Movie Walker Top > 作品を探す > あらくれ(1957)
1957年5月22日公開
日本自然主義文学の代表者、徳田秋声が大正四年発表した同名の原作より「夜間中学」の水木洋子が脚色、「流れる」の成瀬巳喜男が監督した文芸篇。撮影は「大安吉日」の玉井正夫。主演は「雲の墓標より 空ゆかば」の高峰秀子、「花は嘆かず(1957)」の上原謙、「人間魚雷出撃す」の森雅之、「雪国(1957)」の加東大介、「多情仏心」の三浦光子。ほかに東野英治郎、岸輝子、宮口精二、志村喬、丹阿弥谷津子、仲代達矢など。
あらくれ(1957) 映画のストーリー
映画のストーリー結末の記載を含むものもあります。
お島は庄屋の娘だが、子供の時から農家に貰われ、結婚話をいやがって東京に逃げ出して来た。植源の世話で神田にある罐詰屋の若主人鶴さんの後妻になるが、女出入のはげしい主人と、気の強いお島との間には悶着がたえない。遂に腕力沙汰の大喧嘩の果て彼女は腹の児を流して家を出た。落着いたのは、草深い寒村の旅館浜屋。そこの女中となったのである。胸を病んだ妻と別居している旅館の若旦那は、彼女に想いをよせて関係を結ぶが、細君が回復して戻って来るとなれば、また家を出なければならぬ。東京へ帰って洋服店につとめるようになった。そのうち、同業の職人小野田を知り、ミシンを習って下谷に店をもつ。小野田は怠け者だが、勝気なお島によって、どうやら商売も軌道に乗るようになった。しかしやがて小野田の父が同居するようになると、酒飲みの老人には嫁の性格が気にくわぬ。再びゴタゴタが絶えなかった。その時、病気になった浜屋が上京して来る。お島は本郷に店をかまえ、だんだん繁昌するが、夫は仕事一方の妻が気に入らない。植源の娘おゆうを囲うようになった。その頃、病が重くなった浜屋が死んだ。暗い気持にとらわれたお島は、夫とおゆうが会っている現場をおさえ、物干竿で二人の間にあばれ込む。小野田は雨の中を逃げ出して行った。勝気で、向意気の強いお島は、男にほだされる情の詭さによって、いつまでも不幸だった。
キャスト
| お島 | 高峰秀子 |
|---|---|
| 鶴さん | 上原謙 |
| 浜屋 | 森雅之 |
| 小野田 | 加東大介 |
| お島の父 | 東野英治郎 |
| お島の母 | 岸輝子 |
| お島の兄・壮太郎 | 宮口精二 |
| お島の姉・おすず | 中北千枝子 |
| お島の養父・喜助 | 坂本武 |
| お島の養母・おとら | 本間文子 |
| 作太郎 | 谷晃 |
| 植源の隠居 | 林幹 |
| 植源の隠居の息子・房吉 | 田中春男 |
| おゆう | 三浦光子 |
| 浜屋の妻・お君 | 千石規子 |
| 浜屋の子供・絹子 | 中村葉子 |
| 浜屋の子供・正夫 | 平兮淳司 |
| 浜屋の爺さん | 横山運平 |
| 精米所の主人 | 志村喬 |
| おしん | 清川玉枝 |
| 温泉宿の主人 | 中村是好 |
| 温泉宿の主人のお上さん・さと | 音羽久米子 |
| お島の伯母 | 沢村貞子 |
| 小野田の父・金七 | 高堂国典 |
| 印刷屋のお上さん・おとく | 賀原夏子 |
| お花の師匠 | 丹阿弥谷津子 |
| 木村 | 仲代達矢 |
| 髪結 | 出雲八重子 |
| 小僧順吉 | 三浦常男 |
| 駄菓子屋のお爺さん | 左卜全 |
| 駄菓子屋のお婆さん | 馬野都留子 |
| 芝の店の職人 | 佐田豊 |
| 根津の店の職人 | 大村千吉 |
| 学校の門番 | 沢村いき雄 |
(c)キネマ旬報社
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