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一度は天国へ行ったものの、気のいい死神をだまして地上へ舞いもどった少女の姿をファンタスティックに描く。脚本は新人の榎祐平が執筆。監督は「光る女」の相米慎二。撮影は稲垣湧三がそれぞれ担当。

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キャンペーンの最中にキャンペーンガールのユウは、スポンサーの好色な専務白雪恭一の魔手から逃れようと、自動車からとび出した瞬間、後続の車にはねられ、死んでしまう。街にあふれる看板やポスターや写真や音楽をそのまま残してユウの魂は東京上空へと舞い上っていってしまった。広告代理店の担当雨宮文夫や白雪たちは、事故をひたすら隠してキャンペーンを続けることにし、後始末に奔走する。一方、天国に昇ったユウは、白雪とウリ二つの死神コオロギをしっかりだまして地上に舞い戻った。しかも、事故の知らせを聞いて右往左往している文夫のマンションに現われたのだった。唖然としてうろたえる文夫。ユウはユウで戻ったものの、自分はもう死んでいることになっているのだ。家にも帰れず、学校にも行けない。文夫は、そんなどこにも帰れないユウと同居しながら、ユウの事故死の後始末をするはめになってしまうのだった。ちょうどそのころ、だまされたと知ったコオロギは、ユウに付きまといながら、あの世へ連れ戻そうと説得したり、おどしたりと奮闘するのだった。それでもユウはけなげに、新しい自分として一から生きてゆこうと頑張るのである。文夫はそんなユウがいじらしくなってきた。このままユウを抹殺してしまうのが耐えられなくなってくるのだった。文夫は、死んだはずのユウを白雪の所へ連れて、茫然とする白雪に、事故現場の写真と引き換えにユウのキャンペーンを続行させる取り引きをもちかけるのだった。その夜、やっと自分を取り戻したことを感じたユウは天国に行くことを決心し、コオロギと共に東京上空を舞い上っていくのだった。

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作品データ

製作年 1990年
製作国 日本
配給 松竹
上映時間 109
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スタッフ

監督 相米慎二
脚本 榎祐平
企画 宮坂進
プロデューサー 海野義幸安田匡裕
撮影 稲垣涌三
美術 小川富美夫
音楽 村田陽一小笠原みゆき
音楽プロデューサー 安室克也
主題歌 井上陽水
録音 野中英敏
照明 熊谷秀夫
編集 北沢良雄
助監督 細野辰興
スチール 安保隆堂地勝巳

キャスト

雨宮文夫 中井貴一
神谷ユウ 牧瀬里穂
コオロギ 笑福亭鶴瓶
白雪恭一 笑福亭鶴瓶
田中郁子 毬谷友子
早瀬俊夫 出門英
和田毅 竹田高利
橋本勝 藤村俊二
中野豊 工藤正貴
川村 谷啓
雨宮武夫 三浦友和
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