思う人はいないだろうという作品です。ドキュメントなのかと思わせる程に鑑賞者へのサービス演出はありません。途中何度も史実が淡々と進みますので、ある意味退屈に感じることもしばしば。それでもなお、観る者を惹き付けるのは若者達の独立への渇望、自由を勝ち取ることへの葛藤が真正面から表現されてるからでしょう。
涙のクローズアップもほとんどありません。そもそもデミアンやテディ、ダンなど主演クラスは劇中ではほとんど泣いていないような気がします。とにかく訴え主張し続けていた印象があります。だからこそラストの涙には、様々な想いが重なりにじみ出る。演じきった俳優の皆さんにも喝采を。
監督は奇抜な演出など用いずに、祖国の抱える問題をシンプルに伝えたかったのではないでしょうか。そうすることで鑑賞者に考えさせることを要求しているように思えます。絶えまなく繰り返される悲劇について。
ヒット作が見込めるようになりスポンサーなど絡んでくると、初期作品に感じられた純粋さが薄れていく監督が多い(と思う)。そんななか、ケン・ローチ監督は常に光のあたりづらいテーマを真摯に撮り続けていて、いつも自分を少しだけ思慮深くさせてくれます。
現在でもアイルランド島の一部は、イギリス領です。小学校の頃、初めて世界地図を見たときにその国境に違和感を持った人は多いはず。さかのぼればヨーロッパ特有の中世時代からの宗教問題があり、日本の北方領土や竹島の問題よりも根深く感じられました・・・。»ガイドライン違反報告
歴史の真実を知ってください (投稿日:2007/1/19)
何が民主主義だ
何が世界平和だ
こんな世界なんて崩壊してしまえばいい
この地球から人間なんて消えてしまえばいい
何のために戦うんだ
誰のために戦うんだ
痛いんです胸が
涙が止まらんかった
あまりにも苦しい
現実を直視しようとするとまた涙が・・・
どうにもならない
怒りが収まらない
おそらく生涯忘れることの出来ない映画だ»ガイドライン違反報告
人道的/非人道的のボーダー。 (投稿日:2007/1/11)
英国軍は醜い軍服を着ていて、IRAの
ファッションは素晴らしくセンスがいい。
だが、しかし。
国交は丁々発止のケンカであり、
戦闘は野蛮なケンカである。
そのどちらをも放棄したいと願うのは、
私のワガママなのだろうか…»ガイドライン違反報告
美しい人あっての美しい国 (投稿日:2006/12/14)
自由や誇りは誰かが犠牲にならなければ
手に入らない物
という道理が正しいことはわかるのですが、
犠牲者だったテディとデミアンが
愛するものを犠牲にして
果たして何を手に入れることができたのでしょうか。
いかに正しい思考に基づいていても
目的を手に入れる為の手段によっては全てのものを失ってしまう。
非常に悲しいことだと思いました。
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内戦の悲しさ (投稿日:2006/12/13)
1920年、英国占領下のアイルランド。
英国に仲間たちを殺され、屈辱的な日々を送る彼ら。
物語は最初から悲しく始まります。
アイルランド独立、それだけのために共に戦っていた同胞。休戦条約が結ばれると、今度はその同胞たちがお互いに殺しあう内戦に発展します。
この映画では主人公とその兄が対立。互いを想う
気持ちはあるが、意見の相違によって悲しい結末を迎えることに。
目的は同じはずだったのに何故同国の者たちが殺しあわなければならないのか?力には力を、武器には武器を、血には血で応酬を。これしか方法はないのか?
独立とはかくもたくさんの血を流さなければいけないのか?
家族や愛する人よりアイルランド独立を願う彼ら。立派に思い、尊敬し、そして何より切ない。»ガイドライン違反報告
こんなふう だったんです ね (投稿日:2006/12/12)
アイルランドと イングランド と
スコットランド と 全く別物 と
記事を 読んだことがあり
アイルランド と イングランド では
宗教が 違うので 紛争が あったとか
ニュースも 見た事があり
実際は それ以外に・
王制 と 社会主義 との 目指す
政治形態の 違い が
原因 で あったり・・
しかし それよりも 武力を傘に
暴虐 非道 を 行った から
それに 耐えかねて 決起した 紛争 ・・と
いう風に 見えました
具体的には
どういうものだったのか
映画の 中で
「この先 さらに700年 屈辱に耐えねばなら
ないのか・・」という セリフ が
あったように
本当に 根深い ものが あるようです・・
この 映画を 観て
こんなふうだったのか と
思いました
戦争の 残酷さ
とくに 友人知人を 殺さなければならない
悲しい 事が あった と言うことは
この 紛争 独特のものであったと思います
その 深い 悲しみ が 判りました
こんな 悲劇を 二度と 起こさずに
済む ように
映画の舞台 元に なった 人たち の
ご冥福を 祈りました
この映画は けっして 娯楽としては
観られない 映画です
真摯に 平和な 社会に 生きている事に
感謝 したくなった 映画でした
反戦映画として
勉強する 為の 映画として
良かったです
☆3個 です
娯楽を 求めている人にとっては
評価を 控える としました»ガイドライン違反報告
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